フェイトトリップ ~才能の統べる世界~
第16話 牛乳
みなさんこんにちは、サニィです。
おたんじょうびにルカさんにつえをもらったですけど、ぜんぜんまほーがつかえません、、
なんでかな~、、
2018年  3月23日  金曜日  朝
今日もいつものように食堂に集まって朝食を食べる城の住人達。今日の朝食は、比較的高い頻度で出てくる目玉焼きベーコンとキャベツのサラダに食パン、大人には珈琲、そして子供には牛乳の計四品だ。
サニィと雪は、空の食器と牛乳に満たされたコップを前に、苦い顔をしていた。
「…ゆき、」
「…何?」
「…ぎゅーにゅー。」
「…牛乳がどうかしたの?」
サニィは牛乳の入った自分のコップを、気まずい顔をして雪の方に押した。それを、雪は無言で押し返した。
「…だめ…?」
涙目のサニィ。喧嘩している訳ではないが、決して雪と目を合わせようとはしない。
「…駄目、、」
そんなサニィを見て雪は、涙を滝のように流しながらそう言い、自然とサニィのコップを手に取ると、中に入っている牛乳を、泣きながら飲んでいた。
「ゴクゴク…ぷはっ…ぅー、、」
雪は牛乳を飲み干すと、机の上にバタンと倒れ込んだ。
「ゆ、ゆき、ありが……あ、」
雪は、ピクリとも動かなくなっていた。
「…し、しんでる…」
牛乳の出た朝は、ほぼ毎日この調子。
おたんじょうびにルカさんにつえをもらったですけど、ぜんぜんまほーがつかえません、、
なんでかな~、、
2018年  3月23日  金曜日  朝
今日もいつものように食堂に集まって朝食を食べる城の住人達。今日の朝食は、比較的高い頻度で出てくる目玉焼きベーコンとキャベツのサラダに食パン、大人には珈琲、そして子供には牛乳の計四品だ。
サニィと雪は、空の食器と牛乳に満たされたコップを前に、苦い顔をしていた。
「…ゆき、」
「…何?」
「…ぎゅーにゅー。」
「…牛乳がどうかしたの?」
サニィは牛乳の入った自分のコップを、気まずい顔をして雪の方に押した。それを、雪は無言で押し返した。
「…だめ…?」
涙目のサニィ。喧嘩している訳ではないが、決して雪と目を合わせようとはしない。
「…駄目、、」
そんなサニィを見て雪は、涙を滝のように流しながらそう言い、自然とサニィのコップを手に取ると、中に入っている牛乳を、泣きながら飲んでいた。
「ゴクゴク…ぷはっ…ぅー、、」
雪は牛乳を飲み干すと、机の上にバタンと倒れ込んだ。
「ゆ、ゆき、ありが……あ、」
雪は、ピクリとも動かなくなっていた。
「…し、しんでる…」
牛乳の出た朝は、ほぼ毎日この調子。
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