センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
57話 とにかくヤバい連中。
57話 とにかくヤバい連中。
『では、次、ウチで一番まともな人と言えば?』
『あー、それは厳しいなぁ』
『俺じゃない?』
『いや、アプソロ、お前はブービーだ』
『ちょっと待て。ルリやチャバスチャンは、俺よりヤバいだろ』
『もちろん、その二人も大概だ。しかし、お前の方がワンランク上だ。お前のヤバさはコクが違う』
『ヤマトさんがいるから、目立っていないだけで、あなたは終わっていますよ』
『終わってる、って、なんだ! 人を解体する趣味くらい、お前らにだってあるだろ』
『やり方の問題なんですよねぇ。やるのはいいんですけど、もっとスマートにやってくれません?』
『やるのはいいって言っている時点で、お前も大概なんだよなぁ……』
「――ほらね」
「みんなで集まって、裏で人の悪口言って……最低だねっ。やっぱり、私より、みんなの方がおかしいよぉ」
「ちなみに、この時、あなたは、私たちの『目の前』で、一心不乱に『直前の仕事で解体した人間の大腿骨』をナイフで削って鬼の象をつくっていました。その証拠が、こちらです」
『ところで、ヤマトは、さっきから、何をしているんだ?』
『どうやら、さっきバラしたクズの足の骨で、鬼を彫(ほ)っているようですね』
『……なんで、そんな奇抜なコトをしているんだ? 理由が一ミリも想像できないんだが』
『聞いてみます? ――ヤマトさん、なんで、そんなに、一生懸命、鬼を彫っているんですか?』
『んー? 明日、締め切りだからぁ』
『締め切り? なんのですか?』
『わからないけど、アプくんが、明日締め切りだぞって、うるさいからぁ』
『は? いや、言ってねぇだろ、そんなこと』
『アプくんは、また、そうやってすぐ、ウソをつくぅ。だから、偏平足(へんぺいそく)なんだよぉ』
『偏平足じゃねぇよ。めちゃめちゃ凹凸あるだろうが。てか、嘘と関係ねぇし……いや、そんなことより、マジで言ってないんだけど……え、何言ってんの、お前?』
『え、あれ、アプくんじゃないのぉ? じゃあ、アレ、誰ぇ? あの耳にボールペンが刺さった角刈りのミュージシャンは、いったいだれぇ?』
『……あ、もういい、黙って続けてくれ』
「――これでも、まだ、自分が一番ヤバいとお認めになりませんか?」
「この音声から分かるのは、アプくんの海馬が乱れているってことだけだねぇ。やっぱり、ゴキで一番ヤバいのはアプくんだよぉ」
「アプソロさんが終わっているのは事実。しかし、何度でもいいますが、最強はあなたです。アプソロさんは、ワンランク上のダメ人間ですが、あなたは3ランク上の狂人です」
そんな二人の会話を聞いて、
一般人代表のボーレは、
「ゴキって、こんなんしかいないのか……ヤバい集団だとは聞いていたが、まさか、ここまでとは……おそれいるぜ……」
と、そこで、ストレッチを終えたアモンが、
「昔話に花を咲かせているところ、悪いんだけど、そろそろ、はじめない? 僕、ヒマじゃないんだよね」
「やるのは構いませんよ。ただ先ほどの約束だけは守ってくださいね。私は、あなたを殺せそうだったら、躊躇なく殺しにかかりますが、しかし、それでも、あなたは、絶対に私に殺意を向けない事。いいですね?」
『では、次、ウチで一番まともな人と言えば?』
『あー、それは厳しいなぁ』
『俺じゃない?』
『いや、アプソロ、お前はブービーだ』
『ちょっと待て。ルリやチャバスチャンは、俺よりヤバいだろ』
『もちろん、その二人も大概だ。しかし、お前の方がワンランク上だ。お前のヤバさはコクが違う』
『ヤマトさんがいるから、目立っていないだけで、あなたは終わっていますよ』
『終わってる、って、なんだ! 人を解体する趣味くらい、お前らにだってあるだろ』
『やり方の問題なんですよねぇ。やるのはいいんですけど、もっとスマートにやってくれません?』
『やるのはいいって言っている時点で、お前も大概なんだよなぁ……』
「――ほらね」
「みんなで集まって、裏で人の悪口言って……最低だねっ。やっぱり、私より、みんなの方がおかしいよぉ」
「ちなみに、この時、あなたは、私たちの『目の前』で、一心不乱に『直前の仕事で解体した人間の大腿骨』をナイフで削って鬼の象をつくっていました。その証拠が、こちらです」
『ところで、ヤマトは、さっきから、何をしているんだ?』
『どうやら、さっきバラしたクズの足の骨で、鬼を彫(ほ)っているようですね』
『……なんで、そんな奇抜なコトをしているんだ? 理由が一ミリも想像できないんだが』
『聞いてみます? ――ヤマトさん、なんで、そんなに、一生懸命、鬼を彫っているんですか?』
『んー? 明日、締め切りだからぁ』
『締め切り? なんのですか?』
『わからないけど、アプくんが、明日締め切りだぞって、うるさいからぁ』
『は? いや、言ってねぇだろ、そんなこと』
『アプくんは、また、そうやってすぐ、ウソをつくぅ。だから、偏平足(へんぺいそく)なんだよぉ』
『偏平足じゃねぇよ。めちゃめちゃ凹凸あるだろうが。てか、嘘と関係ねぇし……いや、そんなことより、マジで言ってないんだけど……え、何言ってんの、お前?』
『え、あれ、アプくんじゃないのぉ? じゃあ、アレ、誰ぇ? あの耳にボールペンが刺さった角刈りのミュージシャンは、いったいだれぇ?』
『……あ、もういい、黙って続けてくれ』
「――これでも、まだ、自分が一番ヤバいとお認めになりませんか?」
「この音声から分かるのは、アプくんの海馬が乱れているってことだけだねぇ。やっぱり、ゴキで一番ヤバいのはアプくんだよぉ」
「アプソロさんが終わっているのは事実。しかし、何度でもいいますが、最強はあなたです。アプソロさんは、ワンランク上のダメ人間ですが、あなたは3ランク上の狂人です」
そんな二人の会話を聞いて、
一般人代表のボーレは、
「ゴキって、こんなんしかいないのか……ヤバい集団だとは聞いていたが、まさか、ここまでとは……おそれいるぜ……」
と、そこで、ストレッチを終えたアモンが、
「昔話に花を咲かせているところ、悪いんだけど、そろそろ、はじめない? 僕、ヒマじゃないんだよね」
「やるのは構いませんよ。ただ先ほどの約束だけは守ってくださいね。私は、あなたを殺せそうだったら、躊躇なく殺しにかかりますが、しかし、それでも、あなたは、絶対に私に殺意を向けない事。いいですね?」
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