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ただの村人が職業転生で神になる

タカラキョウタ

村人Xとノエモンの能力

「ゴソゴソ…」村人Xは何やら準備をしている。

「何をしてるんだ?早く戦おうよ〜」

神さまは卑劣な笑みを浮かべながらそう言った。

「準備できたので良いですよ!」

自信ありげに村人Xが言った

「ほう…なかなか良い目だ。だが、まだまだだな」

神さまは剣を二つ用意し、双剣の構えを取った。

「双剣か…きっと、大丈夫なはず…」

少し不安げな表情で村人は考えたが、すぐに構えた。

「やっぱり君は……神にはなれない。」

「?!」

少し取り乱したため村人Xは転倒したが、すぐに起き上がり構えた。

「少しは防ぐか…けど、君の体力では僕には及ばないね…」

「言いますね。でも、本当にそう思いますか?今の不意打ちを普通の人が食らったら間違いなく致命傷です。しかし、僕は平気でここに立っている。まぁ、この勝負は僕の方ですね。だって、神さまもう手ないですよ?」

神さまはポカーンとした顔でこちらを見ていたが、すぐに正気を取り戻してハッとした。なぜなら、本当に両腕綺麗に消えていたからだ。

「な、なぜ?!」

「簡単ですよ。神さまの双剣の構えは応用の構えではなく基本の構え。双剣の応用なら少し練習すれば神さまなら構えれるはずです。しかし、基本の構えだった。なぜなら初めて双剣を扱ったから。そうですよね?神さま」

「…君は、本物だね。君の心は純粋すぎるよ。この世の神はまだ神を譲ったことがないんだ。ん?って顔してるね〜譲ったことがないに引っかかるのはなぜか、教えてあげようか?」

村人Xはそのままの姿勢で神さまの話を聞くことにした。

「なぜ、譲ったことがないに引っかかる事が分かるのかなんて簡単だろう?何回この地に別のやつが来てもみんな同じところでつまずくのだもの。まぁ、話聞く前に死ぬ奴もいるけど〜」

村人Xはまだこの状況をよく理解できていないが、この神がかなりイカれていることだけは確かに分かった。

「続けるよ?まぁ、簡単に言えば俺はこの世で一番強いって事だよ。魔法も使えるし、剣術も使える。もちろんこの手だってすぐに蘇生できるよ〜」

「そして、もう一つ。君は僕との勝負に勝たなければ下界のものたちの記憶から存在自体が抹消されることも知っておいた方が良いかもね。この話を理解するにはの話だけど〜。」

村人Xは恐怖と何かがつながった感情がして、ハッとした。

自分たちの村の人たちがまるで初めてこの現象が起きたかのような反応をしたのもきっと、この神さまが記憶を抹消したからだろう。そこまで分かった途端にいきなり怒りが込み上げてきた。

「グッ…!ふざけやがって、こんな神さまらしからぬ行動をしているクズ神に俺らは守られてきたのか?そんな事で本当にいいのか?いや、良くない。こいつは今俺の手で絶対に抹殺しなければ。」

「なにその顔〜まじ笑えるんだが〜〜」

その神の発言によって村人Xの何かが壊れた。そして、その壊れた何かが暴走として姿を変えた。

そして、その危険を察知した神はすぐに相手の心の感情を無にする呪文を唱えたが、なにも反応はない。なんと、村人Xの暴走状態はもはや手がつけられないレベルまで上がっていたのだ。

「コ、コレハマズイ、コ、コロサレル」

神は動揺した表情で動けなくなった。

《ドーソサマラムトーポア》

その言葉を村人Xが発した瞬間だった。村人はの手にはかなり鍛えられた剣が握られていた。

「?!マ、マズイ。タ、ス、ケ、テ、」

何かを察知した神の動揺はかなり激しいものになりその場に座り込んだ。

《チズカイノミカ》

その言葉を発した瞬間何かとてつもない光とともに神はすでに消えていた。きっと、細胞の一つ残らず燃焼したのだろう。この暴走状態の村人Xが...。

そして、村人Xも全ての力を使い果たしたのかその場に寝転んでしまった。その一部始終を見ていた神の使いの美しい女性は唖然としていたが、すぐに村人Xの元に行き。蘇生させた。

しばらくして目が覚めた村人Xは「神との戦いがまだ終わっていない」と謎の発言をしたが、その場にいた神の使いの話により、安心したかのようにまた眠りについた。

そして眠りから覚めた村人Xは、いったん下界に帰ることになり、準備をし始めた。

そこにはかつて神を倒した剣もあったが、まさか自分が召喚したとは思っていないため「神の使いからのプレゼントだろう。」
と勝手に予想して持って帰る事にした。

そして、自分の元いた鏡の場所に行くと、誰もいなかった。

みんなは?あれ?と思っていると近くの森の中から「ガサゴソガサゴソ」と音をたてて出てきたのはなんと神魔獣フェンリルではないか!

「なんでこんな場所に神魔獣がいるんだ!」

と思いつつ、いつのまにか剣を構えていた。

しかし、剣を構えて少し立つと、「ちょっと待ったーーー!」と声がしたので神魔獣の上を見ると誰か人が乗っているではないか。

なんと、その正体がノエモンであった。

「ノ、ノエモン?!なんで神魔獣なんかに乗ってるんだ!消されるぞ?」と、恐る恐る村人Xが話すと…

「ん?村人Xじゃねーか!どこ行ってたんだよ〜!と普通に話し始めたからついに世界がいかれてしまったのかと思ったが、すぐに理解できた。というかそう思うしかなかった。」

そう、ノエモンはテイマーだから神魔獣を従えてしまったのだろう…と。

でも、ひとつ疑問があったからそれを聞いてみた。

「なぁ、ノエモン。君がテイマーになったから従えて乗っているのはわかるんだけど、どうして神魔獣なんかがこの村の近くにいるんだ?しかも神魔獣なんて迷信の中のサイハテの森に出てくる化け物じゃないか!そんなものどうしてこんな場所にいるんだよ!」

思ったことを全て口にした村人Xだったが、ノエモンはもっとよくわからないことを言った。

「なんか、村人Xが消えてしまった瞬間に爆風がしたんだ。それで、僕の目の前にはこのフェンリルがいて、急に話し始めたんだ。」

「お前と俺は契約を交わす。俺は未来が見える。勇者となる男。ノエモン。」って。

村人Xはいまいち理解できないようでポカーンとしていたが、すぐにフェンリルが話し始めた。

「あなたは!神様ではありませんか!どうか、殺さないでください。どうか私だけはお願いします。」

なぜ謝るのかわからないが、とにもかくにももう一つ重要な事があった。

「ん?神さまってどうゆう事だ?村人X?」

「俺にもわからないんだ。急に光に包まれたと思ったら天界に連れてかれて、そこで神さまと戦ったんだ。それで、戦ってる最中から記憶がないんだけど、神さまの使いからは、あなたが1代目の神様を倒しました。あなたはこれから2代目の神です。って言われたんだ。」

何も隠さず素直にノエモンに話した。

すると、ノエモンは…

「えーーーー!なんだよそれ、まるで村人Xが神になったような言い方じゃん!でも下界に戻されたならなれなかったんじゃないのか?」

と、すぐに聞き返したが、フェンリルから答えが返ってきた。

「あなたは神になっております。神様の加護をあなたは持っているのですから。そういうと、フェンリルは頭を下げてお辞儀した。」

「まじ、かよ。すげーよ!あー、驚きすぎて寿命縮まりそう。」

と、ノエモンは口走ったが、すぐに正気を取り戻して、話し出した。そういえば、クノイチリーダーはどこに行ったんだ?見てないか?

確かに、どこに行ったんだろう。他のみんなの居場所も全くわからない。

「もしかしたら他の場所で村を作っているかもしれない、立ち直りはみんな早いからね」

「とにかく今はみんなを探そう。まだそんなに時間は経っていないから近くにいるだろう。」

村人Xは冷静に話した。

「そうだな!俺らだけではさみしいもんなー」

村人Xは何かが違うと感じつつもみんなを探すことにした。

「おーい!みんなー!どこ行ったんだよー!出てこいよー!」

ノエモンは必死に叫んだが、誰も出てこない。

「少し場所を変えよう。もっと向こうの方にいる気がする。」

村人Xは何かを感じてノエモンにそう話した。

「お、おう。なんかあったのか?暗いぞ?」

「ああ、向こうの方から人の泣き声が聞こえる気がするんだ。」

「なんだって!すぐ行こう!」

そう言うとすぐに村人Xの言った方向へ走っていった。

「おい………」

続く

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