センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
18話 どけ、そこのカス。
18話 どけ、そこのカス。
「成果を出したぁ? はぁ? 何言ってんでちゅか、独身で童貞のくせに」
「いや……まあ、その点に関しては、確かに、『なんの成果も得られませんでしたァア!!』と力強く叫ばざるを得ない状況にあるが……」
「しゅ、主上様は、あまりにも高貴すぎて、そこらの女では、相手になりません! よって、これは、主上様の問題ではなく、周囲の問題かと!」
「アダム、その感じのフォローは、逆にキツいから、やめようか」
「アーちゃん、やめて! とっくにお兄のライフはゼロよ! もう勝負はついたのよ!」
「まだ、俺の勝負は始まってすらいねぇよ」
「そうでちゅよね。わかっていまちゅよ。お兄の闘いはこれからだ!」
「お前は、どうしても、俺を終わらせたいのか?!」
だらだらと、特に意味のないおしゃべりをしていると、
そこで、
「――どけ。そこのカス」
という声が聞こえたかと思ったと同時、
センは、頭をグイっと押されて、
イスごと、バターンッッと、
豪快に倒れこむ。
「……いった……え? なに?」
と、困惑しているセンの頭部を、
ガンと、足で踏みつけながら、
彼――『罪帝クリミア』は、
「私がどけと言ったらすぐにどけ。もっと言えば、私にどけと言われる前にどけ。それが世界の常識だ。わかったか、カス」
そう言いながら、
『罪帝クリミア』は、センの頭部を二度ほど踏みつけてから、
「もう一つだけ言っておこう。私はカスとブスが嫌いだ。よって、『カス感が留まることを知らないマヌケ面の貴様』と、そこの『顔面偏差値30前後のブス3匹』は、今後、永遠に、このホテルに入ることは禁じる。これも、本来であれば、言われる前に気づくのが望ましい。今後は、自分が出禁面であることを自覚しながら、生きていけ。もっと言えば、お前の命に意味などないのだから、すみやかに自殺しろ」
そう言い捨てると、
奥の方へと歩いていき、
ドカっと、『いつもの席』に腰かけると、
何事もなかったかのように新聞を読みながら、
紅茶に口をつける。
「……すげぇな、おい……どういう性格してんだよ……」
起き上がりながら、
センは、罪帝を横目に、素直な感想を述べる。
「これまで、何人かクズを見てきたが、あいつは、その中でも、なかなかの上位に入る、とびっきりのスーパースターだな……」
と、センが、あまりの衝撃に困惑していると、
「主上様、許可をいただけますでしょうか」
と、アダムが、すごい顔で、『許可』を求めてきた。
「いや、なんの許可を求めているか知らないけど、とりあえず、却下だ。許したら、なんか、凄惨なことになりそうだから」
「しかし、主上様……このまま、アレを放っておくワケにはいきますまい。この上なく尊き主を足蹴にしたあの男には、無間地獄のアイデンティティとレーゾンデートルを魂魄の深層に刻んであげませんと」
「落ち着け、ドードー……とりあえず、その殺気をおさめろ。俺に向けているんじゃないと分かっているんだが、つい『ごめんなさい』と言ってしまいそうになるほど、お前のオーラは、熱量がハンパない。ぶっちゃけ、こわすぎる」
「成果を出したぁ? はぁ? 何言ってんでちゅか、独身で童貞のくせに」
「いや……まあ、その点に関しては、確かに、『なんの成果も得られませんでしたァア!!』と力強く叫ばざるを得ない状況にあるが……」
「しゅ、主上様は、あまりにも高貴すぎて、そこらの女では、相手になりません! よって、これは、主上様の問題ではなく、周囲の問題かと!」
「アダム、その感じのフォローは、逆にキツいから、やめようか」
「アーちゃん、やめて! とっくにお兄のライフはゼロよ! もう勝負はついたのよ!」
「まだ、俺の勝負は始まってすらいねぇよ」
「そうでちゅよね。わかっていまちゅよ。お兄の闘いはこれからだ!」
「お前は、どうしても、俺を終わらせたいのか?!」
だらだらと、特に意味のないおしゃべりをしていると、
そこで、
「――どけ。そこのカス」
という声が聞こえたかと思ったと同時、
センは、頭をグイっと押されて、
イスごと、バターンッッと、
豪快に倒れこむ。
「……いった……え? なに?」
と、困惑しているセンの頭部を、
ガンと、足で踏みつけながら、
彼――『罪帝クリミア』は、
「私がどけと言ったらすぐにどけ。もっと言えば、私にどけと言われる前にどけ。それが世界の常識だ。わかったか、カス」
そう言いながら、
『罪帝クリミア』は、センの頭部を二度ほど踏みつけてから、
「もう一つだけ言っておこう。私はカスとブスが嫌いだ。よって、『カス感が留まることを知らないマヌケ面の貴様』と、そこの『顔面偏差値30前後のブス3匹』は、今後、永遠に、このホテルに入ることは禁じる。これも、本来であれば、言われる前に気づくのが望ましい。今後は、自分が出禁面であることを自覚しながら、生きていけ。もっと言えば、お前の命に意味などないのだから、すみやかに自殺しろ」
そう言い捨てると、
奥の方へと歩いていき、
ドカっと、『いつもの席』に腰かけると、
何事もなかったかのように新聞を読みながら、
紅茶に口をつける。
「……すげぇな、おい……どういう性格してんだよ……」
起き上がりながら、
センは、罪帝を横目に、素直な感想を述べる。
「これまで、何人かクズを見てきたが、あいつは、その中でも、なかなかの上位に入る、とびっきりのスーパースターだな……」
と、センが、あまりの衝撃に困惑していると、
「主上様、許可をいただけますでしょうか」
と、アダムが、すごい顔で、『許可』を求めてきた。
「いや、なんの許可を求めているか知らないけど、とりあえず、却下だ。許したら、なんか、凄惨なことになりそうだから」
「しかし、主上様……このまま、アレを放っておくワケにはいきますまい。この上なく尊き主を足蹴にしたあの男には、無間地獄のアイデンティティとレーゾンデートルを魂魄の深層に刻んであげませんと」
「落ち着け、ドードー……とりあえず、その殺気をおさめろ。俺に向けているんじゃないと分かっているんだが、つい『ごめんなさい』と言ってしまいそうになるほど、お前のオーラは、熱量がハンパない。ぶっちゃけ、こわすぎる」
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