天災殺しの異世界無双
第32話 呼ばれた理由
*「それで、俺がここに呼ばれた理由は?」
「ああ、そうだったね。これを渡そうと思ってね」
席に座ったシエルは机の上に虹色に光るプレートと一枚の書類を取り出した。
「まず、こっちが君の冒険者としての身分証明になるギルドカードね」
「ギルドカード?」
「そう。街の門の検査の時とかに使うからなくさないようにね。あと、ランクごとに色が決められていてEランクとDランクは白、Cランクは銅、Bランクは銀、Aランクは金、Sランクはプラチナ、SSランクは虹って感じになっているんだ。君は今回SSランクから始めてもらう」
「SSランク…一番上からか。いいのか?俺新入りだぞ」
「まぁ、君のその実力だからね。よほどの馬鹿じゃない限り突っかからないでしょ」
「はぁ…」
(軽いな、この人)
「それにしても、光栄だね〜。生きてる内にSSランクの冒険者に会えるなんて」
「珍しいのか?」
「それはもうすごく珍しいよ。だって今までにSSランクになった冒険者なんて君を含めて三人しかいないし」
「へぇ〜。他の二人はどんな奴だったんだ?」
「え〜と…【『天災殺し』マヒロ】と【『聖天王』アルク】かな。マヒロはいろんな大陸で知られているけど、アルクは「伝説の冒険者」って言われてるくらいで、あんまり記録が残ってないからあんまり知ってる人はいないんじゃないかな」
「なるほど」
「まぁ、そういうことで、SSランクから頑張ってね。ということで一旦この話はおしまい。次は…ソフィア、説明お願い」
「はい。わかりました」
そう言うとシエルの横に座っていた受付嬢のソフィアがマガンの前に置いてあった書類の説明をし始める。
「この書類は冒険者の方々には必ず見てもらっているものです。まずは目を通してみてください」
「どれどれ…」
ソフィアの指示通りに書類を見ると、そこにはこのようなことが書いてあった。
ギルド誓約
1.ギルドの緊急招集時には必ず力を尽くすこと。
2.国からの依頼には必ず従うこと。
3.東西南北それぞれのギルドマスターに必ず従うこと。
4.ギルド内での暴力・窃盗の禁止。
5.これらの誓約を破り次第、ギルドカード剥奪および国より刑罰対象になる。
(ギルド内での決まり事か…)
マガンは書類を一通り読み終え、書類の一番下にある名前を記入する欄に自分の名前を書く。
「はい。ありがとうございます。これで私の方からは以上です」
「それじゃ、マガン君。冒険者ライフを楽しんでくれたまえ!」
シエルにそう言われた後、部屋から退出したマガンは今後もトラブルが起きそうだなと思い一人ため息をつくのだった。
「ああ、そうだったね。これを渡そうと思ってね」
席に座ったシエルは机の上に虹色に光るプレートと一枚の書類を取り出した。
「まず、こっちが君の冒険者としての身分証明になるギルドカードね」
「ギルドカード?」
「そう。街の門の検査の時とかに使うからなくさないようにね。あと、ランクごとに色が決められていてEランクとDランクは白、Cランクは銅、Bランクは銀、Aランクは金、Sランクはプラチナ、SSランクは虹って感じになっているんだ。君は今回SSランクから始めてもらう」
「SSランク…一番上からか。いいのか?俺新入りだぞ」
「まぁ、君のその実力だからね。よほどの馬鹿じゃない限り突っかからないでしょ」
「はぁ…」
(軽いな、この人)
「それにしても、光栄だね〜。生きてる内にSSランクの冒険者に会えるなんて」
「珍しいのか?」
「それはもうすごく珍しいよ。だって今までにSSランクになった冒険者なんて君を含めて三人しかいないし」
「へぇ〜。他の二人はどんな奴だったんだ?」
「え〜と…【『天災殺し』マヒロ】と【『聖天王』アルク】かな。マヒロはいろんな大陸で知られているけど、アルクは「伝説の冒険者」って言われてるくらいで、あんまり記録が残ってないからあんまり知ってる人はいないんじゃないかな」
「なるほど」
「まぁ、そういうことで、SSランクから頑張ってね。ということで一旦この話はおしまい。次は…ソフィア、説明お願い」
「はい。わかりました」
そう言うとシエルの横に座っていた受付嬢のソフィアがマガンの前に置いてあった書類の説明をし始める。
「この書類は冒険者の方々には必ず見てもらっているものです。まずは目を通してみてください」
「どれどれ…」
ソフィアの指示通りに書類を見ると、そこにはこのようなことが書いてあった。
ギルド誓約
1.ギルドの緊急招集時には必ず力を尽くすこと。
2.国からの依頼には必ず従うこと。
3.東西南北それぞれのギルドマスターに必ず従うこと。
4.ギルド内での暴力・窃盗の禁止。
5.これらの誓約を破り次第、ギルドカード剥奪および国より刑罰対象になる。
(ギルド内での決まり事か…)
マガンは書類を一通り読み終え、書類の一番下にある名前を記入する欄に自分の名前を書く。
「はい。ありがとうございます。これで私の方からは以上です」
「それじゃ、マガン君。冒険者ライフを楽しんでくれたまえ!」
シエルにそう言われた後、部屋から退出したマガンは今後もトラブルが起きそうだなと思い一人ため息をつくのだった。
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