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たしかにスキルは強いけど…!〜チートスキルにも欠点がある〜

甘夏はるか

プロローグ②〜とある狐と出会ったら〜

僕が5歳になる、誕生日の日のことだ。
(この世界では僕と言おうと思っている)

「いってきまーす!」

最近、僕の家の近くにある森で遊ぶのがマイブームであった。木に登ったり、虫を捕まえたり、動物と仲良くなったりもした。

「キョー!キョキョーー!!」 

この声は

「どうしたんだい?スバメ」

この小鳥はこの森の主である“ハイホーク”の子供だ。スバメってあだ名は、毛並みが黒くて、腹の部分は白く、ツバメそっくりだったからだ。

「キョキョキョ!キョー!キョー!」

(んーと?とりあえずついて行けばいいのかな?)

こうして、僕はスバメについていき、森の中心部まで来た。そこにはとても綺麗な池があった。

「すごーい。きれー」

「キョー!キョッ!キョッ!」

それは池のすぐよこにとても大きな木があった。
その木の幹に ─────────
                     

────血痕がついていた……

急いで木の裏側を見てみたら、傷だらけのそれは綺麗な狐がいた。いや、狐にしては大きすぎるし、尻尾も9本あ……る……?

あれ?この狐って、“九尾の狐”とかいう妖じゃなかったっけ?

そんなことよりまず止血だ!

「スバメ!止血のための薬草持ってきて!」

「キョー!」 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「あーして、こーして、あーやってー
できた!これでもう大丈夫だ!」

「キョーキョッ!」

よし、僕も役に立ったし、時間もあれだし帰ろうとした。

「僕、もう家に帰るね!スバメまたね」

「少しお待ちになられて」

とても綺麗な声にビックリして振り返った。

「助けてくれたことを感謝する。
わらわの名は“玉藻前”、まぁ“九尾の狐”とも呼ばれるの。」

あ、本当に“九尾の狐”だった。
   って、この世界って妖いるの?!
 
「そなたはなんという名じゃ?」 

「僕の名前はカナタ」

「カナタか、いい名前じゃの。
じゃが、まだカナタは幼い。
12歳になったらまた会おうぞ。その時にそなたに力をくれてやろう。」

ん?なんかいろいろありすぎてもうわかんない。まぁ、また会えるならいっか。

「うん!わかった!7年後の今日にまた会おうね!」

玉藻前はにこっと笑っていた。そして、

「コーーーーーン」

と言ったら一瞬で消えてしまった……

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これが僕と狐との出会いだった。
そして、この出会いが僕のステータスに関わるなんて一切考えていなかった……

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