センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)

閃幽零×祝@自作したセンエースの漫画版(12話以降)をBOOTHで販売中

99話 黒き豊穣の女神。


 99話 黒き豊穣の女神。

「私一人では、なかなか厳しい。しかし、そこにおるゲンと合体すれば、不可能ではない。というより、まあまあ楽勝じゃろうな」

「……私は、シュブ=ニグラス。外なる神の頂点ヨグ=ソトースと同列の女神。貴様らのようなカスに支配されるほど矮小な命ではない」

 そこで、シュブは、全身に、魔力とオーラをためこんでいく。

 とんでもなく大きな力だった。
 ゲンでは、彼女を理解することなど出来ない。

 力の次元が違った。

「ちょ……いや……ぇええええ?! なに、あの力ぁああ! 異常! あの女、異常ぉおお!」

 悲鳴をあげることしかできない。
 それほどまでの圧倒的な力。

 その力を前にして、
 バンプティは、

「想定していたよりも大きいのう……」

 アゴ髭をなでつつ、そうつぶやいてから、
 ニィと笑みを浮かべて、

「センエースと共に、100万回分を積んできてよかった。正直、やりすぎだと思っておったが……しかし、無駄ではなかった。というより、必要な一手じゃったな」

 バンプティは、そこから、さらに暴露のアリア・ギアスを積んでいく。

 ゼノでの闘いで、バンプティは強くなったが、
 シュブの強さは膨大。
 できることはすべて積む。

「ゼノロイガーに『マリオネットゲイザー』を繋ぎ、センエースとひたすら殺し合ってきた。弱すぎるロイガーを使って、どうにか、センエースに一矢報いるという訓練を、2万年間、ひたすらに繰り返した。その結果、私はどうにか、私自身を完全に取り戻すことに成功した……私は強いぞ、シュブ=ニグラス」

 積み終えてから、
 バンプティは、自分の器に、すべてを注ぎ込んでいく。

 膨らんでいく。
 バンプティの全部が完成していく。

           
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「――/\**【【究極超神化7】】**/\――」
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 パーフェクトコールの究極超神化7で身を包み込む。

「私の全部を見るがいぃいいいいっ!!」

 覚悟を叫ぶバンプティ。

 バンプティの中に刻まれた特質は無数にある。
 カオス・バンプティルーレット、
 ウルデバッグ・ギアス、
 マフツノカガミ。
 仮想(バーチャル)・神羅萬匠(アポカリプス)‐システム。
 カオスラージャン・エグゾギア-システム。
 アンラッキー・ニルヴァーナ。

 長い時間をかけて、丁寧に、自分の中へと落とし込んできた無数のチート。
 血肉化させたチートを、すべてフル投入して、
 バンプティは、シュブにくらいつく。

 バンプティは強かった。
 膨大な存在値。
 反則級のスペシャル。
 グリムアーツも全て神の領域。
 ソンキーの戦闘力を持ち、
 アポロギスの闇をも併せ持つ、
 ほとんど完璧と言っても過言ではない化け物。

 それが九華十傑の第十席序列二位バンプティ。

 ――けれど、

「ぬわぁあああああああっっ!!」

 ボッコボコにされた。
 バンプティは間違いなく強いのだが、
 しかし、シュブの方が上だった。

 ヨグ=ソトースと同列を名乗るだけのことはある。
 シュブは、あまりにも強すぎた。


 ――二人の闘いを見ていたゲンは、

「……も、ものすげぇ夢だ……まったく理解がおいつかねぇ……」

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