世界の破壊を阻止せよ[運命を握るのは幼女?!]
エンゲル・ローゼ嬢3
 チュチュ 
「まあ!!お名前を教えてちょうだい」
 清らかな風とともに鈴音が運ばれてきたようだ。
 思いがけないお客様に自然と綻んだ。
 小窓で幸を運ぶと言い伝えられている幻の小鳥【グナーデ】が羽繕いをしている。
 古くからシュトルツ城を囲む雄大な樹木地帯【ハイリヒトウーム】に生息しており、その存在は王族でもめったに御目にかかれない。
 その恩恵は、豊穣・繁栄だけでなく迷いし者を光へ導くとも云われ、勝負前に見ると縁起が良い。
 ムートが瞳を輝かしながら先に話してくれた事を思い出す。
 お部屋のたくさんある書物の中から選んで、絵を描きながら教えてくれた。文字が苦手な私でも楽しく伝説を知ることができた。 
 グナーデの【ムート】はこの城が気に入っており、時々遊びに来たいと言った。勿論大歓迎だ。
「またいつでもいらっしゃいね。」
虹色の来客はパタパタと飛び立っていった。
背の凛々しさが「誰か」と重なる。
「まあ!!お名前を教えてちょうだい」
 清らかな風とともに鈴音が運ばれてきたようだ。
 思いがけないお客様に自然と綻んだ。
 小窓で幸を運ぶと言い伝えられている幻の小鳥【グナーデ】が羽繕いをしている。
 古くからシュトルツ城を囲む雄大な樹木地帯【ハイリヒトウーム】に生息しており、その存在は王族でもめったに御目にかかれない。
 その恩恵は、豊穣・繁栄だけでなく迷いし者を光へ導くとも云われ、勝負前に見ると縁起が良い。
 ムートが瞳を輝かしながら先に話してくれた事を思い出す。
 お部屋のたくさんある書物の中から選んで、絵を描きながら教えてくれた。文字が苦手な私でも楽しく伝説を知ることができた。 
 グナーデの【ムート】はこの城が気に入っており、時々遊びに来たいと言った。勿論大歓迎だ。
「またいつでもいらっしゃいね。」
虹色の来客はパタパタと飛び立っていった。
背の凛々しさが「誰か」と重なる。
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