センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
5話 『ガチ中のガチ』の茶柱罪華。
5話 『ガチ中のガチ』の茶柱罪華。
「ほんま、ミレーくらいやで。イカレ方で『コレ』に匹敵すんの」
「……『ソレ』と比べられると、流石にショックなのだけれど」
「はははっ! 流石のミレーも、『ツミカ』と同列扱いはイヤなんやな」
「私は調子に乗っているだけ。ガチ中のガチの『罪華』と一緒にされたら堪らないわ」
「……調子こいとる自覚はあったんやな……」
と、そこで、黒木が、振り返って、
「――罪華さん、そろそろ始業ベルがなりますよぉ。起きてくださぁい」
と声をかけるが、
茶柱は全く起きる気配がない。
一定のリズムで寝息をたてるばかり。
「ほっとけ、ほっとけ。またアゲセン(担任・挙茂(あげも)先生)にシバかれたらええねん」
スヤスヤと眠っている彼女『茶柱 罪華(ちゃばしら つみか)』は、祖父が総理経験者で父親が現総務大臣という、紛う事なき華麗なる超名家に生まれたスーパーお嬢様。
――だというのに、ノリがいいだけの紅院美麗とは違い、本格的にラリっている事でその名を轟かせているサイコパス系美少女。
エアリーウェーブで軽やかに仕上がっている鎖骨ミディの緑髪。
今は隠れているが、非常にパッチリとした、愛され垂れ目で、
ホンワカした顔つきの、見た目だけはユルフワ天使系美少女。
ただ、性格に、大いなる問題を抱えているため、『男子から敬遠されている女生徒ランキング』で常にぶっちぎりのトップを獲得している変態美少女。
――紅院。薬宮。黒木。茶柱。
そして、数ヶ月前に『殺されて』しまった、
もう一人の美少女『久剣一美(くつるぎかずみ)』。
五人合わせて時空ヶ丘のK5と呼ばれている、
『圧倒的な美貌』と『やんごとなきバックボーン』を誇る少女達。
※ K5の表向きの意味は、華麗なる五人。
本当の意味はキ○ガイ5。
――そんな彼女たちの様子を、冷めた目でチラ見しているセン。
(……ほんと、やべぇな、あいつら……)
ドン引きしつつも、
センは、彼女たちから目を離せずにいた。
(……頭はおかしいが、全員、異常なほど美形なんだよなぁ……なんで、天は、あんなヤツらに、あれほどの際立ったギフトを与えたんだろうねぇ……金持ちで、美形で、おまけに頭もいいんだよなぁ、あいつら……)
トコと黒木は、どちらも全教科満点級。
二人と比べたら、紅院は、少し劣るが、
彼女も決してバカではない。
茶柱は、『学校のテストを本気で受けたこと』がないので、
正式な実力は不明だが、
『K5の中で一番知能指数が高いのは茶柱罪華ではないか』、
という『謎の深読み予想』が、
昔から、時空ヶ丘では、まことしやかにささやかれている。
(不公平というか、もはや理不尽のレベルだろ。神の頭はどうなってんだ? ギフトを与えるなら、相手をちゃんと選んでからにしろ。なんで、わざわざ、あんなイカれた連中に……いや、あれほどのギフトを得たからこそ、あんな頭ハッピーセットみたいな状態になっているのか……)
などと、チラチラと、彼女たちを目で追いながら、
そんなことを考えていると、
――そこで、
後ろの席の『蓮手(はすて) 祭太(さいた)』が、
「K5の事が気になる気持ちはよぉく分かるが、あまり、ジロジロ見ていると、『親衛隊』の連中に、脊髄を持っていかれるぞ」
と、そう声をかけてきた。
「ほんま、ミレーくらいやで。イカレ方で『コレ』に匹敵すんの」
「……『ソレ』と比べられると、流石にショックなのだけれど」
「はははっ! 流石のミレーも、『ツミカ』と同列扱いはイヤなんやな」
「私は調子に乗っているだけ。ガチ中のガチの『罪華』と一緒にされたら堪らないわ」
「……調子こいとる自覚はあったんやな……」
と、そこで、黒木が、振り返って、
「――罪華さん、そろそろ始業ベルがなりますよぉ。起きてくださぁい」
と声をかけるが、
茶柱は全く起きる気配がない。
一定のリズムで寝息をたてるばかり。
「ほっとけ、ほっとけ。またアゲセン(担任・挙茂(あげも)先生)にシバかれたらええねん」
スヤスヤと眠っている彼女『茶柱 罪華(ちゃばしら つみか)』は、祖父が総理経験者で父親が現総務大臣という、紛う事なき華麗なる超名家に生まれたスーパーお嬢様。
――だというのに、ノリがいいだけの紅院美麗とは違い、本格的にラリっている事でその名を轟かせているサイコパス系美少女。
エアリーウェーブで軽やかに仕上がっている鎖骨ミディの緑髪。
今は隠れているが、非常にパッチリとした、愛され垂れ目で、
ホンワカした顔つきの、見た目だけはユルフワ天使系美少女。
ただ、性格に、大いなる問題を抱えているため、『男子から敬遠されている女生徒ランキング』で常にぶっちぎりのトップを獲得している変態美少女。
――紅院。薬宮。黒木。茶柱。
そして、数ヶ月前に『殺されて』しまった、
もう一人の美少女『久剣一美(くつるぎかずみ)』。
五人合わせて時空ヶ丘のK5と呼ばれている、
『圧倒的な美貌』と『やんごとなきバックボーン』を誇る少女達。
※ K5の表向きの意味は、華麗なる五人。
本当の意味はキ○ガイ5。
――そんな彼女たちの様子を、冷めた目でチラ見しているセン。
(……ほんと、やべぇな、あいつら……)
ドン引きしつつも、
センは、彼女たちから目を離せずにいた。
(……頭はおかしいが、全員、異常なほど美形なんだよなぁ……なんで、天は、あんなヤツらに、あれほどの際立ったギフトを与えたんだろうねぇ……金持ちで、美形で、おまけに頭もいいんだよなぁ、あいつら……)
トコと黒木は、どちらも全教科満点級。
二人と比べたら、紅院は、少し劣るが、
彼女も決してバカではない。
茶柱は、『学校のテストを本気で受けたこと』がないので、
正式な実力は不明だが、
『K5の中で一番知能指数が高いのは茶柱罪華ではないか』、
という『謎の深読み予想』が、
昔から、時空ヶ丘では、まことしやかにささやかれている。
(不公平というか、もはや理不尽のレベルだろ。神の頭はどうなってんだ? ギフトを与えるなら、相手をちゃんと選んでからにしろ。なんで、わざわざ、あんなイカれた連中に……いや、あれほどのギフトを得たからこそ、あんな頭ハッピーセットみたいな状態になっているのか……)
などと、チラチラと、彼女たちを目で追いながら、
そんなことを考えていると、
――そこで、
後ろの席の『蓮手(はすて) 祭太(さいた)』が、
「K5の事が気になる気持ちはよぉく分かるが、あまり、ジロジロ見ていると、『親衛隊』の連中に、脊髄を持っていかれるぞ」
と、そう声をかけてきた。
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