センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
12話 ゲン・ワンダフォ。
12話 ゲン・ワンダフォ。
(……土台作りのための『努力ポイントを上げる方法』……多々あるが……個人的嗜好とコストパフォーマンスの両立をさせるとなると……)
そこで、チラっとスライムを見つめる。
今も変わらず、ずっと、ニタニタと笑っているだけの雑魚モンスター。
「徹底的に『ここ』で積むのが……結局のところは、一番早い気がする……」
そう判断すると、
「……アリア・ギアスを使って……一発の火力を上げて……『スライムを瞬殺できる』という状態を整え、ひたすらに狩り続ける……これがベスト」
ゲンは考える。
もっとも効率よくスライムを狩るためのアリア・ギアス。
「必殺技名を口にする……精神統一……殴る前に一礼……感謝の正拳突き……ダメだ……それは、実践では使えない……」
この場だけではなく、
『その先』も視野にいれるゲン。
スライムを倒すのはあくまでも土台作り。
目先にとらわれていては、現時点の最大目標である『不老不死』まで届かない。
全体を俯瞰でとらえる目が必要。
「あくまでも、成長サポートとして、感謝のルーティンをぶちこもう。攻撃に関しては、汎用性を高めていく……いつでも、どこでも使えるように……となると、必殺技名を叫ぶパターンと、叫ばないパターンの二つあったほうがいいか……いや、そこぐらいは残しておいた方がいいか……リスクがまったくないとなれば、加算値が微妙になる……それじゃ、そもそも、アリア・ギアスを組む意味がない。つまりは、そこもバランス……必殺技名を口にしないと使えない……その必殺技名が恥ずかしいものであれば、多少は加算できるか……恥ずかしい名前……恥ずかしい名前……やっぱり、自分の名前をつけるのがベストだろうな……『ゲン・ワンダフォ』とかどうだ……相当キツいぞ……死にたくなるレベルだ……人前でその必殺技名を叫ぶ瞬間を想像するだけで卒倒しそうな勢い」
思いつくと、あとは行動するのみ。
ゲンは、まず、
現在の500ポイントを、すべて攻撃力に振った。
結果、ゲンの攻撃力は『11』となった。
(全部ぶちこんだのに……低いなぁ……まあ、でも、このぐらいあれば、なんとかスライムくらいは倒せるだろ……)
ゲンは、胸の前で両手を合わせて、
「心を込めて……一礼……感謝……異世界に転生させてくださった運命に感謝。俺を生んでくれた母に感謝……俺の経験値になってくれるスライムに感謝……」
自分の『中』を、感謝の熱で満たす。
ジンワリと暖かくなってくる。
――感謝の心を胸に、気を高めて、ついでに魔力もちょっと練って、
まっすぐに、前を向き、
「ゲン・ワンダフォオオオッッ!!」
叫びながら、
拳を突き出すと、
スライムのプルプルボディが、
パァンッッ!
と弾けて消えた。
「よっしゃぁ……初経験値、ゲット!」
初めての経験値獲得に対し、感慨にふけっていると、
スマホから、また、
ペイッっと、スライムが飛び出してきた。
「……ああ、そっか。起動をオフらないと、無限に出てくる感じのアレだっけ、確か」
(……土台作りのための『努力ポイントを上げる方法』……多々あるが……個人的嗜好とコストパフォーマンスの両立をさせるとなると……)
そこで、チラっとスライムを見つめる。
今も変わらず、ずっと、ニタニタと笑っているだけの雑魚モンスター。
「徹底的に『ここ』で積むのが……結局のところは、一番早い気がする……」
そう判断すると、
「……アリア・ギアスを使って……一発の火力を上げて……『スライムを瞬殺できる』という状態を整え、ひたすらに狩り続ける……これがベスト」
ゲンは考える。
もっとも効率よくスライムを狩るためのアリア・ギアス。
「必殺技名を口にする……精神統一……殴る前に一礼……感謝の正拳突き……ダメだ……それは、実践では使えない……」
この場だけではなく、
『その先』も視野にいれるゲン。
スライムを倒すのはあくまでも土台作り。
目先にとらわれていては、現時点の最大目標である『不老不死』まで届かない。
全体を俯瞰でとらえる目が必要。
「あくまでも、成長サポートとして、感謝のルーティンをぶちこもう。攻撃に関しては、汎用性を高めていく……いつでも、どこでも使えるように……となると、必殺技名を叫ぶパターンと、叫ばないパターンの二つあったほうがいいか……いや、そこぐらいは残しておいた方がいいか……リスクがまったくないとなれば、加算値が微妙になる……それじゃ、そもそも、アリア・ギアスを組む意味がない。つまりは、そこもバランス……必殺技名を口にしないと使えない……その必殺技名が恥ずかしいものであれば、多少は加算できるか……恥ずかしい名前……恥ずかしい名前……やっぱり、自分の名前をつけるのがベストだろうな……『ゲン・ワンダフォ』とかどうだ……相当キツいぞ……死にたくなるレベルだ……人前でその必殺技名を叫ぶ瞬間を想像するだけで卒倒しそうな勢い」
思いつくと、あとは行動するのみ。
ゲンは、まず、
現在の500ポイントを、すべて攻撃力に振った。
結果、ゲンの攻撃力は『11』となった。
(全部ぶちこんだのに……低いなぁ……まあ、でも、このぐらいあれば、なんとかスライムくらいは倒せるだろ……)
ゲンは、胸の前で両手を合わせて、
「心を込めて……一礼……感謝……異世界に転生させてくださった運命に感謝。俺を生んでくれた母に感謝……俺の経験値になってくれるスライムに感謝……」
自分の『中』を、感謝の熱で満たす。
ジンワリと暖かくなってくる。
――感謝の心を胸に、気を高めて、ついでに魔力もちょっと練って、
まっすぐに、前を向き、
「ゲン・ワンダフォオオオッッ!!」
叫びながら、
拳を突き出すと、
スライムのプルプルボディが、
パァンッッ!
と弾けて消えた。
「よっしゃぁ……初経験値、ゲット!」
初めての経験値獲得に対し、感慨にふけっていると、
スマホから、また、
ペイッっと、スライムが飛び出してきた。
「……ああ、そっか。起動をオフらないと、無限に出てくる感じのアレだっけ、確か」
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