俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
能力検査について。
それから、何時間かがたった。
「ねぇ、悠太君~。私にティナちゃんくれない?いくらでも払うからさぁ~。」
「いや、だから無理だって。」
「むぅ~、ケチ。」
さっきからセリカはずっと同じことを繰り返している。
原因の本人は今はかわいく寝息をたてながら俺の膝の上で寝ていた。
「じゃあ、場所変わってよ。私がティナちゃんに膝枕する!」
「お前今日ティナと風呂入ったんだから
いいだろ。」
「良くないよっ。だって私が話しかけてもずっと無言だよ!?無視だよ!?悠太君が話しかければ返事するのに!不公平だよ!」
あれから何分も同じ話をされて流石に疲れてきた俺は話をそらすことにした。
「そう言えば、さっき言ってた能力検査ってやつなんだけど…。」
「あぁ!そうだった。」
セリカは一回手を叩くと説明を始める。
「”能力を見ることのできる水晶”っていうのがあってね、その水晶に手をかざしてもらうの。」
ーーここだけ聞くと占いのように聞こえるな…。
「で、基本的に私達は”剣”か”魔法”のどっちかの適性があって、まずは聖剣を一本用意してその適性を見るんだけど、剣に触ることが出来たら、”剣”の適性。触ることが出来なかったら”魔法”の適性があることがわかるの。」
「水晶は何に使うんだ?」
「ここからが重要。結局、剣に触れる、触れないが分かっても、どのくらいの才能、能力があるか、わからないでしょ?
剣の適性があるなら、どんな剣を使えばいいとか、魔法の適性があるならどんな魔法が得意なのかとか。」
「剣だったら、短剣、長剣どれか一つの剣しか使えなく、魔法なら水、炎どれか一種類の魔法しか使えないのか?」
俺は純粋な疑問を聞いてみた。
「そんなことはないよ。
ただ、使う剣や魔法によって威力が違うの。短剣を使う力が強い人が長剣を使っても、力は短剣の半分も出ないの。
だから水晶に手をかざして自分に何があっているのか見てもらう。
短剣の才能があるなら水晶は赤く光るし、長剣なら緑色に光るよ。」
「剣も魔法も両方使えることはないのか?」
俺はシェラ達に襲われたときは剣で戦ったし、森では魔法で火をつけることもできた。
「ごく稀にあるよ。その人達は血を操るもの達、別名『血の能力者』って言われてて、剣も魔法も使えて、他にも何個か特殊スキルを持ってるの。」
魔法も剣も使えるなら、一番強いのは血の能力者になるだろう。
ーーまさか俺がそれなわけないよな……。
能力、平均って頼んだし……。まさかな。
「そいつらは、どうやって判断するんだ?」
「水晶に血の能力者が手をかざしても水晶は何の変化示さない。
それが血の能力者の判別方法かな。
ちなみに血の色も様々あって、黄色、緑色、紫、茶、とかかな。」
「どうやって血の色の判別がつくんだ?」
「それはね、能力を使うと、体のどこかの色が変化する。
それで見分けるしかないね。でも、稀に体の色がどこも変化しないで、血の色だけがその能力に変化するっていうのもあるみたい。」
セリカはしゃべりすぎて疲れたのか、ひと口紅茶を飲むと「ふぅ」と息を吐いた。
そして時計をみた。
「まぁ、検査するにしても明日かな?ティナちゃんは寝ちゃてるし、時間も時間だしね。宿、取ってないなら一部屋空いてるし貸すよ。」
窓の外をみるともうすでに真っ暗になっていた。
今から宿を探すのも大変だろう。
「助かる。宿を取ることを忘れてたんだ。」
「すぐそこの右の部屋だよ。ティナちゃんは私と同じ部屋で寝かせるから安心して♪」
「いやっ!それこそ安心できない。お前変なことするだろ!」
「しないよ~。ただ、ちょっとあれやこれやを…。」
セリカはそう言って手を弄り、明後日の方向を向いた。
「する気満々だろ!」
「じゃあ、悠太君が一緒に寝る?私そこら辺のお年頃の男子よりは安全な自信あるけどなぁ~。」
「うるさい……。」
俺達が言い争ってる間にティナが起きたらしい。
「ティナちゃん、あっちの部屋で一緒に寝よ?」
さっそくセリカはティナを誘った。
「うぅ……。悠太と……寝るからいい……。悠太……あとは……連れてって?」
ティナはそう言うともう一度俺の膝に寝転がった。
「もう!悠太君の馬鹿!」
「え?俺?」
「ティナちゃんに何かしたら許さないからね!」
セリカは一言叫び奥の部屋へと姿を消した。
「ティナ、自分で歩こう。な?」
「うぅ…。めんどい…任せた。」
結局俺はティナを部屋まで運び、ベットに乗せ、布団をかけてやった。
流石に一緒に寝る度胸は俺にはないので、俺はソファに寝ようと思い、部屋を出た。
「ねぇ、悠太君~。私にティナちゃんくれない?いくらでも払うからさぁ~。」
「いや、だから無理だって。」
「むぅ~、ケチ。」
さっきからセリカはずっと同じことを繰り返している。
原因の本人は今はかわいく寝息をたてながら俺の膝の上で寝ていた。
「じゃあ、場所変わってよ。私がティナちゃんに膝枕する!」
「お前今日ティナと風呂入ったんだから
いいだろ。」
「良くないよっ。だって私が話しかけてもずっと無言だよ!?無視だよ!?悠太君が話しかければ返事するのに!不公平だよ!」
あれから何分も同じ話をされて流石に疲れてきた俺は話をそらすことにした。
「そう言えば、さっき言ってた能力検査ってやつなんだけど…。」
「あぁ!そうだった。」
セリカは一回手を叩くと説明を始める。
「”能力を見ることのできる水晶”っていうのがあってね、その水晶に手をかざしてもらうの。」
ーーここだけ聞くと占いのように聞こえるな…。
「で、基本的に私達は”剣”か”魔法”のどっちかの適性があって、まずは聖剣を一本用意してその適性を見るんだけど、剣に触ることが出来たら、”剣”の適性。触ることが出来なかったら”魔法”の適性があることがわかるの。」
「水晶は何に使うんだ?」
「ここからが重要。結局、剣に触れる、触れないが分かっても、どのくらいの才能、能力があるか、わからないでしょ?
剣の適性があるなら、どんな剣を使えばいいとか、魔法の適性があるならどんな魔法が得意なのかとか。」
「剣だったら、短剣、長剣どれか一つの剣しか使えなく、魔法なら水、炎どれか一種類の魔法しか使えないのか?」
俺は純粋な疑問を聞いてみた。
「そんなことはないよ。
ただ、使う剣や魔法によって威力が違うの。短剣を使う力が強い人が長剣を使っても、力は短剣の半分も出ないの。
だから水晶に手をかざして自分に何があっているのか見てもらう。
短剣の才能があるなら水晶は赤く光るし、長剣なら緑色に光るよ。」
「剣も魔法も両方使えることはないのか?」
俺はシェラ達に襲われたときは剣で戦ったし、森では魔法で火をつけることもできた。
「ごく稀にあるよ。その人達は血を操るもの達、別名『血の能力者』って言われてて、剣も魔法も使えて、他にも何個か特殊スキルを持ってるの。」
魔法も剣も使えるなら、一番強いのは血の能力者になるだろう。
ーーまさか俺がそれなわけないよな……。
能力、平均って頼んだし……。まさかな。
「そいつらは、どうやって判断するんだ?」
「水晶に血の能力者が手をかざしても水晶は何の変化示さない。
それが血の能力者の判別方法かな。
ちなみに血の色も様々あって、黄色、緑色、紫、茶、とかかな。」
「どうやって血の色の判別がつくんだ?」
「それはね、能力を使うと、体のどこかの色が変化する。
それで見分けるしかないね。でも、稀に体の色がどこも変化しないで、血の色だけがその能力に変化するっていうのもあるみたい。」
セリカはしゃべりすぎて疲れたのか、ひと口紅茶を飲むと「ふぅ」と息を吐いた。
そして時計をみた。
「まぁ、検査するにしても明日かな?ティナちゃんは寝ちゃてるし、時間も時間だしね。宿、取ってないなら一部屋空いてるし貸すよ。」
窓の外をみるともうすでに真っ暗になっていた。
今から宿を探すのも大変だろう。
「助かる。宿を取ることを忘れてたんだ。」
「すぐそこの右の部屋だよ。ティナちゃんは私と同じ部屋で寝かせるから安心して♪」
「いやっ!それこそ安心できない。お前変なことするだろ!」
「しないよ~。ただ、ちょっとあれやこれやを…。」
セリカはそう言って手を弄り、明後日の方向を向いた。
「する気満々だろ!」
「じゃあ、悠太君が一緒に寝る?私そこら辺のお年頃の男子よりは安全な自信あるけどなぁ~。」
「うるさい……。」
俺達が言い争ってる間にティナが起きたらしい。
「ティナちゃん、あっちの部屋で一緒に寝よ?」
さっそくセリカはティナを誘った。
「うぅ……。悠太と……寝るからいい……。悠太……あとは……連れてって?」
ティナはそう言うともう一度俺の膝に寝転がった。
「もう!悠太君の馬鹿!」
「え?俺?」
「ティナちゃんに何かしたら許さないからね!」
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