隻眼の賢者
十八話 圧倒的力
魔王とアルフェリスが会場に居る全員に挨拶が終わった。
「今から我が娘アルフェリスの婚約者を発表する!」
「「「「おぉ!!!!!」」」」
会場に居るほとんどの人が声を上げる。
「我になる事は目に見えている」
なんか隣の10歳位の貴族がそんな事をドヤ顔で言っている••••••。しかも結構大きな声で。周りの奴も「おぉ」とか言っているし。アルフェリスをこの貴族に押し付けて逃げようかな?
「アルフェリスの婚約者は」
ほとんど全員が息を飲む。
「ナルキ殿!前へ来てくれ」
「「「「え••••••」」」」
ですよね〜。隣の貴族に逆恨みされそうで怖い••••••。
俺は仕方なく魔王とアルフェリスの下まで歩いて行った。
「なんで!?そんなひ弱そうな奴が次代魔王なんだ!」
え••••••。魔王!?そんなの聞いてない!魔王絶対隠してたな••••••。
「おい。お前!アルフェリスの婚約者を賭けて我と決闘しろ!」
どんなけ魔王になりたいんだよ••••••。アルフェリスを見てみると怒りを全力で抑えてるように見える••••••。負けたらアカン奴や。
「良いですけど••••••。俺はアルフェリスとの婚約を賭けるけれども、お前は何を賭けるんだ?」
「我、ライアン公爵家の金銭の5割くれてやろう」
結構自信があるんだな〜。まぁ。神眼で見た感じ俺より弱いけど。
「で、決闘は何処でやる?ここは不味いよね」
「傭兵所で今から行う!」
「良いの?お前武器とか持ってきて無いだろう?」
「我はアイテムボックスが使える!」
「あ、そう?」
「我は先に向かうとする。逃げずに来るんだぞ!!」
ライアン公爵は王城から出ていった。
「そういえばなんでそこの三人は止めてくれないんだ?」
俺は師匠と魔王、アルフェリスを見た。
「いやナルキ殿が負けると思わなかったからだ」
「はぁ〜」
俺は決闘会場である傭兵所まで転移した。
「あ、マーレさんこんばんは~」
傭兵所の前には今は女騎士団長であるマーレが居た。
「お久しぶりです、ナルキ様。こちらにあるコロッセオで決闘をすると聞いたので待っておりました」
「ありがとう」
俺は傭兵所にあるコロッセオの中に入った。
観客席には兵士や騎士、貴族達ででいっぱいだった。貴族達は一体どうやって来たんだ?多分師匠の転移魔法かな?
「よくぞ、逃げずに来たな」
コロッセオの中央に居たライアン公爵は槍を持っていた。
「売られた喧嘩は買わないと見下されるから」
「ただいまよりライアン公爵家長男アダムス様対アルフェリス様の婚約者ナルキ様の決闘を始める」
マーレが決闘の狼煙を上げる。
「「「「「おぉ!!!!!!」」」」」
「ルールはありありで良いんだな?」
「無論」
俺はアイテムボックスから千変万化を取り出した。
「なんだその剣は炭でも塗っているのか?さすが平民」
たまたま、この色になっただけだけど。
「いつでもどうぞ」
「では、参る」
アダムスは槍を投擲した。その槍は放物線を描きながら俺に当たったが変幻自在によって防がれた。
「こんなけ?」
「チッ!『アイスランス』」
アダムスは氷属性の魔法のアイスランスを放ったがそれも変幻自在によって防がれた。
「そろそろ良い?」
「クソ!!こうなったら『我は魔を従える者。汝、我に力を。サモンデーモン』」
「おぉ。久しぶりの地上だ」
アダムスは全魔力を使ってデーモンを召喚した。悪魔って居るんだな••••••。とりあえず危ないと思うから殺すか。
「『シャドウバインド』」
俺はアダムスとデーモンを闇属性の魔法で捕縛した。そして俺は千変万化に魔力を込めて槍をイメージした。
「グァ。なんだこれは••••••」
千変万化は返しが沢山付いた槍となりデーモンの胸に突き刺さった。
「まだ生きてる••••••。どんなけ生命力あるんだよ。まぁ魔法の練習にはちょうど良いかな」
「こ、降「『サイレント』」••••••!?」
アダムスが降参と言おうとしたので無音魔法で声が出ないようにした。
「まだまだ、付き合ってもらうよ。試したい魔法があるし」
俺はアダムスとデーモンに魔法を撃ちまくった。死にそうになったら回復魔法で癒やしてまた魔法を撃ちまくる。多分、精神的に死んだな。
「成輝君••••••。そろそろ良いんじゃない?」
いつの間にか隣まで来ていた師匠が俺を止めた。少し引いていたが••••••。
「まぁ。沢山魔法撃てたし、色々と新しい魔法のアイディアも浮かんだから良いかな」
「しょ、勝者ナルキ様!」
「「「「おおおおおおおお!!!!!」」」」
結構ゲスい事したと思うけど、結構歓声が上がったな。
「そういえば、このデーモン消していい?」
「いいんじゃない?でもなかなか死なないよ」
「試したい魔法があるから。全てを暗いつくせ『グラトニー』」
俺は物理化学魔法の『グラビティ』の強化版『ブラックホール』と闇属性の魔法『シャドウイーター』の混合魔法をデーモンに向けて撃った。
「細胞一つすら残ってないな••••••」
「あの〜。ナルキ様。すでにトウカ様を超えているような気がするんですが••••••」
この魔法を見たマーレが聞いてくる。
「全体的に師匠には勝ってる。それに今は師匠と同じ賢者だし」
「なるほど••••••。トウカ様!頑張ってください!応援しています」
マーレは少し拗ねていた師匠を一生懸命励ましていた。
「今から我が娘アルフェリスの婚約者を発表する!」
「「「「おぉ!!!!!」」」」
会場に居るほとんどの人が声を上げる。
「我になる事は目に見えている」
なんか隣の10歳位の貴族がそんな事をドヤ顔で言っている••••••。しかも結構大きな声で。周りの奴も「おぉ」とか言っているし。アルフェリスをこの貴族に押し付けて逃げようかな?
「アルフェリスの婚約者は」
ほとんど全員が息を飲む。
「ナルキ殿!前へ来てくれ」
「「「「え••••••」」」」
ですよね〜。隣の貴族に逆恨みされそうで怖い••••••。
俺は仕方なく魔王とアルフェリスの下まで歩いて行った。
「なんで!?そんなひ弱そうな奴が次代魔王なんだ!」
え••••••。魔王!?そんなの聞いてない!魔王絶対隠してたな••••••。
「おい。お前!アルフェリスの婚約者を賭けて我と決闘しろ!」
どんなけ魔王になりたいんだよ••••••。アルフェリスを見てみると怒りを全力で抑えてるように見える••••••。負けたらアカン奴や。
「良いですけど••••••。俺はアルフェリスとの婚約を賭けるけれども、お前は何を賭けるんだ?」
「我、ライアン公爵家の金銭の5割くれてやろう」
結構自信があるんだな〜。まぁ。神眼で見た感じ俺より弱いけど。
「で、決闘は何処でやる?ここは不味いよね」
「傭兵所で今から行う!」
「良いの?お前武器とか持ってきて無いだろう?」
「我はアイテムボックスが使える!」
「あ、そう?」
「我は先に向かうとする。逃げずに来るんだぞ!!」
ライアン公爵は王城から出ていった。
「そういえばなんでそこの三人は止めてくれないんだ?」
俺は師匠と魔王、アルフェリスを見た。
「いやナルキ殿が負けると思わなかったからだ」
「はぁ〜」
俺は決闘会場である傭兵所まで転移した。
「あ、マーレさんこんばんは~」
傭兵所の前には今は女騎士団長であるマーレが居た。
「お久しぶりです、ナルキ様。こちらにあるコロッセオで決闘をすると聞いたので待っておりました」
「ありがとう」
俺は傭兵所にあるコロッセオの中に入った。
観客席には兵士や騎士、貴族達ででいっぱいだった。貴族達は一体どうやって来たんだ?多分師匠の転移魔法かな?
「よくぞ、逃げずに来たな」
コロッセオの中央に居たライアン公爵は槍を持っていた。
「売られた喧嘩は買わないと見下されるから」
「ただいまよりライアン公爵家長男アダムス様対アルフェリス様の婚約者ナルキ様の決闘を始める」
マーレが決闘の狼煙を上げる。
「「「「「おぉ!!!!!!」」」」」
「ルールはありありで良いんだな?」
「無論」
俺はアイテムボックスから千変万化を取り出した。
「なんだその剣は炭でも塗っているのか?さすが平民」
たまたま、この色になっただけだけど。
「いつでもどうぞ」
「では、参る」
アダムスは槍を投擲した。その槍は放物線を描きながら俺に当たったが変幻自在によって防がれた。
「こんなけ?」
「チッ!『アイスランス』」
アダムスは氷属性の魔法のアイスランスを放ったがそれも変幻自在によって防がれた。
「そろそろ良い?」
「クソ!!こうなったら『我は魔を従える者。汝、我に力を。サモンデーモン』」
「おぉ。久しぶりの地上だ」
アダムスは全魔力を使ってデーモンを召喚した。悪魔って居るんだな••••••。とりあえず危ないと思うから殺すか。
「『シャドウバインド』」
俺はアダムスとデーモンを闇属性の魔法で捕縛した。そして俺は千変万化に魔力を込めて槍をイメージした。
「グァ。なんだこれは••••••」
千変万化は返しが沢山付いた槍となりデーモンの胸に突き刺さった。
「まだ生きてる••••••。どんなけ生命力あるんだよ。まぁ魔法の練習にはちょうど良いかな」
「こ、降「『サイレント』」••••••!?」
アダムスが降参と言おうとしたので無音魔法で声が出ないようにした。
「まだまだ、付き合ってもらうよ。試したい魔法があるし」
俺はアダムスとデーモンに魔法を撃ちまくった。死にそうになったら回復魔法で癒やしてまた魔法を撃ちまくる。多分、精神的に死んだな。
「成輝君••••••。そろそろ良いんじゃない?」
いつの間にか隣まで来ていた師匠が俺を止めた。少し引いていたが••••••。
「まぁ。沢山魔法撃てたし、色々と新しい魔法のアイディアも浮かんだから良いかな」
「しょ、勝者ナルキ様!」
「「「「おおおおおおおお!!!!!」」」」
結構ゲスい事したと思うけど、結構歓声が上がったな。
「そういえば、このデーモン消していい?」
「いいんじゃない?でもなかなか死なないよ」
「試したい魔法があるから。全てを暗いつくせ『グラトニー』」
俺は物理化学魔法の『グラビティ』の強化版『ブラックホール』と闇属性の魔法『シャドウイーター』の混合魔法をデーモンに向けて撃った。
「細胞一つすら残ってないな••••••」
「あの〜。ナルキ様。すでにトウカ様を超えているような気がするんですが••••••」
この魔法を見たマーレが聞いてくる。
「全体的に師匠には勝ってる。それに今は師匠と同じ賢者だし」
「なるほど••••••。トウカ様!頑張ってください!応援しています」
マーレは少し拗ねていた師匠を一生懸命励ましていた。
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