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目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)

堀尾狸逢

決めたわ!最強のヴィランズになるの!①

 何を隠そう、私はディズ〇ー作品のヴィランズが大好きなのだ。
 好きなものは覚えてるご都合脳みそだけど、やっぱり細胞に刻まれた嗜好は忘れないものなのかしら、なんてね。
 意地悪な姉、継母、ハデス、フック船長、アース〇、マレフィセ〇ト……。冷酷で残忍。でもユーモアのある手下を従えて、明確な目的の元主人公の邪魔をするヴィランズは私にとって、憧れだった。そんなヴィランズになりたいと思ってた時期もあったんじゃないかな。とにかくそれくらいにはヴィランズが大好きなのだ。

 そして私は今、悪役令嬢。しかも最期の姿まで知っているチート付き。これは正しい姿のヴィランズに導くしかないじゃん!?
 ちゃんと、私利私欲の為に悪逆非道の道を進むのよ!あ、ユーモラスに、ね。

 そうと決まればあとはヒロインに会うまでにしっかりキャラ付けしなきゃ。
 ただヒステリックに喚くだけじゃただのモブ。
 ちゃんと明確な目的を持って、そこに突き進まなきゃ。
 そうね、1番手っ取り早いのは世界征服とかビックに行くのが望ましいけど、生まれも育ちもそこそこ上流階級のお嬢様が考えるには野蛮すぎる。
 この時代に則るなら王子様との結婚かしら?ダメダメ。悪役令嬢としては上出来だけど、インパクトが足りない。
 意外性を突いて、尚且つ悪の道に走れる……。

 「……お嬢様、急に難しい顔をなされて悪巧みですか?」

 黙り込んだ私にマベルが怪訝な顔をする。
 ふと、マベルの顔を見る。
 ……そうよ!これだわ!!

 「私、世界で1番の奴隷商人になるわ!」

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