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・神字について


 ・神字について


 神字の扱いは、神ならば誰でも出来るが、
 その難易度の高さから、神でも神字をまったく使わない者は多い。


 神字は、文字数が莫大に多く、
 ・「複数をくみあわせることで意味が成立するもの」(ひらがなみたいな)
 ・「上とほぼ同じなのだが、効果の質が違うもの」(カタカナみたいな)
    ↑の方が「デメリット」が大きくなり「メリット」が大きくなるとピーキーになる。
 ・「一文字だけで結構な意味が含まれているもの」(漢字、数字、記号みたいな)
 の3つがある。

 神字の見た目は「アラビア語感のある漢字」といった感じ。

 物質に神字を刻み込むと、「神字」の効果が現れる。
 例えば神字で「剣」に「この武器の火力が20%上昇する」と書き込めば、実際にそのとおりになる。

 ただ「書き込まれた神字の効果」が発動するには2つの条件を満たしている必要がある。
 ・「書きこむ者の存在値(神気)が一定以上である」
 ・「使い手の存在値(神気)が一定以上である」


 ※ ちなみに「神気」の説明をしだすと、また止まらないので、
   ここでは、神気のことは、存在値と同じと考えてもかまわない。
   正式にはだいぶ違って「存在値を下地にして発することができる特別なオーラ」なのだが、
   神字の説明では、存在値=神気と考えた方がてっとりばやい。


 神字を書き込む際に「使用者の条件を問わず発動」という条件を書き込むこともでき、
 その場合だと、誰でも使えるようになるが、大幅に効果が薄くなる。


 例として「簡単な効果(この武器の火力が20%上昇する)」をあげたが、
 神字のプログラミングの醍醐味は「どれだけ複雑な命令」であっても、
 先にあげた二つ条件さえ満たしていれば、実行可能であるという点にある。






 例えば、

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「もし敵の体力が70%以上だった時」に限り「攻撃力が20%上昇」する。 
  ↑この効果を「A1」と定める。

  
 「もし敵の体力が70%以下だった時」に限り「防御力が20%上昇」する。
  ↑この効果を「B1」と定める。

 戦闘中、状況が「A1」から「B1」に移行した際、
 それが「自分」の攻撃によるものだった場合「体力が20%回復」する。
 もし「他者」の攻撃によるものだった場合「その者の体力を20%回復」する。 
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 ↑この効果を「クラスA」と定める。


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 「もし敵のMPが80%以上だった時」に限り「防御力が30%上昇」する。 
  ↑この効果を「A2」と定める。

  
 「もし敵のMPが80%以下だった時」に限り「攻撃力が50%上昇」する。
  ↑この効果を「B2」と定める。

 戦闘中、状況が「A2」から「B2」に移行した際、
 それが「敵の魔法攻撃」よるものだった場合「さらに防御力20%低下、攻撃力30%上昇」する。
 もし「敵のバフ・デバフ」よるものだった場合「B2の効果が、防御力70%アップ」に変更。
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  ↑この効果を「クラスB」と定める。



  「クラスA」の移行条件と「クラスB」の移行効果が、両方満たされた場合、
  上位効果である下記の「クラスC」の条件を発動させることができる。




  ↓「クラスC」

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 「30秒間にわたり、瞬間移動の全スペックが30%上昇」
  ↑この効果を「A3」と定める。
  
 「発動条件のあるパッシブスキル」を「2つ」、条件を無視して発動できる。
  ↑この効果を「B3」と定める。

  基本的には「A3」と「B3」の効果が同時に出現するのだが、
  もし「A3」の効果を放棄するならば「B3」の「発動条件無視特典」が、
  「2つ」から「3つ」に増える。
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 アリア・ギアスのように、これらの「前提条件」が面倒くさければ面倒くさいほど「効果」が高くなる。
 逆に、一切、面倒な手順を踏まえることなく「永続的に攻撃力1京%アップ」などと書き込んでも無意味。
 書き込む者の「神気が高ければ高いほど」「条件が厳しければ厳しいほど」、
 「効果」の「値」を大きくすることができる。







 実際に、神器に刻まれている神字の数は、先ほどあげたように、
 まさに、プロラグムといった感じで、結構な文字数になる。
 上記のモノでも「実際に書き込まれる神字プログラム」の1000分の1くらい。
 ちなみに、神字は圧縮することが可能で、ビー玉サイズのアイテムに、
 100万字分の神字プログラムを書き込むこともできる。


 さらには、そんな「神字プロラグム」を複数組み合わせてパッケージ化したものが、
 エクリプスコードであり、エクリプスコード化されている場合、
 「神気」の必要量が減り、「効果量」が高くなる。

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