追われて留まる幽霊さん

梁ーレイー

10雰囲気よりも大事なものはあった!

とりあえずあの良い感じのカーテンは畳んで、ベッドの近くにあったテーブルに置いておいた。また後で裁縫道具でも見つけたらぬおうと思うの。忘れないようにしなくちゃ。
あっ!そうだ!やっぱりあれかな?僕の部屋が何処か初見でも分かった方が良いのかな?魔王の間みたいに誰でもわかるような!
「まっ!これも考えとこ!じゃーあ!つ!ぎは!3階?ですネ!」
上への階段は僕の部屋を出て、右の壁を沿った感じにあった。人が2人ならんで通れるくらいなので真ん中にある階段と比べて目に付きづらい。

階段を登りきって左を向くとそこには長い廊下があった。廊下の先には扉が着いているので、ベランダもあるっぽい。壁にはオシャレな燭台や高そうな額縁に入っている良い感じの絵画なども飾られている。
右側にも左側にも2つずつ扉が着いている。下の階の広さから1部屋が結構でかそうだ。とりあえず手前右の部屋から見てみる。

「ゴッホッッゴッホッ!」
少し扉を開けただけでも、もの凄く埃やカビっぽい臭いがむわんっとしてきた。
「な、、にこぉれっ、、ほぉこりやっば!!ゴホッ…ズズズッ」
紙の臭いもするからそれと混ざって本当に凄い臭いだ。目に涙が浮かんでしまうほどにだ!!掃除はちゃんとして欲しいものだよ!
こんなの雰囲気どころじゃなくて具合が悪くなってしまう!これは大変だ!
やらなくてはいけないものリストに即追加決定!最優先事項です!!

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