センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
39話 サクリファイス・リーンカネーション。
39話 サクリファイス・リーンカネーション。
「セレクト、セレクト、セレクト、セレクト、セレクト……BB」
と口にしてから、アイテムボックスに手を伸ばした。
すると、妙な音がして、
謎のエフェクトが発生。
ナイアだけに許された裏技、バグアイテムボックスの顕現!
『いかれたアイテム』が多数収納されているチート技。
あまりに破格チートすぎるため、
使用するごとに、ナイアが自分に課している『縛りレベル』が下がっていく。
縛りレベルが下がれば下がるほど、
ナイアにとって『看過できない不利益』が起こるのだが、
それが実質的に『どういうものであるか』は超・禁則事項ですっ♪
(さすがに『ガチ系』を使うと下がりすぎるからなぁ……縛りレベルを下げずにすむアイテム……となると……やっぱ、これだな……)
――バグアイテムボックスから、一枚の魔カードを取り出しと、
ナイアは、
「裏禁止魔カード、強制執行」
そう宣言した直後、
――許可しない――
そんな声が世界に響いたが、
「強制執行だ、っつってんだろ。お前の意見なんざ聞いてねぇ」
そう吐き捨てると、
「――『サクリファイス・リーンカネーション』――」
宣言しながら、裏禁止魔カードを破り捨てる。
「刻印は……『激昂乱舞』……っ」
と、同時、
ナイアは、
「グフッ……ブゲホッッ!!」
大量の血を吐いた。
噴水のような吐血。
己の血に溺れそうになりながら、
「ぎぃ……」
奥歯をかみしめて、
「……イエローカードってか? ……そんなにムクレるなよ……『こういう傍若無人(ワガママ)』を毎回やるわけじゃねぇ……『もう二度としない』とは言わねぇがなぁ……くくく……」
いまだあふれる大量の血。
頭がクラクラするし、ズキズキもしている。
かなりの痛手。
かなりの無茶。
しかし、やる意味はあった。
やる価値があったかどうかは知らないが。
『素体融合、開始』
どこからか声が響く。
先ほどの声とは別モノだった。
『輝荒王(きこうおう)回路外骨格、構築完了』
気付いた時、ナイアは、『光輝く荒ぶる王』を『身に纏って』いた。
「……パーフェクトエグゾギア……『ゲン的』に言えば当たりだが……『VSセイバーリッチ』で考えると……ぶっちゃけ、そんな大当たりってほどじゃねぇ……ようするには、もろもろ踏まえると、この辺が限界って話だ……」
己(おの)が全身を包み込む膨大な暴力を肌身で感じつつ、ボソっとつぶやくナイア。
サクリファイス・リーンカネーションで引き当てたのは、
『パーフェクト・ラージャン・エグゾギア‐システム』!!
頭からつま先まで、完全に、まるでキグルミのように。
まるで、身長2メートルほどの『荒ぶる王』の内臓や骨を綺麗にくりぬいて、代わりに、その中にナイアが収まっているかのように。
その輝く荒ぶる王は――『半分ほどマシン化した最上級の猛獣や怪獣を丁寧に分解し、その中で最も猛々しいフォルムのパーツ』だけを集めて組み立てたような姿だった。
『この世の全てを破壊しつくさん』としている王の姿が、そこにあった。
半分生きていて、半分機械化している、荒ぶる王。
炎天を飲み込んだような獰猛さ。
存在そのものが、命への警告。
『永遠を想起させる光』と『爆裂のような猛々しさ』が合わさった獣。
無限の猛輝が、
――狂ったように覇を吼(ほ)える。
「セレクト、セレクト、セレクト、セレクト、セレクト……BB」
と口にしてから、アイテムボックスに手を伸ばした。
すると、妙な音がして、
謎のエフェクトが発生。
ナイアだけに許された裏技、バグアイテムボックスの顕現!
『いかれたアイテム』が多数収納されているチート技。
あまりに破格チートすぎるため、
使用するごとに、ナイアが自分に課している『縛りレベル』が下がっていく。
縛りレベルが下がれば下がるほど、
ナイアにとって『看過できない不利益』が起こるのだが、
それが実質的に『どういうものであるか』は超・禁則事項ですっ♪
(さすがに『ガチ系』を使うと下がりすぎるからなぁ……縛りレベルを下げずにすむアイテム……となると……やっぱ、これだな……)
――バグアイテムボックスから、一枚の魔カードを取り出しと、
ナイアは、
「裏禁止魔カード、強制執行」
そう宣言した直後、
――許可しない――
そんな声が世界に響いたが、
「強制執行だ、っつってんだろ。お前の意見なんざ聞いてねぇ」
そう吐き捨てると、
「――『サクリファイス・リーンカネーション』――」
宣言しながら、裏禁止魔カードを破り捨てる。
「刻印は……『激昂乱舞』……っ」
と、同時、
ナイアは、
「グフッ……ブゲホッッ!!」
大量の血を吐いた。
噴水のような吐血。
己の血に溺れそうになりながら、
「ぎぃ……」
奥歯をかみしめて、
「……イエローカードってか? ……そんなにムクレるなよ……『こういう傍若無人(ワガママ)』を毎回やるわけじゃねぇ……『もう二度としない』とは言わねぇがなぁ……くくく……」
いまだあふれる大量の血。
頭がクラクラするし、ズキズキもしている。
かなりの痛手。
かなりの無茶。
しかし、やる意味はあった。
やる価値があったかどうかは知らないが。
『素体融合、開始』
どこからか声が響く。
先ほどの声とは別モノだった。
『輝荒王(きこうおう)回路外骨格、構築完了』
気付いた時、ナイアは、『光輝く荒ぶる王』を『身に纏って』いた。
「……パーフェクトエグゾギア……『ゲン的』に言えば当たりだが……『VSセイバーリッチ』で考えると……ぶっちゃけ、そんな大当たりってほどじゃねぇ……ようするには、もろもろ踏まえると、この辺が限界って話だ……」
己(おの)が全身を包み込む膨大な暴力を肌身で感じつつ、ボソっとつぶやくナイア。
サクリファイス・リーンカネーションで引き当てたのは、
『パーフェクト・ラージャン・エグゾギア‐システム』!!
頭からつま先まで、完全に、まるでキグルミのように。
まるで、身長2メートルほどの『荒ぶる王』の内臓や骨を綺麗にくりぬいて、代わりに、その中にナイアが収まっているかのように。
その輝く荒ぶる王は――『半分ほどマシン化した最上級の猛獣や怪獣を丁寧に分解し、その中で最も猛々しいフォルムのパーツ』だけを集めて組み立てたような姿だった。
『この世の全てを破壊しつくさん』としている王の姿が、そこにあった。
半分生きていて、半分機械化している、荒ぶる王。
炎天を飲み込んだような獰猛さ。
存在そのものが、命への警告。
『永遠を想起させる光』と『爆裂のような猛々しさ』が合わさった獣。
無限の猛輝が、
――狂ったように覇を吼(ほ)える。
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