第1話入学試験1

俺は魔王だ。
それなのに学校に行きたいと思うのは間違っているのだろうか。
まさか、その答えはＮＯだ。
別に魔王だからといって行っては、いけないという決まりはないからだ。
俺は目立たないように生きる。
それだけが目的。

今日も雲一つない、綺麗な青空が広がっていた。
今日は、花園学園という学校の入学試験に、きている。
外は、受験生達で、賑わっている。
そろそろ案内が来る頃だろうか。
カチッと音が鳴ると同時に、頭に響き渡った。
「【入学試験会場】と、看板が書いてある先に進んだところで、受付があるのでそこへ行ってプリントを、受け取ってください。」
【テレパシー】の魔法だ。
試験表を持っている受験生だけに聞こえるように設定されている魔法だ。

いわれたとうりに進み、プリントが渡られた。内容はこうだ。
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【入学試験】
内容
1.握力測定
2.50ｍ走
3.シャトルラン
4.3科目試験
5.魔力測定
6.勝ち抜き試験

6の、勝ち抜き試験は、Bグループにいってください。

8:30までに、第1校舎前へ、集まってください。
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結構多いな。

時間ギリギリに来たからか、あと5分しかないな。
急ぐか。