俺の彼女は学園のアイドル!?

大根おろし

#44 克己達の初デート

『これで良いかしら?』
私は今すごく悩んでいます。なぜなら今から克己とデートだからです。今までは友達として行っていたのですが、恋人の関係になって意識し始めて誘うに誘えなかった所に昨日の夜克己が
<回想>
〜♪
『もしもし?』
『あ、愛美今大丈夫か?』
『大丈夫だけど。急にどうしたの?』
『その、えっと、あの明日空いてたらでいいんだけどよ、、、』
『何よ、はっきり言いなさいよ』
『あ、明日デートしないか?』
『ふぁ!』
『どうした?そんな声出して』
『な、なんでもないけど』
『明日大丈夫か?』
『ええ、大丈夫よ』
『なら、10時待ち合わせな!』
『分かったわ』
そして電話を切った。
<回想終>
そうこうしていると、10時まであと数十分となっていた。私は少し急いで着替えて、玄関を出た。そして待ち合わせ場所に着いたらそこにはいつもなら早く来ない克己が居た。
『何で今日に限ってこんなに早いの?』
すると克己は、
『おはよう。何でって恋人同士の初のデートに遅れる訳に行かないだろ』
『そ、そうね』
普段はそんな事言わない癖にと思った。
『じゃ、行くか』
『ええ。そういえば今日は映画に行くんだったわよね?』
『おう!そうだぜ。愛美の見たいやつ見てもいいからな』
『じゃあお言葉に甘えてそうさせてもらうわ』
克己が
『行こうぜ』
と言って向かおうとしたら愛美がモジモジしていた。
『どうした?』
と克己が聞くと、愛美は頬を赤らめながら
『手、繋ぎなさいよ』
と言って来た。
『お、おう』
とお互いに照れながらも恋人繋ぎをしながら映画館に行った。そして映画館に着いて
『何見たい?』
『俺は愛美が見たいやつでいい』
『なら、あれでいいわ』
『あれ、見るのか?』
「あれ」とは最近人気のホラー映画である。
『何、怖いの〜?』
『べ、別に怖くねぇし!』
『ふーん、じゃあ2枚下さい』
『分かりました。こちらをどうぞ』
『じゃ、行きましょう』
そして映画が始まると、克己はずっとビクビクしてたので、そっと手を握ってあげると
『、、、ありがとう』
と言っていた。この時の克己の顔はもう忘れる事はないだろうと思った。
映画終了後
『あ〜面白かった』
『もう無理ぃ』
克己は半泣き状態だった。
『時間もお昼ぐらいだからどこがいい?』
『中華店に行く』
『分かった』
『いらっしゃいませ。こちらへどうぞ』
席に座りそして注文をした。私は天津飯、克己はチャーハンを頼んだ。
『う〜んやっぱおいひい』
『そうだな』
『もーらい』
『ちょっと、じゃ俺ももらうぜー』
そうして、結局お互いに分け合いながら食べた。その後は昔行っていた。公園に行って思い出話をしたり、楽しい時間を過ごした。そして夕方になり
『もうこんな時間なのね』
『え、あぁそうだな』
『今日は楽しかったわ』
『俺も楽しかったぜ』
そう2人はいい次のデートを約束し岐路をたどった。



皆様遅くなりましたー。これからは可能な限り週1で投稿出来ればなと思っています!
では次もお楽しみに

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