センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
56話 存在値1。
56話 存在値1。
「ぉいおいおいおい、ちょっとまて……マジで存在値がガタ落ちしているじゃないか……ぅ、ウソだろ、おい……」
センの『ガチ装備品』は、
どれも、『装備者の存在値が一定以上であること』を『装備条件』とするアリア・ギアスが組まれている。
禁止魔カードの効果以外でも、
『存在値に削りを入れてくる技』というのが普通に存在するため、
『マックス値』をボーダーにはしていないが、
『ある程度のステータスアップ効率』を求めた結果、
『それなりに高い値』でアリア・ギアスを組まざるを得なくなり、
結果、
現状のような『存在値1』という状況に追い込まれると、
大半の装備が使用不可になってしまう。
いくつかの装備品は、
保険の意味も込めて、
『結構なデバフ状態であろうと使える』という状態にしているものの、
さすがに『存在値1』の状態だと、発揮できる効果は、かなり低くなる。
「耐性や魔力量やオーラ量はもちろん、隠しステータスも、限界まで下げさせてもらった。それほどまでステータスが低くなってしまえば、究極超神級の『盗賊魔法』を拒絶することは不可能」
そう言いながら、
オメガは、魔法を使って、
センから『すべてのアイテム』を強奪する。
ギリギリ、効果を発揮していた装備品なども、
全て奪われてしまった結果、
センは、完全なる『存在値1』という状態に陥ってしまう。
「こ……こんなふざけたこと、あっていいわけ……『変わった空間魔法で閉じ込める』とか、『相手の能力の一部を封じ込める』とかなら、まだ、理解も出来るが……しかし、いくらなんでも、これは、酷すぎるだろ……強制的に存在値を1にするなんて……そんなこと、通るわけねぇ」
「もちろん、簡単に通したわけじゃねぇよ。お前ほどの『神』を『ゴミ』にするためには天文学的な前提を積む必要がある。――が、しかし、言い方を変えれば、天文学的前提さえつめれば、それも不可能ではないってこと。この世界に『絶対的不可能』は存在しない。一見、100%不可能に見える『センエースを殺す方法』だって、あきらめずに探し尽くせば、見つけることができるんだ」
「……」
「俺は諦めずにもがき続けた。だから、今日、お前を殺せる」
「……」
「伝わってくるぞ、センエース。お前の脳みそは、今、爆発寸前の速度で回転している。会話もおぼつかないほど、お前の頭は沸騰している」
くくっと、おかしそうに笑って、
「必死に考えているところ悪いが、さすがに、どうしようもねぇよ。この状況は、さすがに詰みだ。俺の存在値は17兆を余裕で超えている。お前の戦闘力は認めるが、『存在値1』が『存在値数十兆』に『戦闘で勝つ』のは、限りなく100%に近いレベルの不可能。絶対的不可能は存在しなくとも、限りなく絶対的不可能に近い状況は存在する。それが『今』だ」
「……」
「ま、何と言われようと、お前は、必死になって、この状況をどうにかしようと、頭をまわすだろうがな。お前はそういう男だ。だからこそ、お前は、俺を超えることが出来た。だが、しかし、それがゆえに、お前は死ぬ。俺より強い程度のザコに、俺は負けないから」
「ぉいおいおいおい、ちょっとまて……マジで存在値がガタ落ちしているじゃないか……ぅ、ウソだろ、おい……」
センの『ガチ装備品』は、
どれも、『装備者の存在値が一定以上であること』を『装備条件』とするアリア・ギアスが組まれている。
禁止魔カードの効果以外でも、
『存在値に削りを入れてくる技』というのが普通に存在するため、
『マックス値』をボーダーにはしていないが、
『ある程度のステータスアップ効率』を求めた結果、
『それなりに高い値』でアリア・ギアスを組まざるを得なくなり、
結果、
現状のような『存在値1』という状況に追い込まれると、
大半の装備が使用不可になってしまう。
いくつかの装備品は、
保険の意味も込めて、
『結構なデバフ状態であろうと使える』という状態にしているものの、
さすがに『存在値1』の状態だと、発揮できる効果は、かなり低くなる。
「耐性や魔力量やオーラ量はもちろん、隠しステータスも、限界まで下げさせてもらった。それほどまでステータスが低くなってしまえば、究極超神級の『盗賊魔法』を拒絶することは不可能」
そう言いながら、
オメガは、魔法を使って、
センから『すべてのアイテム』を強奪する。
ギリギリ、効果を発揮していた装備品なども、
全て奪われてしまった結果、
センは、完全なる『存在値1』という状態に陥ってしまう。
「こ……こんなふざけたこと、あっていいわけ……『変わった空間魔法で閉じ込める』とか、『相手の能力の一部を封じ込める』とかなら、まだ、理解も出来るが……しかし、いくらなんでも、これは、酷すぎるだろ……強制的に存在値を1にするなんて……そんなこと、通るわけねぇ」
「もちろん、簡単に通したわけじゃねぇよ。お前ほどの『神』を『ゴミ』にするためには天文学的な前提を積む必要がある。――が、しかし、言い方を変えれば、天文学的前提さえつめれば、それも不可能ではないってこと。この世界に『絶対的不可能』は存在しない。一見、100%不可能に見える『センエースを殺す方法』だって、あきらめずに探し尽くせば、見つけることができるんだ」
「……」
「俺は諦めずにもがき続けた。だから、今日、お前を殺せる」
「……」
「伝わってくるぞ、センエース。お前の脳みそは、今、爆発寸前の速度で回転している。会話もおぼつかないほど、お前の頭は沸騰している」
くくっと、おかしそうに笑って、
「必死に考えているところ悪いが、さすがに、どうしようもねぇよ。この状況は、さすがに詰みだ。俺の存在値は17兆を余裕で超えている。お前の戦闘力は認めるが、『存在値1』が『存在値数十兆』に『戦闘で勝つ』のは、限りなく100%に近いレベルの不可能。絶対的不可能は存在しなくとも、限りなく絶対的不可能に近い状況は存在する。それが『今』だ」
「……」
「ま、何と言われようと、お前は、必死になって、この状況をどうにかしようと、頭をまわすだろうがな。お前はそういう男だ。だからこそ、お前は、俺を超えることが出来た。だが、しかし、それがゆえに、お前は死ぬ。俺より強い程度のザコに、俺は負けないから」
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