センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
3話 これからの予定
3話 これからの予定
そこで、アンドロメダが、厳しい顔つきになり、
「そろそろ、具体的な第一手を選択する時じゃな」
アクエリアスが、
「うむ。まずは、なにから?」
「セファイルの三国同盟サイドを誘導し、トーンの諜報員と接触させ、三国同盟に戦力を密輸する」
「死の商人とスパイに無双させて、国際情勢を徹底的にかき乱すか……わしら、悪魔じゃなぁ」
「ライラ。表現に気をつけろ。さすがに不謹慎だ」
「そうか? わしはそうは思わんけどなぁ」
「見解の違いじゃな、くく」
「……ちっ、貴様らは本当に……」
「――で?」
「魔王国との事前独占連結で、今後、セファイルが天然資源で溢れるという状態はつくれた」
「セファイルの魔道国サイドは『最初から世界大戦を見越していた』――という疑念が産まれるわけじゃな」
「大義名分に実質利益……垂涎の獲物にもなったということじゃな」
「勝ち取れば勝利、分かりやすい報酬でありながら、戦争の物理的中核」
「強制的に成長させたセファイルの内部を混乱させ、周りに睨みあいをさせつつ、徐々に、世界大戦のパッケージを、セファイル中心の経済戦争に推移させていく」
「流れる血の量が、より楽にコントロールできるな」
「その裏では、戦略物資の密輸で、互いの戦力を強化し調節」
「並行して強化される情報部」
「互いの戦争継続能力に対する予測値の明確なデジタル化」
「戦力の飛躍的向上が、そのまま倫理観と抑止力に変換されるという訳じゃな」
「ラムドの動かし方が重要になってくるのう」
「どれだけうまく事を運んでも、一度か二度の、物理的な衝突は不可避」
「正直、流れる血は最小限に収めたい」
「収めたいではない。収めねばならない。我らは巨悪。しかし、常に『無様な悪』は忌避せねばならない」
「混乱の中心……かき乱す役……」
「トーン共和国のカバノンも重要になってくるのう」
「最終的には、カバノンとラムドの対立こそが、世界を貶めている巨悪になるように仕向け、」
「セファイルと組んだリーンが全てを解決に導く、と」
「既に、この世界の主だった産業の裏は牛耳っている。解決したように見せかけるのは容易い。金融システムと税制と労働法を操作するだけでも解決したようには見せられる」
「正直、エックスの経済支配率は、魔カード事業の掌握だけでコントロールできるからのう」
途上世界における、権威的分配のシステム設定は、価値(資源・食糧)の量のみで決まると言っても過言ではない(一歩先に行けば、もちろん、価値の質が問われて面倒臭くなっていくが、そこまで面倒をみるつもりは今のところない)。
『魔石のエネルギー循環率を上げる技術』だけでも革命は成る。
無限の資源を創りだす事は不可能でも、半永久的な生産循環は、現在のゼノリカだと、技術的に不可能ではない。
「富を集約させて、通貨供給量を調節すれば、世界征服は完了。誰も何も文句は言えん」
「その支配権すら、その気になれば、力で奪い取れると勘違いしているフーマー以外はのう」
「フーマーはどうでもいい。あそこは動けない。仮に動いたとしたも、上が対処する。つまり、何も出来ん」
「つまり問題は、戦争の規模をどこまで引き上げるかと、センセーショナルな解決劇、その脚本」
「ここまで徹底して流血量を操りながら、となると、尖った悪意を世界に見せつけるのは、意外と難しいかもしれん」
「弱気じゃな、アクエリアス。よし、わしが、責任をもって、ぬしの仕事を引き継ごう」
「なに、サラっと奪おうとしておるんじゃ、絶対にゆずらんわい」
「ちっ」
「話を戻そう」
「目に見えた血流量……すなわち、悪の演出じゃな」
「そこで、UV9の登場じゃ。やつの死体作成スキルを有効活用する」
「そちらの準備もすでに整っている」
「混乱と絶望、その中心、悪の元凶……はてさて、そんな逆説的衝動からのジンテーゼを抱く事で、わしらにどんなイノベーションが起きるのか」
「楽しみでもあるが、恐くもある……上はそれを望んでおられる」
「それでは、悪を開始しよう。各々の奮闘を期待する。各自協力し、先進誠意、全力で、世界に地獄を見せよう」
「「「「「……リラ・リラ・ゼノリカ……」」」」」
今後の戦争の流れ(予定)、まとめ。
「セファイル内部で、内乱」
「魔王国側(魔人サイド)と三国同盟側(人類サイド)の真っ二つ」
「最終的にセファイルがどちらに寄るか、各国家が見守るタイム」
「それがきっかけ(にみせかけて)で、セファイル内部の経済が急成長」
「同時に、セファイルの三国同盟側が戦略物資を密輸して、三国同盟の戦力も強化」
「互いの戦力が大きくなった結果、逆に動き辛くなる」
「その動き辛さを基盤とした、フーマーを介さない戦争ルールの作成」
「戦争開始。多角的に調節して、無駄な殺戮を抑え込む」
「足りない悪意は、UV9の死体作成能力でカバー(UV9は、大量に積まれた死体というマクガフィン作成要員)」
「ここらで、『ゼノリカの急進派』という存在を、各国の上層部に匂わせる」
『どうやら、この戦争には、裏で糸をひいている黒幕がいる』
『いったい、だれが』
『ゼノリ……カ?』
「どでかい陰謀が見え隠れ。巨悪に対する恐怖と絶望」
『ゼノリカは、人類を浄化しようとしている』
『ゼノリカを、とめなければいけない』
『だが、どうやって? やつらは強大すぎる』
「徐々に情報をコントロールして、『ゼノリカの急進派』をバックにもつカバノンとラムドが悪いという空気をつくりだす」
「ほどよく、世界が混乱したところで、ゼノリカ漸進派登場」
『心配するな、光はここにある』
『ヒーロー見参!!』
「リーンとセファイルのバックとなって、急進派をおさえこむ」
「華麗に戦争終結」
「世界が一つになって、めでたしめでたし」
そこで、アンドロメダが、厳しい顔つきになり、
「そろそろ、具体的な第一手を選択する時じゃな」
アクエリアスが、
「うむ。まずは、なにから?」
「セファイルの三国同盟サイドを誘導し、トーンの諜報員と接触させ、三国同盟に戦力を密輸する」
「死の商人とスパイに無双させて、国際情勢を徹底的にかき乱すか……わしら、悪魔じゃなぁ」
「ライラ。表現に気をつけろ。さすがに不謹慎だ」
「そうか? わしはそうは思わんけどなぁ」
「見解の違いじゃな、くく」
「……ちっ、貴様らは本当に……」
「――で?」
「魔王国との事前独占連結で、今後、セファイルが天然資源で溢れるという状態はつくれた」
「セファイルの魔道国サイドは『最初から世界大戦を見越していた』――という疑念が産まれるわけじゃな」
「大義名分に実質利益……垂涎の獲物にもなったということじゃな」
「勝ち取れば勝利、分かりやすい報酬でありながら、戦争の物理的中核」
「強制的に成長させたセファイルの内部を混乱させ、周りに睨みあいをさせつつ、徐々に、世界大戦のパッケージを、セファイル中心の経済戦争に推移させていく」
「流れる血の量が、より楽にコントロールできるな」
「その裏では、戦略物資の密輸で、互いの戦力を強化し調節」
「並行して強化される情報部」
「互いの戦争継続能力に対する予測値の明確なデジタル化」
「戦力の飛躍的向上が、そのまま倫理観と抑止力に変換されるという訳じゃな」
「ラムドの動かし方が重要になってくるのう」
「どれだけうまく事を運んでも、一度か二度の、物理的な衝突は不可避」
「正直、流れる血は最小限に収めたい」
「収めたいではない。収めねばならない。我らは巨悪。しかし、常に『無様な悪』は忌避せねばならない」
「混乱の中心……かき乱す役……」
「トーン共和国のカバノンも重要になってくるのう」
「最終的には、カバノンとラムドの対立こそが、世界を貶めている巨悪になるように仕向け、」
「セファイルと組んだリーンが全てを解決に導く、と」
「既に、この世界の主だった産業の裏は牛耳っている。解決したように見せかけるのは容易い。金融システムと税制と労働法を操作するだけでも解決したようには見せられる」
「正直、エックスの経済支配率は、魔カード事業の掌握だけでコントロールできるからのう」
途上世界における、権威的分配のシステム設定は、価値(資源・食糧)の量のみで決まると言っても過言ではない(一歩先に行けば、もちろん、価値の質が問われて面倒臭くなっていくが、そこまで面倒をみるつもりは今のところない)。
『魔石のエネルギー循環率を上げる技術』だけでも革命は成る。
無限の資源を創りだす事は不可能でも、半永久的な生産循環は、現在のゼノリカだと、技術的に不可能ではない。
「富を集約させて、通貨供給量を調節すれば、世界征服は完了。誰も何も文句は言えん」
「その支配権すら、その気になれば、力で奪い取れると勘違いしているフーマー以外はのう」
「フーマーはどうでもいい。あそこは動けない。仮に動いたとしたも、上が対処する。つまり、何も出来ん」
「つまり問題は、戦争の規模をどこまで引き上げるかと、センセーショナルな解決劇、その脚本」
「ここまで徹底して流血量を操りながら、となると、尖った悪意を世界に見せつけるのは、意外と難しいかもしれん」
「弱気じゃな、アクエリアス。よし、わしが、責任をもって、ぬしの仕事を引き継ごう」
「なに、サラっと奪おうとしておるんじゃ、絶対にゆずらんわい」
「ちっ」
「話を戻そう」
「目に見えた血流量……すなわち、悪の演出じゃな」
「そこで、UV9の登場じゃ。やつの死体作成スキルを有効活用する」
「そちらの準備もすでに整っている」
「混乱と絶望、その中心、悪の元凶……はてさて、そんな逆説的衝動からのジンテーゼを抱く事で、わしらにどんなイノベーションが起きるのか」
「楽しみでもあるが、恐くもある……上はそれを望んでおられる」
「それでは、悪を開始しよう。各々の奮闘を期待する。各自協力し、先進誠意、全力で、世界に地獄を見せよう」
「「「「「……リラ・リラ・ゼノリカ……」」」」」
今後の戦争の流れ(予定)、まとめ。
「セファイル内部で、内乱」
「魔王国側(魔人サイド)と三国同盟側(人類サイド)の真っ二つ」
「最終的にセファイルがどちらに寄るか、各国家が見守るタイム」
「それがきっかけ(にみせかけて)で、セファイル内部の経済が急成長」
「同時に、セファイルの三国同盟側が戦略物資を密輸して、三国同盟の戦力も強化」
「互いの戦力が大きくなった結果、逆に動き辛くなる」
「その動き辛さを基盤とした、フーマーを介さない戦争ルールの作成」
「戦争開始。多角的に調節して、無駄な殺戮を抑え込む」
「足りない悪意は、UV9の死体作成能力でカバー(UV9は、大量に積まれた死体というマクガフィン作成要員)」
「ここらで、『ゼノリカの急進派』という存在を、各国の上層部に匂わせる」
『どうやら、この戦争には、裏で糸をひいている黒幕がいる』
『いったい、だれが』
『ゼノリ……カ?』
「どでかい陰謀が見え隠れ。巨悪に対する恐怖と絶望」
『ゼノリカは、人類を浄化しようとしている』
『ゼノリカを、とめなければいけない』
『だが、どうやって? やつらは強大すぎる』
「徐々に情報をコントロールして、『ゼノリカの急進派』をバックにもつカバノンとラムドが悪いという空気をつくりだす」
「ほどよく、世界が混乱したところで、ゼノリカ漸進派登場」
『心配するな、光はここにある』
『ヒーロー見参!!』
「リーンとセファイルのバックとなって、急進派をおさえこむ」
「華麗に戦争終結」
「世界が一つになって、めでたしめでたし」
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
1980
-
-
310
-
-
63
-
-
769
-
-
314
-
-
381
-
-
267
-
-
70813
-
-
17
コメント