俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
金色のナルシスト
「悠太……ブイ。」
ティナは戻ってくると俺にブイサインを向けた。
俺もティナにブイサインを返す。
「頑張った……。」
ティナはそう言うと何故か俺に頭を突き出した。
「えっと……ティナさんこれは?」
「手……。」
「手?」
「手……だして?」
「お、おう」
俺がおそるおそる手を出すとティナは自分の頭の上に俺の手をのせた。
サラサラとした絹のような手触りを感じる。
これは撫でろと言うことだろうか?
俺はそっと手をスライドさせる。
ティナは満足だとでもいうように、微笑んだ。
「ねぇ。君さっきの試合の子だよね。俺、まじ感動しちゃってさぁ~。」
そのときだ。俺の背後から声が聞こえた。
振り向くと、髪も服も、そして着ている服も、全身金ピカのいかにもナルシストです。感が滲み出た男がいた。
正直、見ているだけでも眼が疲れてくるほどの金色。
そいつは当たり前のように無理矢理、俺とティナの間に入ってくる。
「ゆ、悠太…。」
ティナが俺に近づこうとすると金ピカは手でそれを邪魔した。
「こんな男放っておいておれとお話ししようよ~。」
「こ……んな……?」
俺はティナの額に亀裂が入るのを感じた。
わずかな声で相手には聞こえなかったであろうその声に確かな怒気が混じっていた。
「ねぇねぇ、君名前何て言うのかな?教えてよ~。」
この問に、ティナは俺が予想しなかった答えを返した。
「……お…ぱい。」
ティナは確かに規制音がかかるであろ言葉を一文字抜いて呟いた。
「え?お○ぱい?君の名前お○ぱい?え?本当におっ○いっていうの?」
ナルシストも混乱して何回もおっ○いを繰り返していた。
そんなに連呼して恥ずかしくはないのだろうか?
ーーもう、我慢の限界だった。
「ぷっ。あはははは!」
「わ、笑うなよ!おっ○いが可哀想だろ!!」
「いやいやいや、本当に名前がおっ○いなわけないだろ。ドンだけ恥ずかしい名前なんだよ。」
ナルシストが慌ててティナに振り向くとティナはぷいっと顔を反らした。
「ね、ねぇ、君の名前……本当は何て言うのかな?」
「教え……ない。知りたかったら……次の試合……悠太に、勝って?」
確かに今やっている試合が終われば人数的にも次が最終試合だ。
そして名前を呼ばれてないのは、俺とこいつ。つまり誰と当たるのかがもうわかっている。
「へぇ~。じゃあ次の試合、俺が勝ったら俺のお願い、何でも一つ聞いてよ?」
そいつはティナの体を舐めまわすようにじっくりと見る。
「……わかった。でも……勝つのは悠太……。」
「いや、違う。俺だよ。じゃあまた後でね。お嬢ちゃん。」
そう言ってナルシストはこの場を去っていった。
「悠太……怒ってる?」
ナルシストの姿が見えなくなるとティナは不安そうに俺を見てきた。
「いや、怒ってない。元々俺はこの試合に勝つつもりだったからな。」
絶対にこの試合は負けられない。
ティナは戻ってくると俺にブイサインを向けた。
俺もティナにブイサインを返す。
「頑張った……。」
ティナはそう言うと何故か俺に頭を突き出した。
「えっと……ティナさんこれは?」
「手……。」
「手?」
「手……だして?」
「お、おう」
俺がおそるおそる手を出すとティナは自分の頭の上に俺の手をのせた。
サラサラとした絹のような手触りを感じる。
これは撫でろと言うことだろうか?
俺はそっと手をスライドさせる。
ティナは満足だとでもいうように、微笑んだ。
「ねぇ。君さっきの試合の子だよね。俺、まじ感動しちゃってさぁ~。」
そのときだ。俺の背後から声が聞こえた。
振り向くと、髪も服も、そして着ている服も、全身金ピカのいかにもナルシストです。感が滲み出た男がいた。
正直、見ているだけでも眼が疲れてくるほどの金色。
そいつは当たり前のように無理矢理、俺とティナの間に入ってくる。
「ゆ、悠太…。」
ティナが俺に近づこうとすると金ピカは手でそれを邪魔した。
「こんな男放っておいておれとお話ししようよ~。」
「こ……んな……?」
俺はティナの額に亀裂が入るのを感じた。
わずかな声で相手には聞こえなかったであろうその声に確かな怒気が混じっていた。
「ねぇねぇ、君名前何て言うのかな?教えてよ~。」
この問に、ティナは俺が予想しなかった答えを返した。
「……お…ぱい。」
ティナは確かに規制音がかかるであろ言葉を一文字抜いて呟いた。
「え?お○ぱい?君の名前お○ぱい?え?本当におっ○いっていうの?」
ナルシストも混乱して何回もおっ○いを繰り返していた。
そんなに連呼して恥ずかしくはないのだろうか?
ーーもう、我慢の限界だった。
「ぷっ。あはははは!」
「わ、笑うなよ!おっ○いが可哀想だろ!!」
「いやいやいや、本当に名前がおっ○いなわけないだろ。ドンだけ恥ずかしい名前なんだよ。」
ナルシストが慌ててティナに振り向くとティナはぷいっと顔を反らした。
「ね、ねぇ、君の名前……本当は何て言うのかな?」
「教え……ない。知りたかったら……次の試合……悠太に、勝って?」
確かに今やっている試合が終われば人数的にも次が最終試合だ。
そして名前を呼ばれてないのは、俺とこいつ。つまり誰と当たるのかがもうわかっている。
「へぇ~。じゃあ次の試合、俺が勝ったら俺のお願い、何でも一つ聞いてよ?」
そいつはティナの体を舐めまわすようにじっくりと見る。
「……わかった。でも……勝つのは悠太……。」
「いや、違う。俺だよ。じゃあまた後でね。お嬢ちゃん。」
そう言ってナルシストはこの場を去っていった。
「悠太……怒ってる?」
ナルシストの姿が見えなくなるとティナは不安そうに俺を見てきた。
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