太陽の失われし世界

きょう✩.*˚

プロローグ

その日、世界が終わった。いや、世界の希望が失われた。と言うべきか。人は、無くして初めて、無くした物のありがたみを知ることになるのだ…


2120年 5月10日 渋谷

「レッディースエーンド!ジェントルメーン‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

ざわ…ざわ…

「おおっとぉ?みんな困惑しているようだねぇ‪w」

「何だ?」 「アイツは何をしている?」

「まぁ、待って下さいよぉ、お楽しみはぁ」

「これからなんですからァ‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

急に漆黒に染まる世界。全世界の人々は阿鼻叫喚の渦に叩き込まれた。

「どういう事だこれは!」「お楽しみって何だよ?!」

「まぁまぁ、落ち着いて下さい‪w‪w‪w‪w‪w」

「「「おちつけるかぁ!!!!!」」」

「まず自己紹介から始めましょうよォ‪w‪w‪w」

「ふざけるな!誰がお前の名前なんて聞くか!」

「あ。そんな口聞いていいんですかァ?そんな事言ったらァ、」

その瞬間、人々は絶望した。

「太陽、返してあげませんよォ‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

そう。世界が漆黒に染まった正体。それは、

「「「太陽が、無くなったから…?」」」

「イッエース!大当たりですよォ!私の能力でねぇ‪w‪w‪w‪w‪w」

「自己紹介しましょ!私の名前はロキ。かの有名なァ、悪神ロキですよォ‪w‪w‪w‪w‪w」

「「「……」」」

「太陽はぁ、私の能力でぇ、盗んじゃいましたァ‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

アッハハハハと笑うロキ。人々から表情が消えた。

「返して欲しいですかァ?欲しいですよねェ‪wあなた方が私の言うこと聞いてくれたら返してあげないことも無いですけどォ‪w‪w‪w‪w」

「「「早く言えー!」」」

「そうですかァ‪wなら言いますよォ?‪w」

「私とおんなじィ、神の能力を持つ者を探して欲しいんですよォ‪w‪w‪w」

「「「…は?」」」

「この世界にはァ、私含め12人の神がいますゥ‪w」

「探して下さァい‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

「そ、そんなの無理だろ?!」
「そんな奴いる訳が無い!!!」

「あ?」

「なら一生暗闇の中で過ごしてろよ脳無しが。」

「お前らは不利な立場だってこと分かってる?」

「探せ。以上だ。」

そこで切れる放送。人々は泣き、これからの生活がどう変わるかを恐れた。そして悟るのだった。


二度と、元の生活には、戻れない。



~500年後~

「この子の能力は、残念なことに、」

「神、です。それも強力な。」

Fin

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