絶滅危惧種のパパになりました………~だから、保護して繁殖をしようと思います~
0212★神護の体力の秘密
神護は、そのまま礫砂漠を歩き続け、わりと丈の長いイネ科らしき雑草が生えているサバンナ風の帯に数時間後に到着した。
雑草の背丈が高いコトと、とても見通しの良い礫砂漠だった為、遠近感が狂っていたコトを、そこに到着してやっとその事実を実感した神護だった。
ちなみに、神護の側を一緒になって延々と歩いていたリオウは、そのサバンナ風の帯に足を踏み入れ、瑞々しいとはあまり言えないまでも、背丈が高い草が生えていることにホッとしていた。
やはり、少しでも身を隠せるモノがあると、それだけで違うらしい。
無意識に足を止めた神護は、ゆっくりとサバンナ風の幅広い帯の様子を窺がう。
なまじ足場の悪い礫砂漠を歩いて来ただけに、そこに生き物が存在することに、ちょっとホッとする神護だった。
今も、神護の少し前を、ウサギによく似た動物が駆け抜けて行った。
ただ、その大きさが、神護の知る大きさとかなり違い、超大型犬よりも遥かに大きい固体だったりする。
そして、そのウサギもどきの背中には、まるで背びれ?のようなモノが有り、頭には2本の角も斜め後ろに向かって生えていた。
えぇ~とぉ~……今の…なんて言う名前の動物なのかなぁ?
見た目だけなら……大きさと異形さを引けば、ウサギだけど……
神護は、奇妙な動物を見て、ちょっと考え込んでしまった。
サバンナ地帯を前に、足を無意識に止めた神護は、腕の中の白夜がスヤスヤと穏やかに眠っているのを確認し、自分も1度少し休憩しようと、周囲を見回す。
ぅん~とぉ…おっ…少し先に…あれは…もしかして…倒木かな?
そう言えば、テレビで動物モノのドキュメンタリーとかで
たまに、アフリカとかのサバンナ?地帯や、砂漠地帯では
強烈な砂嵐によって倒木が運ばれて来て……水分が無いんで腐らず
化石化したモが………とか言う説明があったなぁ~………
熱風が吹き荒れる灼熱の大地のセイで、そのまま朽ちることなく
石化したモノが、ポツンと転がっている映像があったよなぁ……
これは、あの映像に良く似ているよなぁ~………
ああ、本当に異世界なんだなぁ~………いや、今更だけどな
そんなことを考えながら、神護はざくざくと倒木らしきモノに向かって歩く。
そして、やはり、見えたところからの距離感は、砂漠のセイでかなりおかしかったらしく、結構歩くはめになった………が、それでも歩く神護である。
異世界への《転移》に、最高神の女神達に、最太古神たる竜神………神護のイメージは、意思と高濃縮エネルギーの塊で星を創造した始祖竜神………からの加護と恩恵により、異次元な無尽の体力と《魔力》を与えられている。
が、神護はそのコトに気付いていなかったりする。
そして、その神々の多大な恩恵は、神護の胎内に宿った、種族的に消えかけていた、最後の一本となった【ルシフェル】を確たるモノにしていた。
だから、神護が望めば【ルシフェル】は、傷口に対しての治療薬と保護皮膜となる樹液を抵抗無く、言われるまま出すコトが出来るようになっていたりする。
自分の体力と疲れ知らずの身体の秘密を知らない神護は、気の向くままに、倒木?を目指して、歩きながらもさりげなく周囲を見回し、小首をかしげていた。
雑草の背丈が高いコトと、とても見通しの良い礫砂漠だった為、遠近感が狂っていたコトを、そこに到着してやっとその事実を実感した神護だった。
ちなみに、神護の側を一緒になって延々と歩いていたリオウは、そのサバンナ風の帯に足を踏み入れ、瑞々しいとはあまり言えないまでも、背丈が高い草が生えていることにホッとしていた。
やはり、少しでも身を隠せるモノがあると、それだけで違うらしい。
無意識に足を止めた神護は、ゆっくりとサバンナ風の幅広い帯の様子を窺がう。
なまじ足場の悪い礫砂漠を歩いて来ただけに、そこに生き物が存在することに、ちょっとホッとする神護だった。
今も、神護の少し前を、ウサギによく似た動物が駆け抜けて行った。
ただ、その大きさが、神護の知る大きさとかなり違い、超大型犬よりも遥かに大きい固体だったりする。
そして、そのウサギもどきの背中には、まるで背びれ?のようなモノが有り、頭には2本の角も斜め後ろに向かって生えていた。
えぇ~とぉ~……今の…なんて言う名前の動物なのかなぁ?
見た目だけなら……大きさと異形さを引けば、ウサギだけど……
神護は、奇妙な動物を見て、ちょっと考え込んでしまった。
サバンナ地帯を前に、足を無意識に止めた神護は、腕の中の白夜がスヤスヤと穏やかに眠っているのを確認し、自分も1度少し休憩しようと、周囲を見回す。
ぅん~とぉ…おっ…少し先に…あれは…もしかして…倒木かな?
そう言えば、テレビで動物モノのドキュメンタリーとかで
たまに、アフリカとかのサバンナ?地帯や、砂漠地帯では
強烈な砂嵐によって倒木が運ばれて来て……水分が無いんで腐らず
化石化したモが………とか言う説明があったなぁ~………
熱風が吹き荒れる灼熱の大地のセイで、そのまま朽ちることなく
石化したモノが、ポツンと転がっている映像があったよなぁ……
これは、あの映像に良く似ているよなぁ~………
ああ、本当に異世界なんだなぁ~………いや、今更だけどな
そんなことを考えながら、神護はざくざくと倒木らしきモノに向かって歩く。
そして、やはり、見えたところからの距離感は、砂漠のセイでかなりおかしかったらしく、結構歩くはめになった………が、それでも歩く神護である。
異世界への《転移》に、最高神の女神達に、最太古神たる竜神………神護のイメージは、意思と高濃縮エネルギーの塊で星を創造した始祖竜神………からの加護と恩恵により、異次元な無尽の体力と《魔力》を与えられている。
が、神護はそのコトに気付いていなかったりする。
そして、その神々の多大な恩恵は、神護の胎内に宿った、種族的に消えかけていた、最後の一本となった【ルシフェル】を確たるモノにしていた。
だから、神護が望めば【ルシフェル】は、傷口に対しての治療薬と保護皮膜となる樹液を抵抗無く、言われるまま出すコトが出来るようになっていたりする。
自分の体力と疲れ知らずの身体の秘密を知らない神護は、気の向くままに、倒木?を目指して、歩きながらもさりげなく周囲を見回し、小首をかしげていた。
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