話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)

堀尾狸逢

気がついたら別の場所に飛ばされた①

「……ナ……ま。ク……ィーナおじょ……」

 遠くの方で女性の声が聞こえる。誰かの名前を呼んでいるみたいだ。

「クリス……お嬢……。クリスティーナお嬢様!」

 耳元で爆音で叫ばれた。いや、うるさいな!?
 誰よ、クリスティーナって。どこの国の人よ。私にはちゃんと別の名前があるんですけど! 

 ……。
 ……あれ? 私の名前、なんだっけ?

 クリスティーナではない事はわかるんだけど、本当の名前がわからない。っていうか、記憶があやふや。
 今まで何をしてきたとか、どこで生まれたとか、年齢とか、私のプロフィールがごっそりと頭の中から抜けてしまっている。日本語が話せるし、一般常識は(多分)覚えてるから生きてはいけると思うけど……。なんて事は後回しにして。

 今の現状は、何? どう間違っても私はクリスティーナでも、お嬢様でもない。人違いでもされたんだろうか? いやいや……。

「このまま起きなくてもいいのだけれど、それはそれで問題よね……。奥様といい、この屋敷は呪われているのね」


「目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く