センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
131話 奇妙な三人組!
131話 奇妙な三人組!
「仮に、この私に依頼しておきながら、他の者も雇うだなんて、そんな失礼なことをされたら、私は、二度と、全宮アギト様の頼みは聞かないでしょうねぇ。まあ、こうして裏切っているので、実際には、二の手を雇っておくべきだったのですが、しかし、まあ、それは結果論ですねぇ」
ケラケラと笑いながらそう言ってから、
ヤマトは、
「ちなみに、一応、今の私にとっての敗北は、『あなたの死』ですので、仮に他の追手がいた場合、けっこう頑張って守るつもりでいますよぉ。全宮テラや完全院リライト級の超絶バケモノでもこない限り、ロコ様が逃げるための時間稼ぎくらいはできると思いますので、ご安心をぉ」
「……それは非常に心強いわね」
言いながらも、ロコは、心の中で、
(どんな心変わりが起きたのかはわからない……ただ、たとえ、それがどれだけのモノだったとしても、ヤマトがイカれているという前提には変化はない……となれば、根っからヤマトを信用することなど到底できない……この女には『強さ』と『精神のイカれ方』に『遊び』がなさすぎる。パンパンに詰まった狂気。あたしではとうてい扱いきれない……)
冷静かつ冷徹に、
(今は、力を借りる必要があるけれど、どこかで排除しないといけない……)
ヤマトの処理方法を考える。
ロコがそう考えているということを、
ヤマトも理解している。
『ロコの本音』はすでに聞いているので、
さほど勘を働かせなくとも、そのぐらいはわかる。
ゆえに、ヤマトは心の中でボソっと、
(無意味な敵意を向けられるのは面倒くさいねぇ……今後は何があろうと、私は『全宮ロコの勢力下の一人』という枠からは抜け出せない……『信頼される』と、それはそれで面倒だから、ある程度の距離感は欲しいところだけれど『排斥する気まんまん』はダルいねぇ……今後は、そのへんも考えていかないとねぇ)
と、そこで、ロコが、
ヤマトに、
「ところで、あんた、これからどうするつもり? すでにゴキのメンバーではなくて、かつ、あたしの勢力下の一人……というのはわかったけれど……それで?」
「全宮学園に入るつもりですよぉ。確か、入試は明日からですよねぇ」
「……学園に……あんたが……?」
「状況的に、ロコ様も、そのつもりだと思われますので……まあ、おともする形になりますねぇ。一応、私は、ロコ様の勢力下の一人ですので、入学試験でも、出来ることがあったらサポートさせていただきますよぉ」
「……たかが、全宮学園の入試程度で、あたしが、誰かの力を借りる必要があるとは思えないわね」
そう言ってから、
ロコは、ゲンに視線を向けて、
「ただ、ゲンが『Sクラス』の入試を楽にパスできるかどうかは懐疑的だから……そっちの試験をサポートしてもらえると助かるわね」
ロコは、ゲンの資質や根性は認めている。
しかし、入試で問われるのは『それだけ』ではない。
「三人そろって、仲良く、全宮学園のSクラスに入るためのサポート……そのミッションは、私の意に反するものではないので、こころよく承諾させていただきますよ、ロコ様ぁ」
そう言って、ニコっと微笑むヤマト。
「今後も『やってもいいかな』と思えるミッションは気前よく受注させていただくつもりですので、何か困ったことがあったら、遠慮なくおっしゃってくださいねぇ」
「……頼もしい限りね」
「仮に、この私に依頼しておきながら、他の者も雇うだなんて、そんな失礼なことをされたら、私は、二度と、全宮アギト様の頼みは聞かないでしょうねぇ。まあ、こうして裏切っているので、実際には、二の手を雇っておくべきだったのですが、しかし、まあ、それは結果論ですねぇ」
ケラケラと笑いながらそう言ってから、
ヤマトは、
「ちなみに、一応、今の私にとっての敗北は、『あなたの死』ですので、仮に他の追手がいた場合、けっこう頑張って守るつもりでいますよぉ。全宮テラや完全院リライト級の超絶バケモノでもこない限り、ロコ様が逃げるための時間稼ぎくらいはできると思いますので、ご安心をぉ」
「……それは非常に心強いわね」
言いながらも、ロコは、心の中で、
(どんな心変わりが起きたのかはわからない……ただ、たとえ、それがどれだけのモノだったとしても、ヤマトがイカれているという前提には変化はない……となれば、根っからヤマトを信用することなど到底できない……この女には『強さ』と『精神のイカれ方』に『遊び』がなさすぎる。パンパンに詰まった狂気。あたしではとうてい扱いきれない……)
冷静かつ冷徹に、
(今は、力を借りる必要があるけれど、どこかで排除しないといけない……)
ヤマトの処理方法を考える。
ロコがそう考えているということを、
ヤマトも理解している。
『ロコの本音』はすでに聞いているので、
さほど勘を働かせなくとも、そのぐらいはわかる。
ゆえに、ヤマトは心の中でボソっと、
(無意味な敵意を向けられるのは面倒くさいねぇ……今後は何があろうと、私は『全宮ロコの勢力下の一人』という枠からは抜け出せない……『信頼される』と、それはそれで面倒だから、ある程度の距離感は欲しいところだけれど『排斥する気まんまん』はダルいねぇ……今後は、そのへんも考えていかないとねぇ)
と、そこで、ロコが、
ヤマトに、
「ところで、あんた、これからどうするつもり? すでにゴキのメンバーではなくて、かつ、あたしの勢力下の一人……というのはわかったけれど……それで?」
「全宮学園に入るつもりですよぉ。確か、入試は明日からですよねぇ」
「……学園に……あんたが……?」
「状況的に、ロコ様も、そのつもりだと思われますので……まあ、おともする形になりますねぇ。一応、私は、ロコ様の勢力下の一人ですので、入学試験でも、出来ることがあったらサポートさせていただきますよぉ」
「……たかが、全宮学園の入試程度で、あたしが、誰かの力を借りる必要があるとは思えないわね」
そう言ってから、
ロコは、ゲンに視線を向けて、
「ただ、ゲンが『Sクラス』の入試を楽にパスできるかどうかは懐疑的だから……そっちの試験をサポートしてもらえると助かるわね」
ロコは、ゲンの資質や根性は認めている。
しかし、入試で問われるのは『それだけ』ではない。
「三人そろって、仲良く、全宮学園のSクラスに入るためのサポート……そのミッションは、私の意に反するものではないので、こころよく承諾させていただきますよ、ロコ様ぁ」
そう言って、ニコっと微笑むヤマト。
「今後も『やってもいいかな』と思えるミッションは気前よく受注させていただくつもりですので、何か困ったことがあったら、遠慮なくおっしゃってくださいねぇ」
「……頼もしい限りね」
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