俺の彼女は学園のアイドル!?

大根おろし

番外 ポッキーとプリッツの日

〜蓮と理香〜
突然だけど、11月11日は、ポッキー&プリッツの日である。それは恋人達が端と端を咥えて食べ進めるというゲームだ。え?そんなことは知ってるって?はは、今愛しく可愛い彼女からポッキー咥えながら迫られていて思考停止になっているから説明したのですよ笑理香がポッキーを口から離し
『蓮くん?』
しばらく止まっていたためか理香が不思議そうに見てきた。
『ど、どうした?理香』
『、、、しないの?』
『いや、あの、しないという訳では』
『私待ってるんだけどなー』
『なかなか恥ずかしいというか』
『今まで、してきたのに?』
『うっそうだけど』
『じゃあしようよ』
『わ、わかった』
そうして、理香はもう一度咥えて
『ん』
俺は片方の端を咥えて、ようやく食べ進めた。少しずつ少しずつ食べている。とにかく理香の顔が近いことに凄いドキドキしながも食べ進めていると
『んんっ』
『ん』
お互いの唇が重なり合った。去年は酷いことをしたなと思い一旦離れたが、今回は離れたくない。
『んふっあむ』
お互いの唇を貪りながらさらに深くなっていく。
『もっとちょうらい』
と言ってきたので、次は舌を入れてみた。そしたら
『んー!』
と驚いていたが直ぐに慣れたのか理香も絡めてきた。今年もまだまだ終わりそうにない。


〜克己と愛美〜
一方、蓮と理香がイチャイチャしている時に、克己と愛美は
『なぁ、ポッキーとプリッツどっちが美味しいと思う?』
『そりゃあポッキーでしょ』
といういつも通りに過ごしていた。ただ少し違う点を挙げるとするなら愛美が克己にいつポッキーゲームを仕掛けようかと考えているのである。だがチラチラと克己を見てしまっている状況である。
『なぁ、さっきからこっちもチラ見してどうしたんだ』
『え!な、何も無いわよ』
と誤魔化したつもりだったのだが、こんな時の克己は勘が鋭い。(というか愛美が顔や行動に出過ぎてるだけなのだが)
『ほんとに何も無いのか?あ、もしかしてポッキーゲームしたいとか?』
愛美にとって今までにないチャンスである。
『そ、そうよしたいのよ』
急に素直になったことに克己が戸惑ってしまった。
『お、おうするか?』
『う、うん』
互いに咥え、食べ進めていると
『ただいまーーおにぃ』
と元気な声で由美帰って来た宣言をした。兄の状況を見て少し考えると
『ご、ごゆっくりー』
と言ってドアを閉めた。二人はしばらく口を開けっぱなしだった。その数分後
『「由美(ちゃん)ー」』
と恥ずかしいところを見られた二人であった。



久しぶりです。1日遅れのポッキーの日。
いやー中々投稿出来ず、すみませんでした。
就活が忙しいので、また投稿出来ないかもしれません。気長にお待ちください

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