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目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)

堀尾狸逢

決めたわ!最強のヴィランズになるの!②

思わず叫んでしまった。

「………………?」

マベルも目を丸くしてる。私もまさか声に出るとは思ってなかったからびっくり。

「お嬢様。奴隷、と言うのは……?」

嗚呼、そうだった。この世界には奴隷とか、捕虜とかの考え方が無いんだった。
戦争は無いし、どこかの国の領土を侵略するようなことも無い。

殺戮もないし、どこかの魔王に脅かされる日もない。平和そのもの。良心そのもので人間は作られている。それがこの世界。

だから私みたいな悪役令嬢は周りから浮いちゃうし、人に危害を加えようとしたならば即、大罪だ。

事前に犯罪の芽は摘まれる、そんな世界。私が今まで好き勝手できたのは屋敷内だけ、ヒステリックだったからだ。勿論外部にこの事が漏れれば私は牢獄に入れられるだろうけど。
ただ、奴隷という言葉が無くても、それに近いものがある。


聖クエントスの孤児院。通称、子供市場。孤児の引き取り、一人前に育てて兵士や女中として働けるようにしている、というのが売り文句だ。


実際は孤児を子供のいない夫婦へ売ったり、身の回りの世話をさせるために使用人を欲しがってる貴族に売ったり、ということを行っている。私の一家もマベルを子供市場で買ったのだ。

子供市場では毎日赤ん坊から6歳くらいの子供が売り出される。それよりも大きい子供はほとんど居ない。商品価値が無いから出していないのか、もしくは本当に育成をしているのかのどちらかだが、後者ではないだろう。


子供市場の規模は1つの国から孤児を引き取っているにしてはあまりにも小さすぎる・・・・・・から。

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