俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
森のなかと、一人の少女。
言われた通りに路地裏を抜けると森についた。
中は涼しく、木々の隙間から光が差し込んでいた。
森の中にギルドがあるのかわからなかったが今戻るとシェラが目を覚ます頃だろうと思い、やめておいた。
『死ぬかな?』と聞いたシェラに俺は『ああ。そうだな。』と言った。
それなのに、わざと、急所をはずしたことを知ればまた襲いかかってくるかもしれない。
さっきのことを思い出すと、まだ心臓がドキドキする。
何故か襲い掛かられ、魔法に閉じ込められ……。
あの剣がなければきっと今ごろ知らない奴に売られてたんだろうなと思えば、気分が悪くなった。
「それにしても、あの剣どこにいったんだ?」
戦いが終わると自然と剣は消えていた。
いかにも異世界といった様子に俺は神に『能力を平均値と同じくらい』と頼んでおいて良かったと安堵した。
ここで、強すぎれば世界を守ったり、魔王を倒さなかったりしないといけなくなるところだった。
それからしばらく歩いても、ギルドどころか家一件見当たらなかった。
見るのは日本では見たことのない変な鳥や、大きい熊と狐を混ぜたような生き物だったり、二足歩行している牛等だ。
(もちろんそのたびに俺はちゃんと隠れた。)
歩いているうちに辺りが暗くなる。
野宿をするにしても火がない。
俺はもしかしたらと思い、そこにあった木の枝を一本とった。
「火よつけ。」
俺がそう唱えるとボッと小さな音を立てて枝に火がつく。
俺はそこら辺に落ちてある枝を集めて一気に火を火をつけた。
「魔法って便利なんだな。」
俺はそのまま寝ようと落ち葉を集め枕にしようとしていたときだった。
ー―ガサガサ。ガサガサ。
後ろからなにかが近づく音がする。
せめてもあの大きな怪物ではないことを俺は願った。
「暖かい……炎。」
そういって草原からでできた何かは倒れた。
「えっ。人間……?」
俺はそっとその人物に近付いた。
汚れた白い服に、汚れた髪の毛。
そこにいたのは一人の少女だった。
▶置いていく。
起きるまで待つ。
俺は迷わずに起きるまで待つを選択した。
少女一人を置いて何処かへ行けるほど俺もまだクズではなかった。
その少女を自分が寝るはずだったベッド(木の葉を敷いただけ。)に寝かせると俺はそのとなりにもうひとつ同じものを造り
そのまま眠りについた。
中は涼しく、木々の隙間から光が差し込んでいた。
森の中にギルドがあるのかわからなかったが今戻るとシェラが目を覚ます頃だろうと思い、やめておいた。
『死ぬかな?』と聞いたシェラに俺は『ああ。そうだな。』と言った。
それなのに、わざと、急所をはずしたことを知ればまた襲いかかってくるかもしれない。
さっきのことを思い出すと、まだ心臓がドキドキする。
何故か襲い掛かられ、魔法に閉じ込められ……。
あの剣がなければきっと今ごろ知らない奴に売られてたんだろうなと思えば、気分が悪くなった。
「それにしても、あの剣どこにいったんだ?」
戦いが終わると自然と剣は消えていた。
いかにも異世界といった様子に俺は神に『能力を平均値と同じくらい』と頼んでおいて良かったと安堵した。
ここで、強すぎれば世界を守ったり、魔王を倒さなかったりしないといけなくなるところだった。
それからしばらく歩いても、ギルドどころか家一件見当たらなかった。
見るのは日本では見たことのない変な鳥や、大きい熊と狐を混ぜたような生き物だったり、二足歩行している牛等だ。
(もちろんそのたびに俺はちゃんと隠れた。)
歩いているうちに辺りが暗くなる。
野宿をするにしても火がない。
俺はもしかしたらと思い、そこにあった木の枝を一本とった。
「火よつけ。」
俺がそう唱えるとボッと小さな音を立てて枝に火がつく。
俺はそこら辺に落ちてある枝を集めて一気に火を火をつけた。
「魔法って便利なんだな。」
俺はそのまま寝ようと落ち葉を集め枕にしようとしていたときだった。
ー―ガサガサ。ガサガサ。
後ろからなにかが近づく音がする。
せめてもあの大きな怪物ではないことを俺は願った。
「暖かい……炎。」
そういって草原からでできた何かは倒れた。
「えっ。人間……?」
俺はそっとその人物に近付いた。
汚れた白い服に、汚れた髪の毛。
そこにいたのは一人の少女だった。
▶置いていく。
起きるまで待つ。
俺は迷わずに起きるまで待つを選択した。
少女一人を置いて何処かへ行けるほど俺もまだクズではなかった。
その少女を自分が寝るはずだったベッド(木の葉を敷いただけ。)に寝かせると俺はそのとなりにもうひとつ同じものを造り
そのまま眠りについた。
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