俺の彼女は学園のアイドル!?

大根おろし

#45 はじめまして

今回から由美視点で進んでいきます



私は重村由美、改めて自己紹介をすると雅号学園に通っている高校1年生です。今日は登校日です!
『由美ー先いってるからな』
『待ってよおにぃ』
私は毎日おにぃと登校している。今は夏休みだけどね。でも最近愛美さんと付き合ってるし、私はお邪魔虫かもね
『おはよ克己、由美ちゃん』
『おう、おはよ』
『おはよーございます!』
挨拶するとおにぃと愛美さんが少しそわそわしているように見えたので、私は
『じゃあ私はお邪魔虫らしいから先行ってるからねー』
『ゆ、由美!』
『由美ちゃん?!』
少し驚いているけどふたり共顔真っ赤だからね。
いいなー私も誰かと付き合ってみたいな。
そうして私はひと足早く学校に着いた。
『おはよー由美ちゃん』
『おはよー香苗かなえちゃん』
この子は私の親友である田口香苗たぐちかなえ。明るくて、噂好きの女の子。
『今日は早く来たんだねー』
『そうなんだよーおにぃ達が朝からいちゃいちゃしてたからさ、空気を読んで早く来ちゃった☆』
『良いなー私も青春してみたーい』
『えー香苗ちゃんはモテそうだから青春してると思うけどなー?』
『そんな事ないよー告白してくる人は居るけど、中々私の周りに良い人なかなか居ないんだもん』
『あはは、、、』
居ないって香苗ちゃんが毎回トゲのある言い方で振ってるから男子たちの間ではバラの香苗って呼ばれてるのに、それに気づいてないとは流石というかなんというか香苗ちゃんらしいな。
『そういう由美ちゃんはどうなのよ?』
『え!わ、私は居ないよ』
『またまたーそんなこと言って、本当はいるんでしょ?』
とからかうような顔でニヤニヤしながら聞いて来る。
『ほ、本当に居ないって!』
と応えると
『ふーん、そういう事にしとく』
とりあえず諦めてくれたらしい。でも、この後も似たようなこと聞いてくるんだろうなと思いながら席に着いた。そしたら担任の先生が来て、HRホームルームが始まった。先生は、点呼を始めました。
『重村由美』
『はい』
そうして、先生はまた名前を呼び始めました。
それにしても、好きな人ねぇ〜なんか興味が湧かないから考えた事も無かった。
『これで、終わります。ありがとうございました。後は気をつけて帰れよー』
と言ってます。
ぼーっと考えていたら終わっていたらしいです。さて、私は香苗ちゃんを呼び一緒に帰ろうとすると先生が
『重村ーちょっと手伝ってくれないか』
と言われたので、香苗ちゃんに
『ごめん!呼ばれたから先に帰ってて』
『わかったー』
別れの挨拶をして
『あっはい、わかりました』
そう言って向かうと
『これを図書室に運んでくれ』
と言われました。そんな多くなかっただけいいのかな?そう言われたので返事すると先生は用事があるらしく職員室に戻っていきました。私は積み重なっている本を持ち、図書室に向かいました。
『あのー本を持ってきたんですけど』
そう言うと
『あっでは、こちらで片付けておきますねー』
『あっはい。分かりました』
その先輩は、優しそうな笑顔で言ってくれた。その瞬間、私は少しドキッとしてしまいました。その間、私は長く先生の顔を見てしまっていたのか。
『?どうかしましたか』
『い、いえなんでもないです!』
『そうですか辛い時は、いつでも言ってくださいね』
『は、はい』
どうしよう、中々目が合わせられないよ。
『あ、あの先輩の名前聞いてもいいですか?』
『名前?』
『はい、名前を聞いてなかったですから』
『あーそうでしたね。私の名前は峰川幸子です。貴方は?』
『私の名前は重村由美です。』
『重村さん?克己君の妹さん?』
『はい。そうです!』
『ふふ、お兄さんとは大違いね』
『あはは、兄がいつもお世話になっています』
『これからよろしくね』
『こちらこそよろしくお願いします。』
そう言って図書室を後にしました。私はまだこの胸の高鳴りの意味が分からなかった。



前回の投稿から4ヶ月待たせてしまいました。納得する話に出来なかったので時間かかってしまいました。
今月は用事があり、この1本だけの投稿です。また10月からぼちぼちあげていきますので気長にお待ちください。

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