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転生した俺は???級の一般人でした。

ノベルバユーザー335166

3、初めての魔物と火力魔法





家を出たら、やはり人はいるもので……
ヒソヒソと嫌味っていうか、
気持ち悪いだとか……なんたらとか
聞こえてくるが一切無視。
聞こえない〜俺には聞こえない〜。
そうやって無視していれば、
俺の前に複数の子供が出てきた。
俺と同じ年の子だろう。
ただ、この子達の記憶は”オレ”の中にはない。
あったとしても、綺麗さっぱり忘れていたと思われる。


「お前!!気持ち悪いんだよ……!!」


あ、左様ですか。
じゃあ、そこどいて?


「さっさと出ていけ!!」


ええ、今から旅に出ますとも。
邪魔しないでほしいな。


「何、黙ってんだよ……!!」


グイッ……!!


「いっ……!」


俺は、ローブごと手首を捕まれ
(子供にしてはすごい力だった。)
森の中へ連れ込まれた。


ドサッ!!!


おもいっきり地面に叩きつけられる。
その拍子に、ローブで隠していたフードも取れる。


「「「真っ赤な目!悪魔の子!!!」」」


悪魔の子?えー!!なんかカッコイイ!!
響きがいい!!
ハッ……!今、俺は虐められているんだった!!
何を呑気に……。
とりあえず口を開く。


「それがどうした?」


そう答えながら相手3人の子供を見た。
あ、HPが相手の頭上に表示されていて
しかも、名前まで。
MPの残量もちゃんと数字で表されていた。
ていうか、レベルとか低いし……。
ていうか、ちゃんとレベルもHPも書かれてるし……。
俺が異常??後で考えよう……。

○スレイ・ヒットマン Lv10  HP98
○トルコ・サムラニア Lv11  HP101
○タクチ・アイルマティ Lv15  HP110


最後の奴が俺の手首を掴んできた奴。
なるほど。少しは強いらしいな。
そんなことを考えてる俺に
タクチは

「それがどうしただって?気持ち悪いからさっさと出ていけ!!ていうか、死ねよ!!」

「出ていくし、死なないし。」

「ほんと、生意気だぜ!!」

と言って、
トルコが俺に足蹴りをしようとしてくるので
咄嗟に避けた。

「いてぇ!!!」

当たりもしなかった蹴りは木におもいっきり
当たって自身がダメージを受けていた。
なんともマヌケな……。
っていうか、身体能力…俺……高くね?

「お前!!避けんなよ!!最低だな!!」

いや、最低なのは君達だ。
いい加減にして欲しい。
ただ、俺は25歳の大人だから我慢するけど。
あ、中身だけな。体は10歳だから。

「痛いの嫌いだから。」

「もっと、痛めつけてやる!!」

そう、タクチが言い出した瞬間に
頭にキンッ!という音が鳴る。
俺の真正面から何か来る……!!!


ダダダダダダダダダ!!!!!


「グウォォォォォォォォッ!!!!」


異変に気づいた3人は


「「「う、うわぁぁぁぁ?!?!」」」


叫び出し、俺を構うことなく逃げ出そうとするが
腰が抜けたみたいで動けそうにないみたいだ。
そりゃそうだよな……。
普通の動物ではない。
二階建ての家の高さまである。


「あ、あれは……イノキシだ……」

スレイが呟いた。
イノキシ?見た目はイノシシみたいだけど……。
図鑑に載ってない?
なんて考えたら、目の前に情報がスッと現れた。

──────────────────────
イノキシ     [種別]  猛獣         

[特徴]
物凄い速さで突進してくる。
獲物は逃がさない。
倒さない限りどこまでも追いかけてくる。
肉食の為、人間も襲う。
とても恐れられている魔物。

[弱点]   

火。
──────────────────────

なるほど……倒さないと厄介な相手って事か……。
火が弱点か……なら、魔法……かな。
ていうか、俺のMPは???だから
魔法いけんのかな……。攻撃魔法……。
治癒魔法とかしか使えなかったら最悪だ……。
でも、やるしかない。
じゃないとここで全員死んでしまう。
一瞬に判断して、俺は立ち上がった。
そして、手を掲げる。
有名なやつだとメラ○ーマとか?
とまぁ、手の上に火が集まるイメージをして……
おぉ……なんか熱い気がする……。
目を閉じてイメージしているので
どんな様子か分からない。
たださっきの3人組が悲鳴をあげていた。

「うわぁぁぁぁ!?火の球体が出来てるよぉぉぉ!!」

「な、なんだ……あれ……」

「うぇぇぇぇっ……!!」


よし、そろそろかな。 
 

「グウォォォォォォォォッ!!!」

また、イノキシが叫んだ。
その瞬間、手を振り下ろす。


ドガァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!! 


物凄い音と爆風が駆け抜ける。
そして。  
 

シュゥゥゥゥ……


いい感じにイノキシは焼けていた。
子供達も無事。
ホッ……助かった。良かった良かった。


「「「ほ、本物の化け物だァァァァっ!!!」」」


そう言って3人組は泣き叫びながら街へと戻って行った。

「失礼な奴らだ。せっかく助けてやったのに。」

とりあえず、これ食料になるかな?


収納!


心の中で唱えれば、また跡形なくイノキシは
消えた。
確認すると、
───────────────────────
       ・
       ・
○イノキシの丸焼き
───────────────────────
と最後に表示があった。
あ、ついでに俺のステータス確認〜。
さっきMP使ったし……。
見てみたが……
え、バーの黄緑の部分が1ミリも動いてない?!
ていうことは、減ってない?
あー、訳わかんねぇ!!
とりあえず訳が分からないことだらけであったが
恐れられている魔物を一撃で倒せたのだから
それなりに強いってことだよな。
よし、生きていける。それで十分。
あ、ここの残骸…元に戻せないか……?


綺麗に戻れ!


とか、また心の中で唱えれば
綺麗に戻った。
ええええええええええ……!!!!!
ていうか、俺すげぇ……
大抵のものは、イメージと唱えるだけで
何とかなりそうだな……。
というわけで、俺はまた旅に出ることにした。


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