俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
出会った少女
「広いな……。」
中に入り、数時間立ったが未だに目的の場所にはつかない。
俺は、門の中に入ると真っ先に冒険者ギルドへ行くつもりだった。
しかしどこを歩いてもいっこうにつく気配はない。
それらしき建物も見当たらないし、町を歩いていても町の住人は皆、冒険に行くための装備服とかではなく、私服を着ている。
普通異世界は勝手にそういうものがあると思っていたが違うのだろうか。
「どうしたものか……。」
「あのっ。どうかしましたか?」
俺が悩んでいると後ろから声が聞こえた。
振り向いてみると、紺色の髪をした少女がそこにいた。
「さっきから、何か迷っているようでしたので。」
「実は、ギルドを探していて。どこにあるか教えてもらえませんか?」
「ギルドって冒険者さんたちが集まる場所ですよね。案内します!」
そういうと、少女は「こっちです。」と言い路地裏へと入っていった。
俺は少し少女に不信感を感じながらも、とにかくギルドがあったことに安心し、少女の後へとついていった。
それから数分すると、少女は
「お兄さん、ここです。」
路地裏の一角へと立ち止まった。
そこはギルドのような建物があるとは思えない場所だった。
「どうみても、ここじゃなさそうだか?」
「いいえ、ここであっています。」
少女はそう言うと、手をパンッと鳴らした。
それが合図だったのか、路地の裏の方から一人のごつい男がこちらに近づき、その男が少女の前に膝まずいた。
「シェラ、今回はこの男でいいのか?」
「うんっ。この男、顔は可愛いからきっとそういう趣味のやつに高く売れるよっ。」
そして、シェラと呼ばれた少女は今度はこっちを向くと
「ごめんねお兄さん。でも、騙されたお兄さんが悪いんだよ♪」
そう、シェラが言ったかと思うと今度は後ろから声が聞こえた。
「あんちゃん、わりぃな、少し眠ってな。」
いつの間にかシェラに膝まずいていたはずの男が俺の背後にいた。
そして、男は手に持っていた大きな剣を俺に振り翳す。
ーー遅いな。
その振りは隙だらけでまるで反撃されるのを待っているようだった。
俺はその剣を避けると、剣と男の間に入り込み、みぞおちに拳をねじ込む。
「ゴフッ……。」
俺はそのまま男を壁まで追い詰め、死なない程度に手刀の先を男の首に叩きつけた。
「かはっ。」
男はそのまま壁にもたれ掛かり意識を失った。
「あはっ。凄いねお兄さん。私びっくりしちゃったよ。」
パチパチパチ。
シェラはそう笑うと手のひらを何度か叩いた。
「お兄さん、もし良かったら私の護衛にならない?ちゃんと給料も出すし、いいこともしたげるよ?」
少女は、履いていたスカートの裾を誘うかのように少しめくる。
「遠慮しておく。残念なことに俺はお前に興味がない。」
「そっか……。」
シェラはバックの中から小さな杖を取り出す。そしてその杖を胸元まで持っていくと祈るように手を組み合わせる。
「大きくなぁれ。」
シェラがそう言うと杖はシェラの声に反応し、小さかった杖が木刀くらいの大きさにまでなった。
「お兄さん、一応私は魔法使いで中級以上の魔法を覚えているの。そこに転がってる下級剣士なんかと違う。」
シェラが杖を一回まわすとその杖を俺に向けた。
「我が杖よ。対象を閉じ込めろ。」
シェラが薄く笑うと杖から光蓄積される。
「光魔法・中・光の壁。」
「バイバイお兄さん。殺しはしないから安心してね♪ちゃんと私がお兄さんを売るから。」
そして……シェラの杖から光が発射された。 
中に入り、数時間立ったが未だに目的の場所にはつかない。
俺は、門の中に入ると真っ先に冒険者ギルドへ行くつもりだった。
しかしどこを歩いてもいっこうにつく気配はない。
それらしき建物も見当たらないし、町を歩いていても町の住人は皆、冒険に行くための装備服とかではなく、私服を着ている。
普通異世界は勝手にそういうものがあると思っていたが違うのだろうか。
「どうしたものか……。」
「あのっ。どうかしましたか?」
俺が悩んでいると後ろから声が聞こえた。
振り向いてみると、紺色の髪をした少女がそこにいた。
「さっきから、何か迷っているようでしたので。」
「実は、ギルドを探していて。どこにあるか教えてもらえませんか?」
「ギルドって冒険者さんたちが集まる場所ですよね。案内します!」
そういうと、少女は「こっちです。」と言い路地裏へと入っていった。
俺は少し少女に不信感を感じながらも、とにかくギルドがあったことに安心し、少女の後へとついていった。
それから数分すると、少女は
「お兄さん、ここです。」
路地裏の一角へと立ち止まった。
そこはギルドのような建物があるとは思えない場所だった。
「どうみても、ここじゃなさそうだか?」
「いいえ、ここであっています。」
少女はそう言うと、手をパンッと鳴らした。
それが合図だったのか、路地の裏の方から一人のごつい男がこちらに近づき、その男が少女の前に膝まずいた。
「シェラ、今回はこの男でいいのか?」
「うんっ。この男、顔は可愛いからきっとそういう趣味のやつに高く売れるよっ。」
そして、シェラと呼ばれた少女は今度はこっちを向くと
「ごめんねお兄さん。でも、騙されたお兄さんが悪いんだよ♪」
そう、シェラが言ったかと思うと今度は後ろから声が聞こえた。
「あんちゃん、わりぃな、少し眠ってな。」
いつの間にかシェラに膝まずいていたはずの男が俺の背後にいた。
そして、男は手に持っていた大きな剣を俺に振り翳す。
ーー遅いな。
その振りは隙だらけでまるで反撃されるのを待っているようだった。
俺はその剣を避けると、剣と男の間に入り込み、みぞおちに拳をねじ込む。
「ゴフッ……。」
俺はそのまま男を壁まで追い詰め、死なない程度に手刀の先を男の首に叩きつけた。
「かはっ。」
男はそのまま壁にもたれ掛かり意識を失った。
「あはっ。凄いねお兄さん。私びっくりしちゃったよ。」
パチパチパチ。
シェラはそう笑うと手のひらを何度か叩いた。
「お兄さん、もし良かったら私の護衛にならない?ちゃんと給料も出すし、いいこともしたげるよ?」
少女は、履いていたスカートの裾を誘うかのように少しめくる。
「遠慮しておく。残念なことに俺はお前に興味がない。」
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「大きくなぁれ。」
シェラがそう言うと杖はシェラの声に反応し、小さかった杖が木刀くらいの大きさにまでなった。
「お兄さん、一応私は魔法使いで中級以上の魔法を覚えているの。そこに転がってる下級剣士なんかと違う。」
シェラが杖を一回まわすとその杖を俺に向けた。
「我が杖よ。対象を閉じ込めろ。」
シェラが薄く笑うと杖から光蓄積される。
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コメント
白林
修正いたしました。
今後もよろしくお願いいたします。
白林
指摘ありがとうございます。
本当にそうですね。
ノベルバユーザー350413
死んでって言いながら殺しはしないって矛盾してますよ