センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
77話 最強の鏡。
77話 最強の鏡。
「俺よりも美しい光。……お前は、その一人になれる器。だから、さあ、もっと美しく輝け、バンプティ。俺を超えろ」
「……む、無茶をおっしゃる」
「俺は、『また何かやっちゃいました?』系男子じゃねぇからなぁ。ちゃんと自分の高みは理解している。俺は強い。俺は、命の限界に至った神の王。だが、俺はワガママなバカだから『今のままの俺』でいることが、どうしても許せねぇ。ここで終わりたくねぇという、キ〇ガイな願いを捨てきれねぇ」
「それが……主の『望み』……」
バンプティは理解した。
冗談でお茶を濁した先にある神の渇望。
「……いや、ソレは手段さ、あくまでも。『望み』は『違う枠』にある。そうじゃないと、俺はただの無機質な兵器になっちまう」
「もうしわけございません……私の頭では、正直、理解が……」
「愛のない力は虚しいっていう、単純な話さ。……こんなこと、正面から言わせんな、恥ずかしい」
センの言葉を受けて、
バンプティは想う。
(慈愛なき暴力は破壊しか生み出さぬ……主が目指している『先』は……いつだって……命の究極……倫理の最果て……)
「さあ、バンプティ。おかわりだ。もう一歩、先に行こう。まだいける。ガイアが、お前に『もっと輝け』とささやいている」
「ガイア……もうしわけございません。その概念を、私は存じませぬ。その摂理は、いったい――」
「ああ、いや、マジメに受け取らないで。ただのテンプレネタです……ごめんなさい」
主の言葉は、どれもが、あまりにも深すぎて、
バンプティでは、わずかも理解できなかった。
だが、しかし、
『想い』は伝わってきた。
だから、
(私の可能性は、もう……本当の限界に達している……)
ここまで、何度も、何度も、何度も、
『限界』を殺してきたバンプティ。
ありえないほどの高みまでやってきて、
もう本当の本当の本当の目一杯まできてしまって、
しかし、
(しかし、主が望まれているのだ……折れるわけにはいかん……)
目の奥に炎を宿らせて、
再度、自分の限界と向き合う。
バンプティ中では、
理性と悟性(ごせい)が、
『もう無理だ』と叫んでいた。
――『さすがにもう勘弁してくれ』とわめいている自分自身の弱さに対し、
バンプティは、キチ〇イ面で中指をたてて、
「それでも……」
へし折れるほどに、奥歯をかみしめ、
「叫び続ける勇気を……」
――『その言葉』は呪い。
へたり込むことを、死んでも許さない縛り。
疲れ切って、へたり込もうとしても、
荒々しく、首根っこを掴んできて、
ムリヤリ、立ち上がることを強制してくるブラックな神の手。
「ぶっ壊れて、腐って、歪んで……」
――その代わり、その神の手は、
倒れそうになった時、力強く、背中を支えてくれる。
『折れない心』を保ち続ける限り、
何よりも心強い味方でいてくれる、無上の輝き。
「それでもなくさなかった全てを……集めて……」
いつだって、
そのブラックな神の手は、
『輝く明日を求める迷子』を、
光のある方へと引っ張っていってくれた。
例外はない。
――だから、
「ヒーロー見参っっ!!」
バンプティの『鏡』が、
一層、輝きをました。
届いたのは、
プライマル・プラチナスペシャル『マフツノカガミ』。
超級の芸術が執行される。
すべての神々の『良い所取り』をし、
真に完成した『ぼくがかんがえたさいきょうの神』。
センエースが積んだ全てを、
そのまま写し取るだけでは飽き足らず、
バンプティは、
さらに、もっと上を目指す。
限界を超えて、
理屈を超えて、
不可思議を飲み込んで、
「――裏閃流究極真奥義、
クレヨン閃ちゃんシリーズ、
超景戯画トリビュート、
閃国大合戦――」
さらに積んでいく。
限界を殺し、
もっと向こうへ。
「俺よりも美しい光。……お前は、その一人になれる器。だから、さあ、もっと美しく輝け、バンプティ。俺を超えろ」
「……む、無茶をおっしゃる」
「俺は、『また何かやっちゃいました?』系男子じゃねぇからなぁ。ちゃんと自分の高みは理解している。俺は強い。俺は、命の限界に至った神の王。だが、俺はワガママなバカだから『今のままの俺』でいることが、どうしても許せねぇ。ここで終わりたくねぇという、キ〇ガイな願いを捨てきれねぇ」
「それが……主の『望み』……」
バンプティは理解した。
冗談でお茶を濁した先にある神の渇望。
「……いや、ソレは手段さ、あくまでも。『望み』は『違う枠』にある。そうじゃないと、俺はただの無機質な兵器になっちまう」
「もうしわけございません……私の頭では、正直、理解が……」
「愛のない力は虚しいっていう、単純な話さ。……こんなこと、正面から言わせんな、恥ずかしい」
センの言葉を受けて、
バンプティは想う。
(慈愛なき暴力は破壊しか生み出さぬ……主が目指している『先』は……いつだって……命の究極……倫理の最果て……)
「さあ、バンプティ。おかわりだ。もう一歩、先に行こう。まだいける。ガイアが、お前に『もっと輝け』とささやいている」
「ガイア……もうしわけございません。その概念を、私は存じませぬ。その摂理は、いったい――」
「ああ、いや、マジメに受け取らないで。ただのテンプレネタです……ごめんなさい」
主の言葉は、どれもが、あまりにも深すぎて、
バンプティでは、わずかも理解できなかった。
だが、しかし、
『想い』は伝わってきた。
だから、
(私の可能性は、もう……本当の限界に達している……)
ここまで、何度も、何度も、何度も、
『限界』を殺してきたバンプティ。
ありえないほどの高みまでやってきて、
もう本当の本当の本当の目一杯まできてしまって、
しかし、
(しかし、主が望まれているのだ……折れるわけにはいかん……)
目の奥に炎を宿らせて、
再度、自分の限界と向き合う。
バンプティ中では、
理性と悟性(ごせい)が、
『もう無理だ』と叫んでいた。
――『さすがにもう勘弁してくれ』とわめいている自分自身の弱さに対し、
バンプティは、キチ〇イ面で中指をたてて、
「それでも……」
へし折れるほどに、奥歯をかみしめ、
「叫び続ける勇気を……」
――『その言葉』は呪い。
へたり込むことを、死んでも許さない縛り。
疲れ切って、へたり込もうとしても、
荒々しく、首根っこを掴んできて、
ムリヤリ、立ち上がることを強制してくるブラックな神の手。
「ぶっ壊れて、腐って、歪んで……」
――その代わり、その神の手は、
倒れそうになった時、力強く、背中を支えてくれる。
『折れない心』を保ち続ける限り、
何よりも心強い味方でいてくれる、無上の輝き。
「それでもなくさなかった全てを……集めて……」
いつだって、
そのブラックな神の手は、
『輝く明日を求める迷子』を、
光のある方へと引っ張っていってくれた。
例外はない。
――だから、
「ヒーロー見参っっ!!」
バンプティの『鏡』が、
一層、輝きをました。
届いたのは、
プライマル・プラチナスペシャル『マフツノカガミ』。
超級の芸術が執行される。
すべての神々の『良い所取り』をし、
真に完成した『ぼくがかんがえたさいきょうの神』。
センエースが積んだ全てを、
そのまま写し取るだけでは飽き足らず、
バンプティは、
さらに、もっと上を目指す。
限界を超えて、
理屈を超えて、
不可思議を飲み込んで、
「――裏閃流究極真奥義、
クレヨン閃ちゃんシリーズ、
超景戯画トリビュート、
閃国大合戦――」
さらに積んでいく。
限界を殺し、
もっと向こうへ。
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