隻眼の賢者

河野原ぺこ@垢停止中

十四話 ゴブリン討伐

 ゴブリン退治当日。

「師匠。俺はどうすれば良いですか?」

「この前創った魔法をぶっ放せばいいと思うよ」

 地形が変わりそうだけど良いかな?

「それじゃあ、行こうか!あ〜。楽しみだな〜。成輝君の勇姿」

 変な事言ってる。

「『テレポート』」

 『テレポート』先の門の前には沢山の冒険者と兵士が居た。

「賢者様のご登場だ!」

「「「「「おぉ!!!••••••••••••え?子供?」」」」」

 まぁ、賢者と知らない子供が一緒に居たらそうな反応になるよね?兵士達は知ってるぽいけど••••••。

「一昨日、ラッセルを吹っ飛ばした子供じゃない?」

 冒険者の中でも何か噂されてるのかな?

「久しぶり。ギルマスの仕事はどう?」

 師匠はギルドマスターに話をしにいった。

「この度はご協力感謝します。賢者様。そちらは?」

「あ、紹介してなかったね。僕の弟子の成輝君だよ。今回は成輝君一人にやってもらうよ」

「よろしくお願いします」

「「「「「え••••••」」」」」

 冒険者一同声を上げる。ツッコミどころが多いだろうな。

「大丈夫だよ。報酬は山分けするから。こっちはお金に困ってないしね」

「「「「「ふぅ」」」」」

 冒険者一同、安心した。そんなに報酬が良いのかな?

「だ、大丈夫なんでしょうか?」

「大丈夫大丈夫。成輝君の魔力量は僕をとっくに超えてるからね」

「「「「「え••••••」」」」」

 今度は兵士も声を上げた。そりゃそうだ。この国で一番強いかもしれない賢者を超える者がここに居るんだもん。

「師匠、殺りに行って良い?」

「良いよ。人の目は気にしなくていいからド派手にやっちゃって!」

「やった!」

 俺は身体強化魔法を使って森を目指して走って行った。

「「「「「はや!!!!」」」」」

 その場にほとんどが言った。

「あの〜。賢者様は行かなくてよろしいのでしょうか?」

 ギルドマスターは聞いた。

「大丈夫。成輝君の指輪には色々付与してあるからね。それと見に行きたいなら行っても良いけど成輝君から500メートルほど離れてね。巻き込まれるよ」

 ほとんどの冒険者と兵士は行った。どんなけ気になるのやら••••••。


◇◇◇


 索敵魔法を使ってみる。••••••ヤバくね?1万位居るんだけど••••••。まぁ、一瞬で塵になるんだけどね。ん?人が沢山こっちにやってくるな。冒険者達が見に来たのかな?これはカッコつけるところかな?

「『サクション』」

 今回は空気中の水と二酸化炭素、ガスを集めた。

「『アナリシス』」

 水は水素と酸素に、二酸化炭素は酸素と炭素に分解。ガスはそのまま。

「『ファイア』」

 それをゴブリンが沢山居る所に着弾させ引火させる!


 ドカ〜〜ン!!!!!


 この前のより大きなクレーターができた。上位種もまとめて灰にした。それに、遠くで見ていた者達は唖然としていた。俺は森に火が回りそうだから消しに行った。

「うん、全部塵になったね。それじゃあ『レイン』」

 俺はここら辺一帯に雨を降らせた。その後、師匠の所に帰る事にした。

「師匠、終わったよ」

「何体位居た?」

「1万位かな」

「「「「「いっ!?一万!?」」」」」

 その場に居た全員が口にする。まぁ、見えなかったもんねゴブリン。

「さっきの爆発は?」

「僕の弟子の魔法だよ。凄いでしょ!それより、成輝君••••••。ステータスヤバイ事になってるよ?特に魔力が••••••」

「え••••••。『ステータス』」


•名前 左馬 成輝
•種族 魔人 6歳
•職業 魔術師Lv52
•称号 転生者 賢者の弟子 ゴブリンスレイヤー


•生命力 73200/73200
•魔力 146960000000/147000000000
•攻撃力 53200
•防御力 86500


•スキル 算術Lv7 物理概念Lv7 生物学Lv3 家事Lv3 魔力操作LvMAX 魔力感知LvMAX 火魔法LvMAX 氷魔法LvMAX 水魔法LvMAX 風魔法LvMAX 土魔法LvMAX 光魔法LvMAX 闇魔法LvMAX 影魔法Lv1 雷魔法LvMAX 回復魔法Lv1 時空魔法Lv1 呪縛魔法Lv1 詠唱省略Lv2 多重魔法Lv1 剣術Lv4 大剣術Lv1 短剣術Lv1 細剣術Lv1 盾術Lv1 斧術Lv1 槍術Lv1 弓術Lv1 銃術Lv1

•エクストラスキル 言語理解LvMAX 鑑定眼LvMAX 魔力眼LvMAX 暗黒神の加護LvMAX 高速成長LvMAX 魔法創造Lv2


 魔力が1000億行っちゃた••••••。それにレベルが4倍になってるんだけど••••••。新しい称号も手に入ってる。あ、師匠超えたわ〜。

「「「「「今度一緒にパーティ組みませんか!!!!」」」」」

 冒険者達がいきなり迫って来る。

「ダメダメ!成輝君は僕のなんだから!」

 師匠の物でもないですよ。


 こうして、王都の危機はいとも簡単に去ったのであった。


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