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目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)

堀尾狸逢

2人でヴィランズだもの②

 「けれど、私には兄弟がいます。1人の妹と、2人の弟です。彼等の体はあまりに弱く、孤児院にいた時に売り物にならないと言われていた記憶があります。運良く私は買われましたが兄弟達が無事に引き取られたか情報もないので心配で心配で……」

 ぽろり、と涙が零れた。

 「お嬢様が子供市場に行くと言われて、私、嬉しくて……でも不安で……!」
 「大丈夫よマベル、きっと、きっと大丈夫よ」

 マベルの兄弟達はもう13歳以上だろう。子供市場に並んでいない子供は今の私にはどうすることも出来ない。でも、今苦しんでる子供を引き取ることは出来る。

 マベルの手をそっと握り、とんとんを背中を撫でた。

 「私がなんとかするわ。だって、だって……」

 ヴィランズになるんだもの。

 私一人悪役になってもただのヴィラン。私がなりたいのは優秀な手下兼友達を持ってる最高のヴィランズ。

 マベル、あなたと二人でヴィランズになるの。

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