最強魔王なのに、影で生きていこうとするのは、間違っていることなのか。

ふらぺちーの

第5話 入学試験5

「【勝ち抜き試験】開始!!」

先生の号令とともに、勝ち抜き試験が、開始される。

俺が参加するのは、3回戦だ。
40人いて、15人合格なのだが、俺は、30位だ。
1人か、2人倒せばOKだろう。
この1回戦で、みんなの強さを見ておこう。

「喰らえ!!!!!俺の必殺技!【ファイヤーボール】!!!!!」
「……おいおい嘘だろ……まっ!!?」
……おいおい嘘だろ!!?
「うわあああ!!!!!!」
観客席から歓声が上がる。
「スゲーなあいつ【ファイヤーボール】を、放ったぞ!!?」
「あいつが優勝だな……。」

弱すぎる……
【ファイヤーボール】とか、日常で使う、超初級魔法だろ!!!?


しばらくして、第2回戦も終わり、第3回戦が、始まる。

「第3回戦開始!」
先生の号令とともに試合が始まる。

相手は赤色の髪の毛をして、片手に大剣を握っている。
「おいおい相手はお前かよ。俺は、クロヴッド・ウルシエだ。それがお前を倒すやつの名だ!!」
ウルシエは、【身体強化魔法】を展開し、速度を上げ、大剣を振り上げた。
「……っ!」
危ない!
遅すぎて、油断していた。
万一にも俺が死ぬことは、絶対にないが、剣が折れてしまったら、騒ぎになりそうだからな。
軽くウルシエに、足を引っ掛けてやるとウルシエは、派手に転んだ。

「……えっ?」
やりすぎたか?
「今、何が……確か、転んで……」
何を言っているんだ?足にひったかっただけだろ?
「くっ!足をやってしまった。」
折れたのか?転んだだけで?

「第3回戦     シルフォード・カナタ勝利!!」
……うそだろ。

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