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目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)

堀尾狸逢

これは名案だわ!①

 いやいやいやいや?

 確かに見覚えがある。っていうか、ゲームそのものじゃない?
 マベル・カエラも名乗られた時ああ、だろうなと納得してしまった自分もいた。すんなりと事実を受け入れすぎているのはこのせいなのかな?

 確かに有名な映画やアニメ、ゲームの世界に入れたらいいなぁとは思っていたけど。思ってはいたけれど!!

 さすがに程度ってものがあるでしょ!?

 もしかしたら私の強い願望で意識が勝手にクリスティーナの中に入ってしまった……とか?有り得るのかなこれ。異世界転生なら有り得そうだけども。

 多分神様か誰かの手違いか、夢を見てるだけだろう。
 時間が経つにつれて鮮明に記憶が蘇る。っていってもプレイしてたゲームの記憶なんだけど。

 瞬間、雷が落ちたかのようにゲームのシナリオ(設定とかバックグラウンドとか)が蘇った。

 「……思い出した!」
 「随分と早い記憶の復帰ですね。嬉しいやら悲しいやら」

 マベルが残念そうに肩を竦めるけど(でもちょっと嬉しそう)、私にはめちゃめちゃ有難い情報だ。


 私――クリスティーナ・ジョアル・コレットはコレット家の長女であり、レイモンド・アース・コレット公爵の一人娘だ。年の離れた兄が1人居るが、今は趣味の鷹狩に夢中でいつも大体家を空けている。それで愛情がクリスティーナに偏ったってわけ。

 母親のジョアル・ユーリウス・コレットは2年前に流行病で亡くなっている。丁度思春期で喧嘩中に母親が体調を崩し、最期の姿を見ることなく、仲直りもすることなく、母親はこの世を去ってしまった。

 それから心が歪み、少しワガママだった性格がひねくれ、ヒステリックに喚き散らしたり、大胆に豪遊したりする、まるで絵に描いたような悪役令嬢にチェンジしてしまったというわけだ。

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