追われて留まる幽霊さん

梁ーレイー

5なんてったって幽霊だからね!

階段を上るとすぐ前には今までのものが比べ物にならないくらいには立派な両開きの扉があった。しかもご親切なことに扉の横の壁についているプレートには『魔王サマのお部屋』とまで書かれていた。ここまでご丁寧に案内をされたら聞かないわけがないじゃないか!!
という訳で早速堂々と開いてみる!
やってみたかったこの感じ!両開きの扉を両手でバーーンって開けるのは誰もが憧れるよね!
魔王の部屋は思っていたよりもシンプルでしかし置いてあるものが良いものなのは誰もが分かる出来だった。それに部屋と言うよりも魔王の間という感じで階段の前に立っていた時よりも緊張する。

魔王はもうここには居ないはずなのに震えが止まらない。

底冷えする様な真っ赤な瞳上がる口角・・・・




「大丈夫。ふぅ…はぁーー」
大丈夫。大丈夫。仲間も居ないがあいつもいない。大丈夫。
「よし。平気。私はもうちょっとやそっとじゃ死ねない」


「ま、もう幽霊だけどネ☆」


P.S.報告し忘れていたけど大分姿かたちもしっかりしてきたから、ものに触れるようになってきているよ!癖でやってたけど報告し忘れてたよ!٩(๑>؂<๑)وテヘペロ♪
報・連・相!!大事!

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