公爵令嬢は気ままに生きる

Sakura

目覚め

「うっ…」目覚めるとそこはなんだか見覚えのある部屋。「そうだ。思い出した。ここは私の部屋なんだ。」確か私の名前はシルフィ・カロラ・カソサスで、サロライナ王国のカソサス公爵家の1人娘だったはず。すると、部屋のドア開き茶色の髪でオレンジ色の目をしたメイドが心配そうに入って来た。(確かあのメイドの名前は、サリナだったはず。)「お嬢様、お身体は大丈夫ですか?」「大丈夫です。心配してくれてありがとう。」「それは良かったです。私は公爵様に伝えてきますので、お嬢様は念の為にまたおやすみになられていてください。」そう言うと、サリナは静かに部屋から出ていった。(さて、自分の事を1回整理してみよう。確か私の容姿は、プラチナの髪に、右目がエメラルドで左目がサファイアの色をしたオッドアイだ。そして結構可愛い。年齢は5歳で、もうすぐ王宮で5歳の貴族の子供達を祝うパーティーがあったはず。そして、階段からうっかり落ちてしまってそのまま気絶してしまったはず。どうしよう、落ちてしまったせいで過去の記憶があやふやになっている。)どうしようと悩んでいると、ドアが「コンコン」と叩かれ、「シルフィ、入ってもいいか。」と言う父の声がした。「はい」と、返事をするとドアが開き、蒼い髪に赤い目でとてもカッコイイ父が入って来た。私を見ると安心して「シルフィが元気そうで良かった。身体は大丈夫かい。」と言った。「はい、身体は大丈夫ですが、記憶が少しあやふやになっています。」「そうか。記憶については、これから少しづつ思いだして行こう。それと、ヴェイカが目覚めたと聞いて会いたかっているから、夕食は食堂で食べて欲しい。だか、無理はしないでくれ。」
(ちなみにヴェイカとは私の母だ。)「分かりました、夕食は食堂で食べます。お母様にも会いたいですし。」そう言うと、「そうか」と言って、部屋から出ていった。私は1人部屋の中で(この先何か起こりそうだなぁ。)と思った。


コメント

  • 姉川京

    こういうの待ってました!

    続き投稿楽しみにしてます!

    これからもお互い頑張りましょうね♪

    あともし宜しければ僕の作品もよろしくお願いします!

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