センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
5話 格下。
5話 格下。
心臓の鼓動が次第に大きくなっていく。
張り裂けそうなほどの爆音。
そんな心臓音の向こうで、
マリスは確かに聞いた。
『――なんと素晴らしい肉体か。褒めてつかわす。貴様は美しい。貴様と私が一つになれば、アウターゴッドになりえる』
そんな言葉の直後、
マリスの全身を、闇色のオーラが包み込む。
ほとんど一瞬で、マリスの全てを奪ったソレは、
「……ぷはぁ……」
我がモノ顔で、マリスの体を操り、
「本当に素晴らしい。これほどの器を得られるとは夢にも思っていなかった」
ニタニタと笑いながら、
「何より素晴らしいのは、相性が完璧という点。……『ディマイズ・マリス』よ、貴様の資質は、私の潜在能力とピッタリとマッチしている。くくく……はははは! いい! いいぞ! もはや、私は、アウターゴッドになったといっても過言ではない!」
そんなマリスの様子を横目に、
カンツが、
「貴様、コスモゾーン・レリックだな? 名前はなんだ?」
「……この私に対して、偉そうな口をきくな、醜い猿め」
「がはははは! ワシの美しさが分からない時点で、貴様は三流以下よ!」
豪快に笑ってから、
カンツは、
「ちなみに、ワシは、カンツと言う。栄えあるゼノリカの天上、九華十傑の第十席序列14位カンツ・ソーヨーシ」
「……14位? くく……どうやら、ずいぶんな格下のようだな」
「まあ、確かに、上位勢ではないな! がははは!」
格下扱いされていながら、
豪快に笑うカンツに対し、
マリスは、怪訝な顔で、
「……神の御前である。控えよ、格下。私はニョグタ。この世界を統べる神の一柱、グレートオールドワンのコスモゾーン・レリック」
「神を名乗るとは業腹だな! まあ、ワシも、一応、神族を名乗ってはいるがなぁ! そういう意味では、同類か! がははははは!」
「貴様のようなゴミと私を一緒にするな。私は、領域外の超越者『アウターゴッド』にすら届きうる異次元の神。貴様のような虫けらとは比べ物にならない高みにある者」
「いいねぇ! 気高いねぇ! がはははは!」
豪快に高笑いを決め込んでから、
カンツは、ニィっと不敵な笑みを強めて、
「さてと、それじゃあ、さっそく見せてもらおうか! 偉大なる神ニョグタ様の実力とやらを!」
そう言いながら、両手にハンドガンを召喚するカンツ。
「ンーフーフー♪」
と、愉快に鼻歌を奏でながら、
『なんの策もない特攻』をかましていく。
猪突猛進。
『まっすぐいってぶっとばす』の精神。
べらぼうな速度で、両手のハンドガンを乱射しながら、
全速前進の暴走を決め込むカンツ。
その、キチ〇イじみた速攻を受けて、
ニョグタは、
「――どばぁあっっ!!!」
速攻でハチの巣になった。
全身穴だらけになったニョグタに、
しかし、カンツは休む事なく弾丸を叩き込み続ける。
「あだだだだだだだっっ!!」
「がはははっ! もっと歌え! 泣き叫べ! がぁーはっはははぁあああ!」
うたうように、踊るように、
カンツは、数えきれない弾丸を、
バカみたいに撃ち続ける。
心臓の鼓動が次第に大きくなっていく。
張り裂けそうなほどの爆音。
そんな心臓音の向こうで、
マリスは確かに聞いた。
『――なんと素晴らしい肉体か。褒めてつかわす。貴様は美しい。貴様と私が一つになれば、アウターゴッドになりえる』
そんな言葉の直後、
マリスの全身を、闇色のオーラが包み込む。
ほとんど一瞬で、マリスの全てを奪ったソレは、
「……ぷはぁ……」
我がモノ顔で、マリスの体を操り、
「本当に素晴らしい。これほどの器を得られるとは夢にも思っていなかった」
ニタニタと笑いながら、
「何より素晴らしいのは、相性が完璧という点。……『ディマイズ・マリス』よ、貴様の資質は、私の潜在能力とピッタリとマッチしている。くくく……はははは! いい! いいぞ! もはや、私は、アウターゴッドになったといっても過言ではない!」
そんなマリスの様子を横目に、
カンツが、
「貴様、コスモゾーン・レリックだな? 名前はなんだ?」
「……この私に対して、偉そうな口をきくな、醜い猿め」
「がはははは! ワシの美しさが分からない時点で、貴様は三流以下よ!」
豪快に笑ってから、
カンツは、
「ちなみに、ワシは、カンツと言う。栄えあるゼノリカの天上、九華十傑の第十席序列14位カンツ・ソーヨーシ」
「……14位? くく……どうやら、ずいぶんな格下のようだな」
「まあ、確かに、上位勢ではないな! がははは!」
格下扱いされていながら、
豪快に笑うカンツに対し、
マリスは、怪訝な顔で、
「……神の御前である。控えよ、格下。私はニョグタ。この世界を統べる神の一柱、グレートオールドワンのコスモゾーン・レリック」
「神を名乗るとは業腹だな! まあ、ワシも、一応、神族を名乗ってはいるがなぁ! そういう意味では、同類か! がははははは!」
「貴様のようなゴミと私を一緒にするな。私は、領域外の超越者『アウターゴッド』にすら届きうる異次元の神。貴様のような虫けらとは比べ物にならない高みにある者」
「いいねぇ! 気高いねぇ! がはははは!」
豪快に高笑いを決め込んでから、
カンツは、ニィっと不敵な笑みを強めて、
「さてと、それじゃあ、さっそく見せてもらおうか! 偉大なる神ニョグタ様の実力とやらを!」
そう言いながら、両手にハンドガンを召喚するカンツ。
「ンーフーフー♪」
と、愉快に鼻歌を奏でながら、
『なんの策もない特攻』をかましていく。
猪突猛進。
『まっすぐいってぶっとばす』の精神。
べらぼうな速度で、両手のハンドガンを乱射しながら、
全速前進の暴走を決め込むカンツ。
その、キチ〇イじみた速攻を受けて、
ニョグタは、
「――どばぁあっっ!!!」
速攻でハチの巣になった。
全身穴だらけになったニョグタに、
しかし、カンツは休む事なく弾丸を叩き込み続ける。
「あだだだだだだだっっ!!」
「がはははっ! もっと歌え! 泣き叫べ! がぁーはっはははぁあああ!」
うたうように、踊るように、
カンツは、数えきれない弾丸を、
バカみたいに撃ち続ける。
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