最強魔王なのに、影で生きていこうとするのは、間違っていることなのか。

ふらぺちーの

第6話 入学試験6

…嘘だろ!!?
弱すぎる。
「転んで勝っちゃったよ。あいつ。」
……
まぁバレてないからいいか。
険しい顔で先生が近ずいてくる。
「次は、6回戦だぞ?」
そんだけか。
「はい。」





しばらくすると、6回戦が始まった。
【第6回戦  開始!】

「うおおおおおおおおおおお」
勢いよく突っ込んできた。
ヒョイと避けてやる。
「すばしっこいやつめ。」
さて、どうしようか。
《命令だ。降参しろ。》
俺は、皆にバレないよう小声で言った。
「な、何を……ッ!…………こ、降参するっ!」
「降参でいいんだな?」
先生が聞いた。
「ッ……!は、はい……ッ……」
「第6回戦  シルフォード・カナタの勝利!」
沈黙が訪れた。
「あいつ、なんで降参したんだ?」
「あいつ、2回戦ともラッキーだな〜。」
まぁ当然の反応だろう。

「お前今の時点で20位以内だから、3回目は、出なくていいぞ。」
適当だな。
変わった先生だ。
すると、対戦相手が、近寄ってくる。
「お前何したんだ!?」
「ああ、悪かったな命令して、」
「め、命令!!?」
「じゃあな。」
「ちょっ!待てよ!!」
俺は、明日の入学式に向けて、さっさと帰ることにした。

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