センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
38話 比類なき最強神の遠さ。
38話 比類なき最強神の遠さ。
(も、もし神が私を殺す気でここに立っていたならば……私はすでに数千億回ほど死んでいる……)
神にその気はない。
わかっている。
しかし、背筋が凍った。
現実・事実を『それまでよりも高いレベル』で再認識したことで、
根源的な畏怖に包まれる。
――バロールは理解している。
確かに、まだまだ発展途上。
だが、その荒々しさの中には、
間違いなく、まばゆいばかりの煌めきがある。
バロールは天才。
きわめて良質な可能性。
『超最上位世界(アルファ)』――その『トップ層(第2~第9)』の中でも『最高峰の人材である』と認められた超天才。
ゼノリカの天上、九華十傑の第六席。
偉大なる神の親族が一人――ブナッティ・バロール。
そんな超越者である『バロール』の目からしても、
神は、あまりにも……
(――遠い――)
神との演舞で、
バロールは『神の遠さ』を再確認した。
バロールは、シアエガの力を得たことで、
『自分の力が数段階上がった』ことを、
しっかりと自覚している。
バロールは、『おれ、なにかやっちゃいました?』系の特殊な感性など持ち合わせていないので、『自分がたどり着いた世界』の程度が、キチンと正確に把握できている。
(シアエガは、おそらく低位のコスモゾーン・レリックだが、それでも、内包されている力はすさまじい……これを装備している今の私は……これまでとは比べ物にならないくらい強くなっている……なのに……なのに……)
バロールは間違いなく強くなった。
コスモゾーン・レリックを装備した現在、
バロールの総合力はジャミを超えている。
しっかりとしたパワーアップ。
急激な全スペックのスケールアップ。
階段を上がって、一つ上のステージへとたどり着いた。
あの『圧倒的天才(ジャミ)』を、たった一つの武器を装備するだけで超えてしまったという事実に対して、内心ではひどく驚いていた。
正直言って、バロールは、己の『飛躍的成長』に、少しだけ『酔い』を感じていた。
『急激なパワーアップ』という事象に『飲まれる』ことはなくとも、
膨れ上がった力に対し、多少の恍惚を感じてしまうのは仕方のないこと。
――だが、
神の威光に触れたことで、
その安っぽい恍惚は吹っ飛んだ。
(遠すぎる――近づいたことで、より遠く感じる!!)
マイナスの感情によって『恍惚』が消えたのではない。
むしろその逆で、
(ああ! なんと! 我が神は! なんと美しいのか!!)
『神の遠さ』を、これまでよりも『深く解すること』ができた――その恍惚が、
ちっぽけな恍惚を飲み込んでしまったのだ。
バロールは、神を知っている。
神の軌跡を知っている。
隠れ聖典マニアのバロールは、幼いころから、聖典を何度も読みこんでいる。
かつて一度、もったいなくも、『直接的な武のご指導』を賜ったこともある。
バロールは神を知っている。
そんなつもりになっていた。
しかし、
バロールは何も知らなかった。
神の遠さは、
『今のバロールの頭』で理解できる範疇にはなかった。
(これが神! 私の神! 私の全てを包み込む光! ぁあっっ!! 尊いっっっ!)
(も、もし神が私を殺す気でここに立っていたならば……私はすでに数千億回ほど死んでいる……)
神にその気はない。
わかっている。
しかし、背筋が凍った。
現実・事実を『それまでよりも高いレベル』で再認識したことで、
根源的な畏怖に包まれる。
――バロールは理解している。
確かに、まだまだ発展途上。
だが、その荒々しさの中には、
間違いなく、まばゆいばかりの煌めきがある。
バロールは天才。
きわめて良質な可能性。
『超最上位世界(アルファ)』――その『トップ層(第2~第9)』の中でも『最高峰の人材である』と認められた超天才。
ゼノリカの天上、九華十傑の第六席。
偉大なる神の親族が一人――ブナッティ・バロール。
そんな超越者である『バロール』の目からしても、
神は、あまりにも……
(――遠い――)
神との演舞で、
バロールは『神の遠さ』を再確認した。
バロールは、シアエガの力を得たことで、
『自分の力が数段階上がった』ことを、
しっかりと自覚している。
バロールは、『おれ、なにかやっちゃいました?』系の特殊な感性など持ち合わせていないので、『自分がたどり着いた世界』の程度が、キチンと正確に把握できている。
(シアエガは、おそらく低位のコスモゾーン・レリックだが、それでも、内包されている力はすさまじい……これを装備している今の私は……これまでとは比べ物にならないくらい強くなっている……なのに……なのに……)
バロールは間違いなく強くなった。
コスモゾーン・レリックを装備した現在、
バロールの総合力はジャミを超えている。
しっかりとしたパワーアップ。
急激な全スペックのスケールアップ。
階段を上がって、一つ上のステージへとたどり着いた。
あの『圧倒的天才(ジャミ)』を、たった一つの武器を装備するだけで超えてしまったという事実に対して、内心ではひどく驚いていた。
正直言って、バロールは、己の『飛躍的成長』に、少しだけ『酔い』を感じていた。
『急激なパワーアップ』という事象に『飲まれる』ことはなくとも、
膨れ上がった力に対し、多少の恍惚を感じてしまうのは仕方のないこと。
――だが、
神の威光に触れたことで、
その安っぽい恍惚は吹っ飛んだ。
(遠すぎる――近づいたことで、より遠く感じる!!)
マイナスの感情によって『恍惚』が消えたのではない。
むしろその逆で、
(ああ! なんと! 我が神は! なんと美しいのか!!)
『神の遠さ』を、これまでよりも『深く解すること』ができた――その恍惚が、
ちっぽけな恍惚を飲み込んでしまったのだ。
バロールは、神を知っている。
神の軌跡を知っている。
隠れ聖典マニアのバロールは、幼いころから、聖典を何度も読みこんでいる。
かつて一度、もったいなくも、『直接的な武のご指導』を賜ったこともある。
バロールは神を知っている。
そんなつもりになっていた。
しかし、
バロールは何も知らなかった。
神の遠さは、
『今のバロールの頭』で理解できる範疇にはなかった。
(これが神! 私の神! 私の全てを包み込む光! ぁあっっ!! 尊いっっっ!)
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