センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
2話 違うなぁ。そうじゃないなぁ。
2話 違うなぁ。そうじゃないなぁ。
(一番のポイントは、やっぱりアレだな……主人公だけが『能力をマニュアルで成長させられる』って点。あそこの見せ方が非常にスマートだった)
主人公以外のキャラは全員、
成長のマニュアル化は適用されていない。
――ありていに言うと『普通』に成長するのだが、
(努力ポイントを自由に振り分けて成長できるシステム。そのシステムが、主人公しか知らない裏技っていうのが非常に秀逸)
――真・第一アルファの裏技集。
その作品における主人公が愛用した裏技の内容とは、ようするに、
『自由に自分をカスタムできる』&『必要な努力を経れば必ず報われる』という裏技。
(スマホに秘密のコードを打ち込むだけでいいってシンプルさも分かりやすくてグッド。――そのシステムの名称が『Pタイプ数真4号』って点は、ちょっと、何言っているか分かんなかったけど……うん、いろいろとツボを抑えていて、悪くなかった)
――などと、心の中で、評価をくだすセン。
『感想』でも書いてやろうか、などと一瞬思ったりもしたが、
(……やめとくか……)
心の中でそうつぶやきつつ、
アクビを一つはさむ。
センは、相当のビブリオマニアだが、感想を書かないタイプだった。
言いたいことや伝えたいことがないわけではないが、
それを形にするのが苦手なタイプ。
何度か、挑戦しようとしたことはあるのだが、
いつも、なぜか、
『お、面白くないこともないなんて思ってないんだからね! ま、毎秒投稿しないと許さないなんて、思ってないんだからね!』
という、もはや、何がなんだかわからない感じに仕上がり、読み返したときにヘコんでしまい、結局、感想を送ることなくソっと天を仰いでしまうのだ。
奇癖持ち、偏屈、異常狂人、ヘビーサイコパス、クレイジーワンダーボーイ、
どの言葉を使えば適格なのかわからないド変態(アンリミテッドバージョン)。
――それが、閃壱番。
(さて、次は何を読むべきか……この『月光の携帯ドラゴン』とか悪くないな……『スマホゲーの二次創作』っていう危うさが、妙にひかれる)
あらすじと一話目だけサラっと流し読みして、
(まあ、アリよりのアリかな)
ブックマークをつけると、
そこでチラっと時計を確認する。
(……今なら、39分の電車に乗れる的なアレだな)
と心の中でつぶやきつつ、
帰り支度をしつつ、
(真・第一アルファの続き……履歴を見る感じだと、毎週土曜日の朝に次話を投稿している感じだな……いいねぇ。毎週投稿は非常に好感が持てるねぇ。もちろん、理想は毎日投稿だけど、まあ、ユーチューブなんかと違って、さすがに、ストーリー小説で毎日投稿は厳しいからね。俺も鬼じゃないから、さすがに『毎日投稿しろ。いっそ、毎日2話投稿しろ』とか、そういう無茶は言わんよ。俺は、その辺、寛容な男なのだ。――しかし、不定期投稿作家、お前はダメだ。あと、エタる作家。お前に関しては許すとか許さないじゃねぇ)
などと、反社会的なことを思っていると、
隣の席の『反町(そるまち)』が、
「なあ、閃。今日、みんなとカラオケいくんだけど、お前もいく?」
その発言に対し、
閃は、まっすぐな視線で、
「非常に魅力的な申し出だ。ゆえに、いきたくないと言えばうそになる――なんてね♪」
お茶目な顔でそう言った。
(一番のポイントは、やっぱりアレだな……主人公だけが『能力をマニュアルで成長させられる』って点。あそこの見せ方が非常にスマートだった)
主人公以外のキャラは全員、
成長のマニュアル化は適用されていない。
――ありていに言うと『普通』に成長するのだが、
(努力ポイントを自由に振り分けて成長できるシステム。そのシステムが、主人公しか知らない裏技っていうのが非常に秀逸)
――真・第一アルファの裏技集。
その作品における主人公が愛用した裏技の内容とは、ようするに、
『自由に自分をカスタムできる』&『必要な努力を経れば必ず報われる』という裏技。
(スマホに秘密のコードを打ち込むだけでいいってシンプルさも分かりやすくてグッド。――そのシステムの名称が『Pタイプ数真4号』って点は、ちょっと、何言っているか分かんなかったけど……うん、いろいろとツボを抑えていて、悪くなかった)
――などと、心の中で、評価をくだすセン。
『感想』でも書いてやろうか、などと一瞬思ったりもしたが、
(……やめとくか……)
心の中でそうつぶやきつつ、
アクビを一つはさむ。
センは、相当のビブリオマニアだが、感想を書かないタイプだった。
言いたいことや伝えたいことがないわけではないが、
それを形にするのが苦手なタイプ。
何度か、挑戦しようとしたことはあるのだが、
いつも、なぜか、
『お、面白くないこともないなんて思ってないんだからね! ま、毎秒投稿しないと許さないなんて、思ってないんだからね!』
という、もはや、何がなんだかわからない感じに仕上がり、読み返したときにヘコんでしまい、結局、感想を送ることなくソっと天を仰いでしまうのだ。
奇癖持ち、偏屈、異常狂人、ヘビーサイコパス、クレイジーワンダーボーイ、
どの言葉を使えば適格なのかわからないド変態(アンリミテッドバージョン)。
――それが、閃壱番。
(さて、次は何を読むべきか……この『月光の携帯ドラゴン』とか悪くないな……『スマホゲーの二次創作』っていう危うさが、妙にひかれる)
あらすじと一話目だけサラっと流し読みして、
(まあ、アリよりのアリかな)
ブックマークをつけると、
そこでチラっと時計を確認する。
(……今なら、39分の電車に乗れる的なアレだな)
と心の中でつぶやきつつ、
帰り支度をしつつ、
(真・第一アルファの続き……履歴を見る感じだと、毎週土曜日の朝に次話を投稿している感じだな……いいねぇ。毎週投稿は非常に好感が持てるねぇ。もちろん、理想は毎日投稿だけど、まあ、ユーチューブなんかと違って、さすがに、ストーリー小説で毎日投稿は厳しいからね。俺も鬼じゃないから、さすがに『毎日投稿しろ。いっそ、毎日2話投稿しろ』とか、そういう無茶は言わんよ。俺は、その辺、寛容な男なのだ。――しかし、不定期投稿作家、お前はダメだ。あと、エタる作家。お前に関しては許すとか許さないじゃねぇ)
などと、反社会的なことを思っていると、
隣の席の『反町(そるまち)』が、
「なあ、閃。今日、みんなとカラオケいくんだけど、お前もいく?」
その発言に対し、
閃は、まっすぐな視線で、
「非常に魅力的な申し出だ。ゆえに、いきたくないと言えばうそになる――なんてね♪」
お茶目な顔でそう言った。
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