太陽の失われし世界

きょう✩.*˚

防壁魔法編 2

2620年 5月20日 凛宅

「出来た出来た!かーんせーい!」

5日で防壁魔法を完成させた凛。

「…とんでもない才能じゃなぁ…」

感嘆のため息を漏らすおばあちゃん。

「おばあちゃん!久しぶりにあれやろ!」

「凛。お前は懲りないなぁ」

「当たり前でしょ!おばあちゃんを超えるまで挑戦するよ!」

「あれ」とは1VS1である。つまり、

「今度は負けないよ!」

「凛、今は何勝何敗じゃ?」

「0勝25敗かな!」

凛、1回も勝ったことがありません。

「うっさぎさーん!」

ぴょこんと出てくる白うさぎ。その間におばあちゃんは魔法を組んでいく。

「トランプ、うーん、クラブ!13体!」

いきなり最大数の兵士で攻撃を始める凛。しかし、

「?!。兵士が全員消された?!」

おばあちゃんは微笑み、

「伝説級能力も魔法の一種。これなら私のオリジナルで消せるわ。」

と言い放つ。

「やだなーほんとに!トランプ!ダイヤ!」

と言い、ダイヤの能力を使う。

「ダイヤ!能力、アーサー!」

「…いつの間にアーサーの能力を?」

「試験官がこれを持ってたんだよ!」

アリスのダイヤの能力。それは、

1度目にした能力の再現。

「円卓の騎士20!クラブ13!」

しかもクラブとの併用可能である。凛は数で押し切る作戦に入る。だが、

「ほい!」

兵士、さらに一緒に張っていた防壁魔法までおばあちゃんの魔法1つで消されてしまった。

「どうじゃ?まだやるか?」

おばあちゃん、不敵に笑う。

「もーだめかなこれは。こーさん!」

と不服そうに言う。

「凛。お前は明らかに強くなっている。昔よりな。」

しみじみとそう言い放つ。

「当たり前だね。私だって努力したんだから!」

 「…そうか。」

こうして、凛VSおばあちゃんはおばあちゃんの圧勝で幕を閉じた。そして、5月が過ぎていく。


同年 6月1日 凛宅

「行ってきます!おばあちゃん!」

笑顔で言う凛。

「気をつけて行っておいで!」

1年生は寮で生活することになる。つまり、凛とはしばらく会えないということに、

な ら な い

「さて、私も準備するか!」

おばあちゃん、外に出る準備をする。

「全く。今の学院はどれだけ戦力不足なんじゃ?こんな年寄りを使うなんてな。」

Fin



編末恒例 能力紹介コーナー!

能力を強い順に紹介していきます!(今回ロキと能力が判明していない人は除外します。)

1位 おばあちゃん(能力 白雪姫の魔女)
不死
10歳から歳を取らない。ロリ魔女っ子。

必然の鏡
魔力のこもった鏡で未来を見る。現在使用不可。

魔法全種

オリジナル魔法
術式崩壊(スペルブレイク)
相手の発動、または発動前の魔法、能力を全て無効化する。この魔法の発動の無効化は不可能。
その他多数

2位 長岡凛(能力 アリス)
魔法全種

トランプ
トランプ各種に込められた能力を使える。全五種類。
ハート 不明
スペード 不明
クラブ クラブの兵士を出す。最大数13体。アリスを守ることを第1とする。
ダイヤ 1度見た事のある能力を再現する。クラブとの併用可能。

うさぎの懐中時計
うさぎが常備している時計を使うことで、時間を操作出来る。

第3位 名前不明(能力 真田幸村)
剣の腕が上がる。達人級。

決死の突撃
自分とその仲間が戦闘を行っている時、自身が戦闘をやめない限り、全員相手の攻撃を受けなくなる。ただし、自身の戦闘終了時、自身は10分間能力を使えない。

以上。トップ3でしたー。
(この結果は現在の実力に応じた結果となっています。)

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