世界の破壊を阻止せよ[運命を握るのは幼女?!]
ワルツ1
 耳に柔らかなメロディが滑り込んできた。
 音の主を確認せずとも包み込むような調べはあの方にしか出せない。
 4分の3拍子はどこか切なげで、それでいてしっかりと奏でられている。
 幾人かの騎士が、是非とも演奏を拝聴したいと雑談しているのを聴いたことがあるが、             大勢の前で弾くのは照れてしまうのだとローゼ嬢から伺っている。
 城での生活に戸惑い、寂しそうにしていたところ、フランツ国王の勧めもあって、ヴァイオリンを練習すると、あっという間に上達されたとお聴きした。きっと、何をするにも素質がおありなのだろう。
 何に思いを馳せ、心音(メロディ)を紡ぎだしているのだろう。それすらも知りたいと思ってしまう。
 きっとあの場所で弾かれているだろう。お邪魔にならないだろうか。
 思慮するも、自然に足は向かっていた。
 音の主を確認せずとも包み込むような調べはあの方にしか出せない。
 4分の3拍子はどこか切なげで、それでいてしっかりと奏でられている。
 幾人かの騎士が、是非とも演奏を拝聴したいと雑談しているのを聴いたことがあるが、             大勢の前で弾くのは照れてしまうのだとローゼ嬢から伺っている。
 城での生活に戸惑い、寂しそうにしていたところ、フランツ国王の勧めもあって、ヴァイオリンを練習すると、あっという間に上達されたとお聴きした。きっと、何をするにも素質がおありなのだろう。
 何に思いを馳せ、心音(メロディ)を紡ぎだしているのだろう。それすらも知りたいと思ってしまう。
 きっとあの場所で弾かれているだろう。お邪魔にならないだろうか。
 思慮するも、自然に足は向かっていた。
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