センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
95話 ネオバグVS神話狩り。
95話 ネオバグVS神話狩り。
「すごいな、このアルテマ・トランスフォームって……これなら、いける……」
ネオバグをボッコボコにしだした虹宮。
その姿を見た岡葉が、
「どうやら、虹宮のスーツはアタッカータイプ……」
先ほどまでの動揺がウソのように冷静さを取り戻し、
「虹宮のスーツと比べれば、ボクらのスーツは、どれも火力的に劣るみたいだ……というわけで、ここまで通り、彼を前面におしだして、ボクらはサポートにまわる! さあ、ここからが本当の勝負だ!」
その号令を合図に、
神話狩り全員が、豪速で、ネオバグを囲っていく。
先ほどまでとは展開力が雲泥の差。
その包囲網の中、突出した力を持つ虹宮が、
10体のネオバグに盛大な圧力をかけていく。
一体に狙いをさだめ、休むことなく、暴力を執行。
結果、
「まずは一匹……」
踏み込んで、放った拳が、ネオバグAの頭部を粉砕した。
驚くほど上がっている火力。
その爆発的に上昇した火力が、
さらに、岡葉たちのサポートによって上昇しているものだから、
「ぐっ! いかん! この火力は耐えきれん! 『B』・『C』・『D』! おまえら、盾になれ! 時間を稼ぐんだ!」
命令を受けた3体は、防御系の魔法やスキルを用いてから、虹宮の前に出る。
その後ろでは、残っている6体が、全力で魔力を練りだした。
6体の魔力が上がっていくのを感知したナツミが、
「あれを放置していたら、かなりヤバそうですよ! どうしますか?!」
その呼びかけに対し、岡葉が、
「しかたない! 虹宮一人を前面に出す安全策は捨て、全員で切り崩す!!」
「となると、逆に、盾の3体は、おれが引き受けた方がよさそうだね」
すぐさま決断すると、
神話狩りのメンバーは、自分にできる最高の仕事を果たそうと全力前進。
その様を見たネオバグは、
「最悪手だな! 『闘神の影を背負う者』以外は恐くない! 凄まじくスペックアップしているようだが、たかが知れている! 『B』『C』『D』! なにひとつ迷うな! そのまま、そいつを抑え込んでおけ! それで詰みだ! ――『E』! ガキどもの対処をお前に任せる! できるな!」
「当然だ」
6体の中の一体が、魔力を溜めるのをやめて、神話狩りと対峙する。
「ボクらを! ナメるなよぉおお!」
岡葉は、腹の底から叫び、
「ホロウ・システム、発動!!」
あらゆる攻撃の貫通値をはねあげるシステムを起動させ、
「結局のところ、ボクらは『トウシくん』のサポート部隊! メインは常にトウシくんに任せると決めている。だから、ボクらに汎用的な能力は必要ない! 尖った武器が一つあればいい! 『使える要素』が一つでもあれば、あとはトウシくんがボクらを完璧に『利用』してくれる!」
両手にオーラを充満させていく。
岡葉は、続けて言う。
「ボクの仕事はぁああ! 風穴をあける事ぉおお! くらえぇえええ! 神様も御用達の超必殺技! 『ディザスター・レイ』!!」
「ぐがっ! ぐぎぎぎぎいいいいい!!」
岡葉の『貫通値がアップしている超火力ゲロビ』を、ガードしきれず、
ネオバグEの腹部に、ガッツリと穴が開いた。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
27029
-
-
57
-
-
1513
-
-
4
-
-
2813
-
-
63
-
-
5
-
-
3395
-
-
112
コメント