転生した俺は???級の一般人でした。

ノベルバユーザー335166

5、新たな仲間との会話





「気持ちいい〜……」


現在俺は、先ほど仲間?になったホワイタイガー
の背中に乗り、大地をかけていた。


『風がか。』

「そうそう。本当に助かる。ありがとう。ホワイタイガー。あのさ、名前ないの?長すぎて呼びずらい。」

『我に名などない。』

「なら、俺がつけていい?」

『別に構わぬ。』

「そうだな……君は攻撃魔法とか使えたりするのか?」

『雷。』

「めっちゃカッコイイ!!」

『褒めても何もでないぞ。』

「うん!なら、ライシンにしようかな。」

『ライシンか、まぁ、悪くは無い。』

「じゃ、これからはライシンって呼ぶから宜しく!あ、俺の名前はアレン・スコッティ。だからアレンって呼んでくれ。」

『分かった。アレン。』

「……なんか良いな……」


自然と笑顔になる。


『何が良いのだ?』

「なんか、名前を呼び合うってのがこう……心があったかくなる感じで……。」 

『ふむ……我には分からんな。』

「ま、それもそうかも。ところでさ、何で人間と関わりがないはずのライシンが傷まで受けてたわけ?」

『確かに人前に姿を現すことはないが、あれは運悪くたまたまだ。人間が我々の敷地内に無断で侵入していた。それを気づけないほど我等は落ちこぼれてはいないが、我はある地方へ出た帰りだったのでな。見事にやられたわけだ。まぁ、倒してやったが。 』

「そ、そうだったんだ……ご苦労様ですっていうか……大変だったね……」 

『まぁな。』

倒したということは殺したという事だとは
理解しているが何も感じなかった。
神聖な魔物なのであるから、害を成すわけじゃない。
お互いに共存可能であるにも関わらず
狩りに行ったそいつ等が悪いと思ったからだ。
自業自得でしょ。ってね。
俺の心ってちゃんとあるのかなぁ……。
前世の時もそうだったけど……。
何か欠けていたりするんだよな……。
はぁ……。

『アレン、このまま真っ直ぐ走っていればいいのか?目的は?』

「うん、とりあえずは。目的ねぇ……とりあえず……街でこの世界の情報を集めたい。」

『どういう意味だ?』 

「俺ね、この容姿のせいで村から1歩も、出たことないんだよ。親からも村の人達からも忌み嫌われてたから。だから、この世界の事を沢山、知りたいんだよね。それに生活して行けるように働いたりしないと……。」

『そうだったのか。アレンも大変だったというわけだな。働くと言うのならば、冒険者にでもなればいい。』

「冒険者?」 

『街にはギルドというものが存在する。魔物で人間に危害を加える奴等もいる。害のない奴もいるが。それ等を倒して報酬を得るのだ。』

「なるほど……。」


前世のゲームにあった○ンハンみたいなもんだよな。


『アレンは、かなりの能力がありそうだ。』

「そう?ていうか、俺ステータスってのが見えるんだけど……全部ハテナで埋め尽くされてて分からないんだよね。」 

『ステータス?何だそれは……。』

「あ、魔物だから分からないとかかな?あ、ちなみにライシンのステータスも分かるよ。会った時から見えてたし。」 

『では、答えてみよ』

「うん。」

──────────────────────
ライシン    Lv85     HP56789  MP36795
──────────────────────

見えている情報をそのまま伝える。


『……わけがわらん……。』

「えぇ?!」

『そんな数値化されていること自体がおかしい。アレン、お前はイレギュラーすぎる。』

「や、やっぱりそうなの……?」

『普通の人間は相手のステータス?とやらは見えん。勿論、逆も然り。』

「そんな……ていうか、何でライシンそこまで詳しいわけ?」

『先程…話した通り、我はある所へ行く。その時に情報が集まるのだ。』

「まさか、街に行ってるんじゃないの?」

『鋭いな。』


え、ただの勘でした。


「その格好じゃ無理でしょ!」

『いや、変身するから問題ない。』

「すっご!!」

『普通だ。我等種族は化けることは可能だ。』

「へぇ……凄いね。」


ダメだ。凄いって言葉しか出てこない。


『この近くにラフレシアという街がある。行ってみるか?』

「うん!御願い。」


そうして、ライシンが言うラフレシアへと
向かったのであった。


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