センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
25話 スリーピース・カースソルジャーの御披露目。
25話 スリーピース・カースソルジャーの御披露目。
セア聖国の代表『プッチ』は、この混沌とした状況を冷静に俯瞰して、魔王国の女王リーン・サクリファイス・ゾーンに対し同情した。
ここまで、プッチは、魔王国に対し、口では、それなりに強い事も言ってきたし、誰よりもラムドの力を欲しているのも事実だが、本心では、決して、リーンを貶めたかったわけではない。
(リーンの思想は本物だ。もし、人類が、もう少し『マシな存在』だったなら、『ぜひ指導者になってもらいたい』と思ってしまうほどの崇高な理想の持ち主)
プッチは、簡単に言えばロリコンである。
幼い見た目の女に食指が動く。
単純に、趣味嗜好の方向性が多少『平均』から外れているだけで、別に、性犯罪者ではない(年齢に対して惹かれるのではなく、童顔や小柄な体躯に惹かれる)。
だからって無条件にリーンを肯定する事はないが、しかし、その性癖ゆえに、リーンに対して、他の代表達よりも多少甘くなってしまう所があるのも事実だった。
より正確に言うなら、甘くなるというより、リーンの思想に『同調してしまうところ』が『なくもない』といったところ。
タイプの女が言っている事には頷きたいという、単純な心理。
とはいえ、
(だが、不完全な人類ではリーンの理想を叶えることはできない。彼女の理想を現実にしようとすれば、完全無欠の神が必要となる。だが、この世界に十全な神はいない。いや、仮に完全な神がいたとしても、人は、神の完全性を信じられないだろうから、結果は同じだろう。所詮、人は人なのだ。崇高な理想には届かない。その現実が見えていないリーンは、結果、世界の支配者たりえない)
プッチは極まった現実主義者であり、かつ国の代表でもあるため、『自身がロリコンで、相手がロリだから』といって『この場での間違った判断』はくださない。
セアは、ラムドを欲している。
だが、牙を向くなら話は別だ。
プッチは魔王国に対して同情的である。
しかし、人類の敵となるなら殲滅する。
(その性質上、『無謀な理想』を追い続けざるをえないリーンは、ここでも、とうぜん、ラムドの暴走を見過ごすことはできない。仮にラムドの切札が現存していたとしても、勇者・リーンと、たてつづけに、世界最高峰の実力者と闘い、リソースを削られまくったラムドなど恐くもなんともない。つまり、ここは静観し、リーンとのぶつかりを見守るのがベスト。リーンとの戦いで疲弊したラムドが相手なら、サーナとカバノンが出るまでもなく、非力な私一人でもなんなく殺し切れるだろう)
――各国の代表が予測した通り、現在、リーン・サクリファイス・ゾーンは、ラムドに対して怒り狂っていた。
眉間にシワを寄せた真っ赤な顔で、ググっとラムドを睨みつけている。
『貴様は、何を言っている』
言葉にこそしていないが、その目は叫んでいた。
『もう喋るな、黙れ』と態度で威圧する。
ゆえに、どの国家の首脳陣も、まだ、呑気な顔をしていた。
もしも、かりに、万が一、ラムドが強硬手段に出たとしても、
必ず、リーンが止め――
「こい、スリーピース・カースソルジャー」
一気に――緊張状態に陥った。
ラムドが、死色に濡れた兵士を三体召喚したことで、
誰もが、止まらない冷や汗を流す。
((((まさか、本当に強硬手段に出るとは――っっ))))
どこかで、流石に『ないだろう』と思っていた各国の首脳陣。
この場は、フーマーを調停者に置いた話し合いの席。
どれだけヒートアップしたとしても舌戦にとどまるだろう。
そう思っていた。
――だが、ラムドは躊躇なくカードを切った。
それも、一目で痛感するジョーカー(番外の切札)を。
となれば、とうぜん、これまでのような『呑気』は通せない。
(な、なんだ、あのおぞましい魔力は……)
(まさか、あれが勇者を殺した力?)
(勇者を相手に使いきった訳ではないのか……っ)
ラムドによって召喚された三体の兵士は、とんでもないオーラを発していた。
一体で勇者に匹敵するほどの力を持つ化け物が、合計三体。
一気に膨れ上がる恐怖と絶望。
ラムドは言う。
「お前らはミスをした。俺をナメた。その代償を払ってもらう」
セア聖国の代表『プッチ』は、この混沌とした状況を冷静に俯瞰して、魔王国の女王リーン・サクリファイス・ゾーンに対し同情した。
ここまで、プッチは、魔王国に対し、口では、それなりに強い事も言ってきたし、誰よりもラムドの力を欲しているのも事実だが、本心では、決して、リーンを貶めたかったわけではない。
(リーンの思想は本物だ。もし、人類が、もう少し『マシな存在』だったなら、『ぜひ指導者になってもらいたい』と思ってしまうほどの崇高な理想の持ち主)
プッチは、簡単に言えばロリコンである。
幼い見た目の女に食指が動く。
単純に、趣味嗜好の方向性が多少『平均』から外れているだけで、別に、性犯罪者ではない(年齢に対して惹かれるのではなく、童顔や小柄な体躯に惹かれる)。
だからって無条件にリーンを肯定する事はないが、しかし、その性癖ゆえに、リーンに対して、他の代表達よりも多少甘くなってしまう所があるのも事実だった。
より正確に言うなら、甘くなるというより、リーンの思想に『同調してしまうところ』が『なくもない』といったところ。
タイプの女が言っている事には頷きたいという、単純な心理。
とはいえ、
(だが、不完全な人類ではリーンの理想を叶えることはできない。彼女の理想を現実にしようとすれば、完全無欠の神が必要となる。だが、この世界に十全な神はいない。いや、仮に完全な神がいたとしても、人は、神の完全性を信じられないだろうから、結果は同じだろう。所詮、人は人なのだ。崇高な理想には届かない。その現実が見えていないリーンは、結果、世界の支配者たりえない)
プッチは極まった現実主義者であり、かつ国の代表でもあるため、『自身がロリコンで、相手がロリだから』といって『この場での間違った判断』はくださない。
セアは、ラムドを欲している。
だが、牙を向くなら話は別だ。
プッチは魔王国に対して同情的である。
しかし、人類の敵となるなら殲滅する。
(その性質上、『無謀な理想』を追い続けざるをえないリーンは、ここでも、とうぜん、ラムドの暴走を見過ごすことはできない。仮にラムドの切札が現存していたとしても、勇者・リーンと、たてつづけに、世界最高峰の実力者と闘い、リソースを削られまくったラムドなど恐くもなんともない。つまり、ここは静観し、リーンとのぶつかりを見守るのがベスト。リーンとの戦いで疲弊したラムドが相手なら、サーナとカバノンが出るまでもなく、非力な私一人でもなんなく殺し切れるだろう)
――各国の代表が予測した通り、現在、リーン・サクリファイス・ゾーンは、ラムドに対して怒り狂っていた。
眉間にシワを寄せた真っ赤な顔で、ググっとラムドを睨みつけている。
『貴様は、何を言っている』
言葉にこそしていないが、その目は叫んでいた。
『もう喋るな、黙れ』と態度で威圧する。
ゆえに、どの国家の首脳陣も、まだ、呑気な顔をしていた。
もしも、かりに、万が一、ラムドが強硬手段に出たとしても、
必ず、リーンが止め――
「こい、スリーピース・カースソルジャー」
一気に――緊張状態に陥った。
ラムドが、死色に濡れた兵士を三体召喚したことで、
誰もが、止まらない冷や汗を流す。
((((まさか、本当に強硬手段に出るとは――っっ))))
どこかで、流石に『ないだろう』と思っていた各国の首脳陣。
この場は、フーマーを調停者に置いた話し合いの席。
どれだけヒートアップしたとしても舌戦にとどまるだろう。
そう思っていた。
――だが、ラムドは躊躇なくカードを切った。
それも、一目で痛感するジョーカー(番外の切札)を。
となれば、とうぜん、これまでのような『呑気』は通せない。
(な、なんだ、あのおぞましい魔力は……)
(まさか、あれが勇者を殺した力?)
(勇者を相手に使いきった訳ではないのか……っ)
ラムドによって召喚された三体の兵士は、とんでもないオーラを発していた。
一体で勇者に匹敵するほどの力を持つ化け物が、合計三体。
一気に膨れ上がる恐怖と絶望。
ラムドは言う。
「お前らはミスをした。俺をナメた。その代償を払ってもらう」
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