センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
118話 罪帝ヒミコ。
118話 罪帝ヒミコ。
「な、なぜ……私の『名』を……」
「知っているのかって? もちろん、知っているさ。この世界の事なら、たいがい知っている。なんせ『創っているところ』を『隣』で見ていたからさ」
「……創っているところを……見た……?」
「ああ、だから、小説にまとめられるくらい、この世界については理解している」
「は、はは……」
ヤマトは、苦い顔で笑って、
「まるで、神様のようなことを言う」
「勘違いするなよ、罪帝ヒミコ。俺はお前らの造物主ではない。お前らを創ったのは『俺の知り合い』だ。もっとも『俺のやり方』を『模倣』したワケだから、100%関係がないとも言い切れないがね」
「……」
「理解できないという顔をしているな、罪帝ヒミコ。心配するな。お前が理解しなければいけない箇所など一つもない」
そうつぶやくと、
ゲンは、そこで、
自分の両手や両足、
全身を観察しながら、
「……ほむほむ……崩壊にビビりすぎたあまり、制御システムにリソースを裂きすぎたな……現状だと、出せる力は……『30~50パーセント程度』が限界くさい……いや、この感じだと『10%』……『それ以下』の可能性もある……ま、別にいいけど……なんも問題ねぇし」
そう言いながら、
自分の頭に右手をあてて、
「とりま、ゲン・フォースの人生に、『俺』の記憶は邪魔すぎる……とはいえ、ゲン・フォースの物語を『楽しく』するために、ほんの少しくらいは、残しておきたいところ……あ、いや、やっぱり……んー」
ブツブツ言いながら、
「まあ、こんな感じかな……」
そう言うと、頭から手を放して、
スっと、その視線をヤマトに向けて、
「俺の方の調節は終わり。次はお前だ。……正直な話、そのムサい姿じゃ『楽しくない』な……」
そう言った直後、
ヤマトの視界から、ゲンの姿が消えた。
音も気配もなく、
完全に姿を消してしまったゲン。
ヤマトが、反射的に周囲を見渡そうとした、
その時、
「ぅ……」
体がしびれて動かなくなった。
指一本、動かすことができなくなったヤマト。
そんなヤマトの背後に回っていたゲンが、
『ヤマトの左手にはめられている腕輪』に、手をかざした。
すると、ポォっと淡く光り、
直後、
ヤマトの姿がスゥゥっと変化していく。
手足のヒョロ長さや切れ長の目など、
身体的な特徴はそのままだが、
『明らかに少年』の姿だったものが、
『明らかな少女』の姿へと変貌する。
不健康さを感じさせていた病的な白さは、磨きぬかれた白磁の肌に、
男の子らしい短髪だった髪がスゥと伸びて、あでやかな輝きを放つ。
骨格も、筋肉も、直線的だったものが、しなやかな曲線へと変わり、
喉仏もひっこんで、声質が、かなり高く澄んで、通るようになった。
「やはり、その姿の方が、見栄えがいい……せっかくエロ美しいのだから、下手に歪ませなくていい」
そう言うと、ゲンは、パチンと指を鳴らした。
すると、ヤマトの体を縛っていた魔法がとけて、
ヤマトは自由になった。
動けるようになった直後、
ヤマトは、自分の胸と股間に手をあてた。
5年つきあったコトでようやく慣れてきた『男の象徴』が完全に消滅し、
かわりに『同年代と比べると、かなりボリュームがある胸部』が追加された。
「な、なぜ……私の『名』を……」
「知っているのかって? もちろん、知っているさ。この世界の事なら、たいがい知っている。なんせ『創っているところ』を『隣』で見ていたからさ」
「……創っているところを……見た……?」
「ああ、だから、小説にまとめられるくらい、この世界については理解している」
「は、はは……」
ヤマトは、苦い顔で笑って、
「まるで、神様のようなことを言う」
「勘違いするなよ、罪帝ヒミコ。俺はお前らの造物主ではない。お前らを創ったのは『俺の知り合い』だ。もっとも『俺のやり方』を『模倣』したワケだから、100%関係がないとも言い切れないがね」
「……」
「理解できないという顔をしているな、罪帝ヒミコ。心配するな。お前が理解しなければいけない箇所など一つもない」
そうつぶやくと、
ゲンは、そこで、
自分の両手や両足、
全身を観察しながら、
「……ほむほむ……崩壊にビビりすぎたあまり、制御システムにリソースを裂きすぎたな……現状だと、出せる力は……『30~50パーセント程度』が限界くさい……いや、この感じだと『10%』……『それ以下』の可能性もある……ま、別にいいけど……なんも問題ねぇし」
そう言いながら、
自分の頭に右手をあてて、
「とりま、ゲン・フォースの人生に、『俺』の記憶は邪魔すぎる……とはいえ、ゲン・フォースの物語を『楽しく』するために、ほんの少しくらいは、残しておきたいところ……あ、いや、やっぱり……んー」
ブツブツ言いながら、
「まあ、こんな感じかな……」
そう言うと、頭から手を放して、
スっと、その視線をヤマトに向けて、
「俺の方の調節は終わり。次はお前だ。……正直な話、そのムサい姿じゃ『楽しくない』な……」
そう言った直後、
ヤマトの視界から、ゲンの姿が消えた。
音も気配もなく、
完全に姿を消してしまったゲン。
ヤマトが、反射的に周囲を見渡そうとした、
その時、
「ぅ……」
体がしびれて動かなくなった。
指一本、動かすことができなくなったヤマト。
そんなヤマトの背後に回っていたゲンが、
『ヤマトの左手にはめられている腕輪』に、手をかざした。
すると、ポォっと淡く光り、
直後、
ヤマトの姿がスゥゥっと変化していく。
手足のヒョロ長さや切れ長の目など、
身体的な特徴はそのままだが、
『明らかに少年』の姿だったものが、
『明らかな少女』の姿へと変貌する。
不健康さを感じさせていた病的な白さは、磨きぬかれた白磁の肌に、
男の子らしい短髪だった髪がスゥと伸びて、あでやかな輝きを放つ。
骨格も、筋肉も、直線的だったものが、しなやかな曲線へと変わり、
喉仏もひっこんで、声質が、かなり高く澄んで、通るようになった。
「やはり、その姿の方が、見栄えがいい……せっかくエロ美しいのだから、下手に歪ませなくていい」
そう言うと、ゲンは、パチンと指を鳴らした。
すると、ヤマトの体を縛っていた魔法がとけて、
ヤマトは自由になった。
動けるようになった直後、
ヤマトは、自分の胸と股間に手をあてた。
5年つきあったコトでようやく慣れてきた『男の象徴』が完全に消滅し、
かわりに『同年代と比べると、かなりボリュームがある胸部』が追加された。
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