話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

天災殺しの異世界無双

マシュまろ

第9話 はじめてのお買い物

*「おお〜!これはすごい!」

門からファルシニアの街に入ったマガンは感動の声を上げた。門から出た先には様々な種類の店があり、街の奥へと続く白いレンガで作られた大通りは人と屋台で賑わっており、街の中央と思われる場所には大きな城が建てられていた。

(前の世界ではまさに夢物語だと思っていたけど、現実になると、感動モノだな!)

そんな風にマガンが周りを見渡していると、横でカリンがふふっと笑っていた。

「なんか変なことでもあったか?」
「いやね、お兄さんが少し子供っぽくて」
「あはは。まぁ…仕方ないんだよなぁ。俺がいた所ってこんな場所無かったし」
「へぇー…そうなんだ。ねぇ、お兄さんってどこから来たの?」
「…日本って国から来たんだ」
「『ニホン』?聞いたことない国だね」
「だろうな…って、カリン。お前、俺と話してていいのか?」
「ああ!!」

マガンに言われてカリンはハッとなって大通りに走っていく。

「ありがとう!お兄さん!それじゃあね〜!」
「ああ、転ぶなよ〜!」

マガンはカリンが大通りの中に入って行くのを見てから自分もその中に入っていくのだった。

*大通りには本当に沢山の屋台が立ち並んでいた。中には前の世界では見たことの無いようなものも沢山あった。

「何食べようかな〜♪」

歩く先々にあるものすべてに興味を引かれる中、マガンは近くにあったいい匂いのする屋台に向かった。近くに行くと、どうやら肉を刺した串を焼いているらしく、鉄板で肉を焼く音と共に肉が焼けるいい匂いが辺りに広がっていた。たまらずマガンは肉を焼く店主に声をかけた。

「すいません。1つください」
「はいよ!1つ10マリスね!」
「安っ!」

串を受け取りつつ、串の安さにビックリするマガンは屋台の店主に金貨を渡し、お釣りを貰いながら大ぶりの肉が刺さった串にかぶりつく。肉は柔らかく、噛めば噛むほど味が出る極上の肉だった。

「これ、すごくうまいな…なんの肉?」
「この肉かい?この肉は今朝冒険者が倒したオークの肉だよ」
「オーク…こんなにうまいんだな」
(というか、オークいるんだ。見てみたいな…)

そんな事を思いながらマガンは屋台を後にした。











「天災殺しの異世界無双」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く