隻眼の賢者
十五話 千変万化と変幻自在
ゴブリン討伐の後、俺は「ゴブリンの大群を一撃で全滅させた英雄!」として扱われた。さらに冒険者ランクAになっていた。ただ魔法を一発撃ち込んだだけなのに••••••。
「師匠••••••あまり王都に行きたくないです」
あまり、目立ちたくない••••••。特にアルフェリスには••••••。絶対調子にのるから。
「そうだね••••••。じゃあ、回復魔法と時空魔法を教えるね。これを覚えるには結構時間がかかるからちょうどいいね。回復魔法は傷が癒えるのをイメージして『ヒール』って唱えてね。時空魔法は空間をイメージして『アイテムボックス』って唱えてね。呪縛魔法は明日、魔力付与と一緒に教えるから頑張ってね」
「『ヒール』」
なるほど、少しリラックスできる。
「『アイテムボックス』」
亜空間みたいなのが目の前に現れる。名前からしてアイテムが入れられるのだろう。
一日中、回復魔法と時空魔法を使い続けた。そしたら、二つともLvMAXになっていた。
「今日は魔力付与をやるよ。魔力付与とは、道具に付与したい魔法の魔法陣を書き込む事だよ」
じゃあ、なんで魔法を使う時魔法陣を書かなくて良いんだ?
「師匠!なんで、魔法を使う時に魔法陣が出るんですか?」
「それはね、人がイメージを元に勝手に魔法陣を作成するからだよ。何故か知らないけど反射的にやっちゃうんだって」
「魔法陣って意識して作れるの?」
「魔法陣の内容を理解できていればできるよ。でも、難しいよ」
なるほど、これで新しい魔法が創れそうだな。夢が広がる。
「それじゃあ、話を戻すけど今回は剣に生活魔法の『ファイア』を付与してもらうよ。やり方は自分が無意識に作った魔法陣を魔力紙に写してそれを魔力で剣に写すんだよ。こんなふうに」
師匠は魔法陣を展開させて、それを魔力紙に押し付けた。すると全く同じ魔法陣が魔力紙に写っていた。それを今度は剣に押し付けて魔力を流し、写した。剣の根本にはちゃんと魔法陣が刻まれていた。
おぉ!なるほど!
「それじゃあやってみて!」
う〜ん。どの魔法を付与しようかな?そうだ!高周波振動の魔法を創って付与しよう!剣を高速で振動させることによって普通より遥かな威力を出せる物だ。
「『バイブレーション』」
よし!できた!
「師匠?どうですか?」
「できたようだし、次は呪縛魔法をやろうか。呪縛魔法は魔力付与と同じ様付与するものだよ。魔力付与とは違うのが生き物にも邪を付与する事ができることだよ。僕の場合、その指輪だね」
師匠がニヤけている。絶対外してやるからな!
「それじゃあ、ダンジョンに行って覚えよう!『テレポート』」
その日の内に呪縛魔法はLvMAXになっていた。
次の日。
「良し。何か武防器を作るか••••••『アイテムボックス』」
俺は昨日、呪縛魔法を使って倒したスライムの山と色々な金属などを出した。
「それにしても凄いな••••••。スライムって魔力を通してイメージするだけで形が変わるんからな〜」
スライムは魔石と魔力を通しやすく形を変化させる事が出来る謎の液体又の名をスライムボディでできている。このスライムボディを使用した武器は俺の魔力を通す事によって結構強い武器になるだろう。
「どうやって原型を止めさせよう••••••」
これが一番の問題点。スライムボディは液体のため原型を止める事ができなかった。
「金属とくっつけてみよう!『フュージョン』」
俺が創った融合魔法で魔力を通しやすいミスリルとスライムボディを融合させてみた。できた黒色の金属はミスリルと同じくらいの硬さだった。金属に魔力を通して剣をイメージしてみるとシュッ!と音を立ててイメージしていた剣の形になった。名前は••••••千変万化にしとこう。
「適当にやったらなんか上手くいった••••••。こんな簡単に行くとは思ってもいなかった。よし!次は防具だ!」
次に融合させるのはアルミニウムである。この世界には作られていなかったがダンジョンでボーキサイト(酸化アルミニウムが入っている鉱石)が落ちていたので『アナリシス』でマグネシウムを取り出しておいた。マグネシウムは柔らかくて使いやすい。
「『フュージョン』」
アルミニウムとスライムボディでできた黒色の金属はアルミニウムと同じ様な感じになった。これに魔術師が着てそうな服をイメージして魔力を通すとバサッと音を立ててイメージ通りの服になった。名前は••••••変幻自在にしとこう。
「今度は魔力付与だね。千変万化には『バイブレーション』と『シャープネス』。変幻自在には『アンチマジック』と『アンチピジコール』、『アンチフォーリング』」
千変万化には高周波振動魔法と鋭利魔法を、変幻自在には魔法障壁魔法と物理障壁魔法、防汚魔法を付与してみた。
「師匠〜!新しい武器と防具ができました〜!」
俺は部屋からでて師匠に見せびらかした。
「お、カッコいいじゃん!どれどれ『神眼』。••••••ちょっとその武器と防具鑑定してみて••••••」
どうしたんだろう?
「『鑑定眼』」
•名前 千変万化
•攻撃力 魔力に比例
•耐久度 ∞
•能力 高周波振動 鋭利 防水 自己修復
•名前 変幻自在
•防御力 魔力に比例
•耐久度 ∞
•能力 魔法障壁魔法 物理障壁魔法 防汚 防水 自己修復
結構良いのができたな。
「なに頷いてるの!耐久度∞って神話級の武防具並に凄いんだよ!?」
こうして俺は多分世界最強の武防具を手に入れた
「師匠••••••あまり王都に行きたくないです」
あまり、目立ちたくない••••••。特にアルフェリスには••••••。絶対調子にのるから。
「そうだね••••••。じゃあ、回復魔法と時空魔法を教えるね。これを覚えるには結構時間がかかるからちょうどいいね。回復魔法は傷が癒えるのをイメージして『ヒール』って唱えてね。時空魔法は空間をイメージして『アイテムボックス』って唱えてね。呪縛魔法は明日、魔力付与と一緒に教えるから頑張ってね」
「『ヒール』」
なるほど、少しリラックスできる。
「『アイテムボックス』」
亜空間みたいなのが目の前に現れる。名前からしてアイテムが入れられるのだろう。
一日中、回復魔法と時空魔法を使い続けた。そしたら、二つともLvMAXになっていた。
「今日は魔力付与をやるよ。魔力付与とは、道具に付与したい魔法の魔法陣を書き込む事だよ」
じゃあ、なんで魔法を使う時魔法陣を書かなくて良いんだ?
「師匠!なんで、魔法を使う時に魔法陣が出るんですか?」
「それはね、人がイメージを元に勝手に魔法陣を作成するからだよ。何故か知らないけど反射的にやっちゃうんだって」
「魔法陣って意識して作れるの?」
「魔法陣の内容を理解できていればできるよ。でも、難しいよ」
なるほど、これで新しい魔法が創れそうだな。夢が広がる。
「それじゃあ、話を戻すけど今回は剣に生活魔法の『ファイア』を付与してもらうよ。やり方は自分が無意識に作った魔法陣を魔力紙に写してそれを魔力で剣に写すんだよ。こんなふうに」
師匠は魔法陣を展開させて、それを魔力紙に押し付けた。すると全く同じ魔法陣が魔力紙に写っていた。それを今度は剣に押し付けて魔力を流し、写した。剣の根本にはちゃんと魔法陣が刻まれていた。
おぉ!なるほど!
「それじゃあやってみて!」
う〜ん。どの魔法を付与しようかな?そうだ!高周波振動の魔法を創って付与しよう!剣を高速で振動させることによって普通より遥かな威力を出せる物だ。
「『バイブレーション』」
よし!できた!
「師匠?どうですか?」
「できたようだし、次は呪縛魔法をやろうか。呪縛魔法は魔力付与と同じ様付与するものだよ。魔力付与とは違うのが生き物にも邪を付与する事ができることだよ。僕の場合、その指輪だね」
師匠がニヤけている。絶対外してやるからな!
「それじゃあ、ダンジョンに行って覚えよう!『テレポート』」
その日の内に呪縛魔法はLvMAXになっていた。
次の日。
「良し。何か武防器を作るか••••••『アイテムボックス』」
俺は昨日、呪縛魔法を使って倒したスライムの山と色々な金属などを出した。
「それにしても凄いな••••••。スライムって魔力を通してイメージするだけで形が変わるんからな〜」
スライムは魔石と魔力を通しやすく形を変化させる事が出来る謎の液体又の名をスライムボディでできている。このスライムボディを使用した武器は俺の魔力を通す事によって結構強い武器になるだろう。
「どうやって原型を止めさせよう••••••」
これが一番の問題点。スライムボディは液体のため原型を止める事ができなかった。
「金属とくっつけてみよう!『フュージョン』」
俺が創った融合魔法で魔力を通しやすいミスリルとスライムボディを融合させてみた。できた黒色の金属はミスリルと同じくらいの硬さだった。金属に魔力を通して剣をイメージしてみるとシュッ!と音を立ててイメージしていた剣の形になった。名前は••••••千変万化にしとこう。
「適当にやったらなんか上手くいった••••••。こんな簡単に行くとは思ってもいなかった。よし!次は防具だ!」
次に融合させるのはアルミニウムである。この世界には作られていなかったがダンジョンでボーキサイト(酸化アルミニウムが入っている鉱石)が落ちていたので『アナリシス』でマグネシウムを取り出しておいた。マグネシウムは柔らかくて使いやすい。
「『フュージョン』」
アルミニウムとスライムボディでできた黒色の金属はアルミニウムと同じ様な感じになった。これに魔術師が着てそうな服をイメージして魔力を通すとバサッと音を立ててイメージ通りの服になった。名前は••••••変幻自在にしとこう。
「今度は魔力付与だね。千変万化には『バイブレーション』と『シャープネス』。変幻自在には『アンチマジック』と『アンチピジコール』、『アンチフォーリング』」
千変万化には高周波振動魔法と鋭利魔法を、変幻自在には魔法障壁魔法と物理障壁魔法、防汚魔法を付与してみた。
「師匠〜!新しい武器と防具ができました〜!」
俺は部屋からでて師匠に見せびらかした。
「お、カッコいいじゃん!どれどれ『神眼』。••••••ちょっとその武器と防具鑑定してみて••••••」
どうしたんだろう?
「『鑑定眼』」
•名前 千変万化
•攻撃力 魔力に比例
•耐久度 ∞
•能力 高周波振動 鋭利 防水 自己修復
•名前 変幻自在
•防御力 魔力に比例
•耐久度 ∞
•能力 魔法障壁魔法 物理障壁魔法 防汚 防水 自己修復
結構良いのができたな。
「なに頷いてるの!耐久度∞って神話級の武防具並に凄いんだよ!?」
こうして俺は多分世界最強の武防具を手に入れた
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